前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

名リーダーの名言・金言・格言・苦言・千言集(22)『間を利用する』(小池聰行)『時間の贅沢をする』(浦上浩)

   

 ·          

<名リーダーの名言・金言・格言・
苦言
・千言集(22          前坂 俊之選

 

●『ストレスを味方にする』

 

大正海上火災保険社長・石川武

 

自己暗示が石川のストレス解消法だが、いざ仕事に臨むと「ストレスが多いときのほうが、能力が最大限に発揮され
、良い仕事ができる」と、ストレスをむしろ歓迎している。

トップとしてストレスに直面することは宿命であり、自分自身に適度な緊張感を与えるものとして
、プラスのエネルギーに転換させるのだ。

 

◎『間(ま)を利用する』

 オリコン会長・小池聰行

 

小池は

「頼まれごとは言下に断らない」

「ほめるときは直接ほめない」

「叱るときは人前を避ける」

「社長裁断は三日延ばす」

4点を信条にしている。

すぐに断らないことで誠意を、直接ほめないことで感動を、人前を避けることで反省を、
裁断を延ばすことで新しい発見をすることがある、と間の利用を提唱する。

 

◎『振り子は大きく振る』

 

ホンダ副社長・西田通弘

 

これは西田の先輩副社長、藤沢武夫の言葉だ
。西田は「変化に対応する、あるいは変化を求めるときは思い切ってやりなさい。
おそるおそるやってみるとか、最初からこの辺だろうと決めてかかるのはだめですよ」ということだと解説。
そのホンダは本田宗一郎の後継に、大きく振り子を振って45歳の河島喜好を選んだ。

 

◎『時間の贅沢をする』

 リョービ社長・浦上浩

 

経営トップは24時間仕事をしている状態にある。

しかし毎日スケジュールに追われていても、自分で時間をコントロールできる立場にあるのが社長だ。
浦上はそれをうまく利用して時間の贅沢をせよ、と強調する。

好きなスポーツや趣味に没頭することでゆとりが生まれ、ピンチになったときの備えにもなる。

 

★『モノづくりの原点は質の追求せよ』

 

花王会長・常磐文克

 

「市場は量的に飽和することはあっても、質的に成熟するということはありえない」と常盤は言い切る。

 健康でキレイでいたいとか、豊かで快適な暮らしをしたいという基本的な欲求は限りがなく、
常によりよいモノを人々は求めている。量ではなく、質の追求をする姿勢がモノづくりの基本であり、原点だというのだ。

 

◎『比較は自分自身とだけ行え』

東芝会長・土光敏夫 

 

企業内での自分に対しての評価はわかりにくく、つい自分に与えられたポストで一喜一憂してしまう。

 土光は「肩書きは人間の時価を指し示すだけであり、真価ではない」と喝破する
続けて「人間の真価は自分で自分を磨く以外にない。納得できる生き方をしたかどうかだ」と、
冷静な判断と自己鍛錬を求める。

 

●『人事は電光石化でやれ』

 

 三洋電機客員・後藤清一

 

後藤は企業の危機を全社にわたって訴える最良策として、人事異動を挙げる。

 管理職、平社員の区別なく行うことで社内に緊張感が走り、人心を変えるのだ。そこで肝心なことは
電光石火であることだという。特に管理職については1週間以内に実施しないと、デマと混乱を招くと強調している。
 

●『サービス業のキーワードは「で・あ・い」』

ダイエーホークス社長・高塚猛

 

最初の「で」は、「でたらめ」の「で」で、実際の現象にのっとって判断する偶然性を大切すること。

 次の「あ」は「あきらめ」の「あ」。ダメなものはダメとあきらめて、別の有効な作戦はないか、
と発想を転換すること。

 最後の「い」は「いいかげん」の「い」で、細かく計算するのではなく、ほどよく加減すること。

 

 

●『ディスクロージャーを徹底する』

 

ダイナム社長・佐藤洋治

 佐藤は「企業はそこで働く人や消費者との関係で開放的でなくてはならない。そのためには情報は
すべての人と共有できなけばいけない」と、自分を含めて幹部社員が何をやっているか、ディスクロージャー
を徹底している。その佐藤がトップに立つダイナムは、パチンコホールのナンバーワンとして疾走中だ。

 

◎『メーカーは大根役者でよい』

アサヒビール会長・樋口廣太郎

ヒット商品を求めるメーカーは、人気タレントのように多くのお客から支持されないといけない。しかしメーカーとして自分は才能があると思い上がって、受けを狙った商品を開発してはいけないと樋口は諌める。目立とうとするのではなく、地味な大根役者としてコツコツ努力する謙虚な姿勢を続けなさいということ。


 - 人物研究 , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『Z世代のための最強の日本リーダーシップ研究講座㉙」★『明治開国以来、わずか40年で日清、日露戦争で勝利したのは西郷従道の人事抜擢した山本権兵衛だった』

   2009年8月15日「西郷従道」のリーダーパワーの記事 …

『Z世代への昭和史・国難突破力講座⑦』★『最後まで日本の戦争を回避する努力をしたのは吉田茂ただ一人。日本の政治家に勇気のある人は一人もいなかった』★『首相なんて大体バカな奴がやるもんですよ。首相に就任するや否や、新聞雑誌なんかの悪口が始まって、何かといえば、悪口ばかりですからね』

2011/09/25 /日本リーダーパワー史(194)国難を突破した吉田茂の宰相 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(49)記事再録/『明治天皇のリーダーシップ』(2) 大津事件で対ロシアとの重大危機・国難(日露戦争)を未然に防いだ 明治天皇のスピーディーな決断、実行力に学ぶ(下)

    2011/10/05 /日本リーダーパワー …

no image
日本グローバル/リーダーパワー史(660)本田復活/その逆転突破力の秘密ー『有言実行』『CEOと煩雑に対話』『個人技よりミランの勝利を』『若手の怠慢を「アホか!」と一喝!」「ケイスケ・ホンダ? 彼はとても賢いね。 私に頻繁に会いに来るよ。 日本人はイタリア人と違って、 思ったことをそのまま口にするね」(動画あり)

  日本リーダーパワー史(660) 本田復活/その逆転突破力の秘密ー『有言実行』 …

no image
「国難日本史の歴史復習問題」ー 「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、インテリジェンス⑦」★『山座円次郎の外交力』●『山座が「伊藤公を叩き殺さにゃいかん」と吠え 伊藤はカンカンに怒った』★『即時開戦論に山本権兵衛海相は「貴様のいう通りだが、戦争には二十億の金が要る、金はどうしてつくるか」と逆襲』

 「国難日本史の歴史復習問題」ー 「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパ …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(13)記事再録/<本物のリーダー、偉人とは~、この人をみよ> 『 大津波を私財を投じた大堤防で防いだ濱口悟陵 』★『 梧陵66歳の生涯は社会、公共、コミュニティーのために多額の私財を投入じて貢献した稀有の人物です』。

2012-06-01 /日本リーダーパワー史(262) 前坂 俊之(ジャーナリス …

『Z世代のための日本・インド交流史講座①』日本リーダーパワー史(33)『日本とインドの架け橋』―大アジア主義者・頭山満とインド人革命家・ラス・ビハリ・ボース』

  2010/01/19 日本リーダーパワー史(33)記事再録 前坂  …

『Z世代のための日本戦争学入門④』★『平和時に戦争反対はやさしい。戦争時に平和を唱えて戦った軍人は・③』★『日米戦争の敗北を予言した反軍大佐/水野広徳』★『日米非戦論・軍縮を唱え軍部大臣開放論を唱えた』

2018/08/20 /日米戦争の敗北を予言した反軍大佐、ジャーナリスト・水野広 …

『オンライン/2022年はどうなるのか講座➅』★『2022年は明治維新から154年目。日本興亡史は77年サイクルで、1回目の亡国が1945年の太平洋戦争敗戦。それから77年後の現在、再びデジタル敗戦、経済敗戦で後進国に転落中だ』 ★『野口悠紀雄は2030年頃日本がOECDから“脱退”する(先進国から後進国)になっても不思議でない、と警告』

2017/01/11の記事再録 日本リーダーパワー史(755)、『日本興亡学入門 …

『史上最大のジャーナリスト・徳富蘇峰(94歳)の研究』★『近世日本国民史』(戦国時代から徳川時代末(全100巻)と明治期の人物伝などは約500冊近い本を出版』★『その長寿人生作家論の秘密』★「体力養成は品性養成とともに人生の第一義。一日一時間でも多く働ける体力者は一日中の勝利者となり、継続すれば年中の勝利者、人生の勝利者となる』

    2018/6/01  知的巨人の百歳学(1 …