<F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(212)>『エアバッグのタカタが1兆円の倒産』★『Takata Saw and Hid Risk in Airbags in 2004, Former Workers Say – NYTimes.com』★『本件は、日米のジャーナリズムが誰の味方をしているか?が明確に現れた深刻な事件です。 本当に情けないの一言です。』
2017/06/25
<F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(212)>
Takata Saw and Hid Risk in Airbags in 2004, Former Workers Say – NYTimes.com
エアバッグのタカタが一兆円の負債を抱えて、民事再生法の適用申請を行いました。
この古い記事は、2014年、NYTの当時のタブチ ヒロコ記者が、米国の事故例を報道、タカタ メキシコの再現実験でも動作不良で大事故に繋がる危険性が明らかになっている事を指摘しています。
タブチ記者は当時 毎月の様にタカタ エアバッグの危険について、早く手を打たなければいけないと強く警鐘を鳴らしていました。日本の新聞では何の音沙汰もありませんでした。
ホンダとタカタの蜜月関係を“忖度“して、当時の日本のジャーナリズムは見て見ぬフリを一年以上続けていました。ホンダを始め、日本の自動車メーカーに嫌われたくない、と。
消費者第一ではなく、大手自動車メーカーの販売に支障が出ることを重視した結果です。なんとか逃げ切れるとも思っていたのです。最悪の被害を厳しく想定し、予想される事態を直視する勇気が無いのです。
全米が大騒ぎになる前に、リコールに踏み切っていれば、負債総額と死傷者の数は減っていたのでは?
ここでも日本のジャーナリズムが、NYTの調査の背景をよく研究し、非常事態であることを見抜いてホンダなどに素早くアラームを出していれば、と悔やまれます。
本件は、日米のジャーナリズムが誰の味方をしているか?が明確に現れた深刻な事件です。
本当に情けないの一言です。
「タカタ」はなぜ転落したのか。超優良メーカーが「民事再生法適用の申請へ」と報じられるまでの軌跡
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/16/takata-airbag_n_17143986.html
池田直渡「週刊モータージャーナル」:「タカタ問題」の論点整理 (1/3) http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1706/19/news039.html
タカタの巨大リコール 「教訓」置き去り
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO16604570Z10C17A5000000/」
関連記事
-
-
知的巨人の百歳学(106)ー農業経済学者・近藤康男(106歳)ー70才の人生の節目を越えて、以後40冊以上の超人的な研究力
睡眠健康法の農業経済学者・近藤康男(106歳)ー70才の人生の節目を越えて、以後 …
-
-
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉔『開戦2ゕ月前の「ロシア紙ノーヴォエ・ヴレーミャ」の報道ー『ロシアと満州』(その歴史的な権利と経過)『1896(明治29)年の条約(露清密約、ロバノフ協定)に基づく』●『ロシア軍の満州からの撤退はなおさら不可能だ。たとえだれかが,この国で費やされた何億もの金をロシア国民に補償金として支払ってくれたとしても。』
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉔『開戦2ゕ月前の 19 …
-
-
日本メルトダウン脱出法(894)【日米首脳会談】海外メディアはどう報じた? 安倍首相の抗議を「驚くほどの強い言葉遣い」と米紙』●『アングル:オバマ大統領の広島訪問、核なき世界への一歩か』●『サミット:世界経済「クライシス」の認識に異論、表現を最終調整へ』●『オピニオン:伊勢志摩サミット成否の分かれ目=竹中平蔵氏』
日本メルトダウン脱出法(894) 【日米首脳会談】海外メディアは …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(197)『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉘『開戦1ゕ月前の「独フランクフルター・ツワイトゥング」の報道』ー「ドイツの日露戦争の見方』●『露日間の朝鮮をめぐる争いがさらに大きな火をおこしてはいけない』●『ヨーロッパ列強のダブルスタンダードー自国のアジアでの利権(植民地の権益)に関係なければ、他国の戦争には関与せず』★『フランスは80年代の中東に,中国に対する軍事行動を公式の宣戦布告なしで行ったし,ヨーロッパのすべての列強は,3年前,中国の首都北京を占領したとき(北支事変)に,一緒に同じことをしてきた』
2017/01/09   …
-
-
日本リーダーパワー史(219) <明治の新聞報道から見た西郷隆盛①> ―死しても愛された西郷隆盛が語るー
日本リーダーパワー史(219) <明治の新聞報道から見 …
-
-
「トランプ関税と戦う方法論⑭」★『日露戦争勝利と「ポーツマス講和会議」の外交決戦始まる②』★『その国の外交インテリジェンスが試される講和談判』★『ロシア側の外交分裂ー講和全権という仕事をウイッテが引き受けた』
2022/04/07/ オンライン講座/ウクライナ戦争と …
-
-
速報(97)『” グーグルの素早い行動が、日本で友人を勝ち取る事に成功している <ニューヨーク・タイムズ(7/10)』
速報(97)『日本のメルトダウン』 『& …
-
-
日本メルトダウン(948)『鈴木敏文氏が語る、GMSの衰退に歯止めがかからない理由』●『 ユニー、ファミマとの統合で大量閉店の衝撃–スーパー、コンビニ以外にも大ナタ』●『MRJ、5度目の納期遅延なら致命傷になる理由』●『日銀有力OB2人が語る金融緩和「限界論」と総括検証の行方』●『世界で闘う「日本の女性」55 リスト全公開!』●『総合SNSが焦る、「スナップチャット」の猛威–フェイスブック陣営に迫る、お化けSNS』
日本メルトダウン(948) 鈴木敏文氏が語る、GMSの衰退に歯止めがかからな …
-
-
『オンライン講座/歴代弁護士の奇人ナンバーワンは誰でしょうか?』ー米国伯爵を授けられたと自称した山崎今朝弥(やまさき・けさや)はハチヤメチャ
2016/07/27 記事再録 …
- PREV
- 日本リーダーパワー史(827)『明治裏面史』 ★『「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、 インテリジェンス㊶』★<記事再録>『日清戦争では世界中の大半が、中国の勝利を予想。イタリアに最初にわたった日本女性・ラクーザお玉 (最初の女流画家)はお百度参りして日本の勝利を祈願した。 ところが、いざ開戦すると連戦連勝に本人もイタリア人もびっくり仰天!』
- NEXT
- 日本リーダーパワー史(828)(人気記事再録)『明治維新150年』★『3・11直後に書いた日本復活は可能か、日本をチェンジせよー明治維新の志士は20歳の若者たちを見習え、を再録』★『今こそ、「ゲームチェンジャー」(時代を変える若者) こそ出でよ、『日本老害社会をぶち壊せ』●『2025年問題」をご存知ですか? 「人口減少」「プア・ジャパニーズ急増」…』★『2025年問題が深刻過ぎる件』
