前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『鎌倉カヤック釣りバカ楽々日記』回想録『人生とは重荷を負うて、遠き道を行くが如し(徳川家康)』=「半筆半漁」「晴釣雨読」の「鉄オモリ」のカヌーフィッシング暮らし』★『15年後の今、海水温の1,5度上昇で、磯焼けし藻場も海藻もほぼ全滅、魚は移住してしまったよ!』  

   

 

 

2011/07/07記事再編集

前坂俊之(ジャーナリスト)

半筆半漁」「晴釣雨読」ーの「貧乏天然生活」-私は5月になると、毎週のように、鎌倉材木座海岸からカヌーフィッシングでキスつりに出かける。30年来のわがライフスタイル「老人と海」 鎌倉版である。
待ち遠しい5月連休からキスつりの本番で、そのもう一つの楽しみがヒジキ拾いである。

一、二月はワカメ、四、五月はヒジなどの海藻が、風の吹いた後は海岸の白砂が真っ黒くなるほどたくさん打ち上げられている。
これを拾い集めては、ヒジキの煮物を作るのがおやじの天然生活、わが台所の習慣である。家族にも、ご近所さんにあげるといずれも大好評。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

60歳になってから玄米食にかえた。高圧力マで必ず玄米をたく。ヒジキも高圧がまで40分ほどたけばふんわり柔らかく仕上がる。ヒジキはメよりジクの部分が旨い。これにレンコン、ごぼう、ニンジン、竹輪など油でいためて、ヒジキを煮込こむ。みりん、酒も加えると磯の香りのスタミナ食が出来上がる。


朝食は決まって、玄米に梅干し、黒ゴマをふりかけ、ヒジキ煮をたっぷりのせる。さらに近所の漁師店『もんざ丸』などの鎌倉シラスをふりかけた、特製の海鮮玄米ドンブリである。
カルシュウム、鉄分、ビタミンC、植物繊維の塊、ダイエット食でもある。このヒジキをつけもの代わりに、夜もオカズ代わりに食べるのが、わが元気の基である。

南光坊天海といえば徳川家三代に仕えて、「陰の宰相」として徳川幕府二百五十年の基礎を築いた陰の人物、天海は百八歳まで生きたと伝えられる。

その長寿の秘訣が納豆、豆腐であり、玄米、梅干し、昆布、ゴマ、野菜であった。これは古来からの日本の伝統の長寿食であり、長生きの僧侶たちの精進料理で、私もそっくりこれを実践している。

ちなみにその天海の長生きの秘訣が次の二句である。

気は長く 勤めは固く 色うすく 食細うして 心ひろかれ
粗食 正直 日湯 陀羅尼(だらに=お経を唱える)御下風(おなら)
あそばさるべし

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

つまり、長生きには粗食であること、食事は腹八分で、心はゆったり保て、美食、飽食がいちばん悪い。自分の気持ちに正直に、ストレスをためない、日湯とは毎日風呂に入る。
快便、快屈こそ天海流の長寿法なのである。この教えを守ってか、あの時代に家康も75歳という長寿を保った。

早朝4時半からの釣り3時間の海での体操、そして朝食の後は執筆での頭の体操。午後3時過ぎに一段落すると、こんどは歩け、歩けで、散歩に出かけてストレスを発散するのが
日課である。

必ず、足には各2・5キロの重りを巻きつけて散歩に出る。足を1歩1歩なるべく高くもち上げながら、ゆっくり歩く。腹の筋肉がギシギシと締まる。これで長い階段のある場所まで行き、今度は 「健康階段」 の実践である。

スーパでもよい、駅の階段でもよい、マンションの階段でもよい、マイトレーニングセンターに使える階段のある場所を目指す。5階建てならば計100段はある。これを5回上下すれば、合計1000段の健康階段を利用できる寸法だ。考えてみればどこでも手軽な筋トレ道場になるのである。

●庭にはアジサイが大輪の花を咲かせる。雨の日はとくによろしい。
前の加圧ベルトはポロポロになったので、近くの大型生活用品店にいくと、何と1600円(2・5キロ用)とお得なのが売っていた。これを四六時中、家の中でも巻いて、パソコンで座って原稿を書いている場合などには足を上下して鍛えている次第である。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この方法もスキーヤー・三浦敬三(19042006 101歳)と長男でスキーヤー・冒険家・三浦雄一郎(1932~ 79歳)さん親子の健康法、体力づくりから学んだ。

三浦敬三さんは古希70歳でのエベレストをはじめ傘寿(80歳)、白寿(99歳)の節目で世界の名峰、高峰をスキーで滑った鉄人。オヤジの薫陶を受けた雄一郎氏は一九七〇年にエレベスト8000メートル地点からの大格好に成功するなど、世界7大陸の最高峰からの滑降をなし遂げた。

 

写真・書斎のパソコンで疲れると、90度首を動かすと庭の深い緑が眼を休めて、クリーンアップしてくれるよ)さらに、75歳でもう一度、生活習でブヨブヨに太った体を、鉄アレーを足にまき、重量物のリュックを背負い、高地トレーニングルームで鍛え直して、チャレンジして何と75歳でエベレストの再登頂に成功した超人である。

『いまやらねば いつできる。わしがやらねばだれがやる』『60,70鼻たれ小僧、80,90男ざかり』

の名言を残した107歳の世界芸術家ギネス男の『平櫛田中』翁を尊敬し、この言葉を家中にはりつけたは少しでも実践したいと心がけている。そして、三浦鉄人親子のトレーニング本を座右の書として、まねしている今日この頃である。

 - 人物研究, 健康長寿, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(907)昭和戦後の高度経済成長の立役者・中山素平の経営哲学10ヵ条「大事は軽く、小事は重く」★『八幡、富士製鉄の合併を推進』『進むときは人任せ、退く時は自ら決せ』★『人を挙ぐるには、すべからく退を好む者を挙ぐるべし』

日本リーダーパワー史(907) 日本興業銀行特別顧問 中山 素平(1906-20 …

no image
日本のメルトダウン(530)「沈没中のガラパゴス・日本=2030年、生き残れるのか』(5年前の現状分析、今はもっと早まるか?)

    日本のメルトダウン(530)   …

no image
『女性百寿者の健康長寿名言③』「本気でやる気で元気で根気」●『女は、いつもキリッとしていないと光りません』

 『女性百寿者の健康長寿名言③』   前坂 俊之(ジャーナリス ――― …

『リーダーシップの日本近現代史』(194)記事再録/全米の少女からラブレターが殺到したイケメン・ファースト・サムライの立石斧次郎』 ★ 『トミ-、日本使節の陽気な男』★『大切なのは英語力よりも、ジェスチャー、ネアカ、快活さ、社交的、フレンドリー、オープンマインド 』

立石斧次郎(16)・全米を熱狂させたファースト・イケメン・サムライの立石斧次郎 …

no image
『オンライン/新型コロナパンデミックの研究』-『2021年東京五輪は是が非でも開催、成功させて、日本のデジタル底力を発揮し世界の未来を明るくしよう』★『1964年東京オリンピックを成功させた田中角栄のリーダーシップと突破力』(7月1日)

1964年東京オリンピックと田中角栄    前坂 俊之(ジャーナリスト …

no image
日本リーダーパワー史(720)ー南シナ海裁定で完敗した中国の強硬姿勢の背景にある『China2049―秘密裏に遂行される世界覇権100年戦略』①『中国の夢』の恐るべき陰謀とはー 中国が世界の覇権を握った「帝国」は「自由より秩序、 法より倫理、民主主義と人権よりエリート による支配に価値を置く」①

  日本リーダーパワー史(720)  南シナ海裁定で完敗した中国の強硬姿勢の背後 …

no image
★⑩『世界一の感動スピーチ』ー1300年の歴史で2人目の日本最難関修行の「千日回峰行」を成就した超人・塩沼亮潤/大阿闍梨の『悟りへの道』≪講演ビデオ60分)

 世界一の感動スピーチー 日本最難関修行の「千日回峰行」を成就した 超人・塩沼亮 …

no image
日本リーダーパワー史(763)今回の金正男暗殺事件を見ると、130年前の「朝鮮独立党の金玉均ら」をバックアップして裏切られた結果、「脱亜論」へと一転した福沢諭吉の転換理由がよくわかる➀『金正男氏“暗殺”に「北偵察総局」関与浮上 次のターゲットに息子の名前も…』●『狂乱の正恩氏、「米中密約」でささやかれる米軍斬首作戦 正男氏毒殺の女工作員 すでに死亡情報も』

日本リーダーパワー史(763) 今回の金正男暗殺事件を見ると、130年前の「朝鮮 …

no image
「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日本の新聞が伝えた日英同盟」④桂首相、小村外相か貴衆両院で報告〔明治35年2月13日 時事〕●『『東洋の平和と清国、朝鮮領土保全のため』〔明治35年2月13日 時事新報社説〕』

  ★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日本の新聞が伝えた日英同盟」④ …

“Lecture on Japanese Political History for Generation Z” ★ “Fifty-year collusion between the former Unification Church and the Liberal Democratic Party as seen from the perspective of foreign newspapers such as the New York Times” ★ “Using pseudo-religion and anti-communist movement as signboards, it is practically an anti-Japanese inspirational rip-off” Business” to form a “conglomerate” (giant global enterprise)”

2022年9月10日 『Z世代のための日本政治史講座』★『ニューヨークタイムズな …