「わが80年/釣りバカ日記回顧録(1)」★『2011年3月11日から約1ヵ月後の『Spring in KAMAKURA SEA』』と『老人の海』=『大カサゴにメバルに大漁!ー<だけど『沈黙の春』よ>』
『地球環境異変・海水温の上昇で鎌倉海は海藻、魚の産卵場所がなくなり「死の海」『沈黙の春』と化している。

全く鬱、鬱、スッカリ、原発恐怖、地震恐怖症になってしまった。よし、科学的にもう一度勉強しなおそうと、図書館に行っても、関連本はすべて
貸し出し中で、1冊もない。頭にくるね。そんなわけでストレス300%、夜も不眠症になってしまったよ。
2週間ぶりに帰ってきた。
『そんなもん。海に出りゃ、一発で吹き飛ぶ。何しとる。津波も来るときは,沖に向かって全速力で大波を突っ切りゃいいのじゃ』と一喝されて、
目が覚めた。3月29日以来、3週間ぶりに4月22日午前8時から2人で、鎌倉材木座から1人乗りででたのよ。
和賀江島沖ではしゅんのヒジキが今年は少ない。寒かったせいかね。キスをねらって、逗子市小坪港沖の砂地を流すことにする。
今日はどんより天気で、お天とうさんは顔を出しませんね。自然エネルギが一番いいのにね。
てなわけで、2人で1時間ほど流すが、ピくともせん。ただし、パドルを100、200回とこいで、広い海をスイスイいってると、
体のこりが徐々にとれて、ストレス発散。しかし
時々、地震、津波が襲ってきわせぬかと、地元の津波警報の広報逗子でヒヤヒヤで遠くの大波を警戒する
。
『バカ!、腰ぬけめ!アホ!、来たときは来た時のこと、先のことは心配してもしょうがねえ、出たとこ勝負の腹を固めろ」ーと自分を叱る。丹田に力を込めて深呼吸じゃ。
「なるようになる。心配するな」の一休の教えを腹にたたき込んで、「矢でも鉄砲でも、津波でも何でもきやがれ」―と段々強気になってきたからあら不思議ね。これこそ、自然の癒しじゃよ。ごっつあんですばい。
遠くで、やっていた川越ちゃんが手招きをしている。筋肉パドル300回で、急いで駆けつけると、カワハギの30㎝、
オオカサゴ28センチを上げているではないか。すごいぞ、川越ちゃん、リタイア祝いだね。
そういえばイワシが水面をはねて、空からはカモメ、トンビ、ワシの集団がねらって乱舞しているな。
季節は巡って来る。桜もすでにちり、
海もシラス、イワシの新学期、
元気のいい幼稚園生のイワシちゃんの
デビュタントじゃな。こいつわ、可愛いよ。
ホント、みてると飽きないしね、
生命の息吹を大海のなかで
、かたまってメダカのように群れてイワシが
泳ぐのをカヌーで水面30㎝ほど
の近くから見ると、これまた感動ものだよ。
海も魚も植物も動物も、人間以外は全くの被害者、電気を湯水のごとくつかっている現代人、とくに先進国のわれわれの犯罪行為だよー
ケシカラン、とんでもないことをやらかしてしまったのじゃ。
ーなどなど腹が立ってきて、原発アレルギー、ストレスがまたまた爆発してきたよ。ごめんね、イワシくんよ。

てなこと、怒っているよと、今度はサオがガンガン引いている。上げると、重い、なかなか上がらん。慎重にあげると何と沖メバル(20-25センチ)が、3匹も鈴なり。
午後11時半にきりあげた。今日は大潮。カヌーで帰ったきた材木座海岸は和賀江島と陸続きほど大きく引いている。
広大な砂地があらわれたが、1匹のカニもヤドカリもフナムシ、ウミウシもいない。恐怖にがたがた身震いした。
「沈黙の春」(レイチェル・カーソン)そのもの。
春になっても、生命の輝きは全く砂浜から消えている。30年前から材木座海岸で遊び、散歩し、観察しているが、30年前には干いた砂浜は
ヤドカリがうじゃうじゃいたものだ。ふんずけないように注意したものよ。
カニもにげまわり、生命にあふれていた。今は死の海に。シーン。この変化を知っているのはわれわれ、年よりどもだけじゃ。
原発を日本中の海岸に作ったのも、われわれ年配者の責任―カヌーをその砂地を引き上げて、持ち帰る足取りは重く、心は沈んだ。

関連記事
-
-
『 オンライン講座/東京五輪開幕』★『連日、新競技のスケーボー女子で西矢椛(13歳)が日本最年少での金メダル、スケボー男子では堀米雄斗(22歳)も金メダル、柔道の阿部兄妹の金メダルというメダルラッシュに沸いた。』★『2019年の課題」-『平成30年は終わり、老兵は去るのみ、日本の未来は「Z世代」にたくそう、若手スポーツマンの活躍を見ればわかる』
東京五輪が7月23日に開幕した。 いざフタを開けると開会式が56. …
-
-
<F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(217)>『エルサレム、神殿の丘事件はアラブとイスラエルの緊張状態の実態を白日に曝しました。』★『イスラエル政府が対応を誤ると第?次中東戦争の導火線となるか、パレスチナ人の一斉蜂起(インティファーダ)に直結する、と米欧を心配させている事件です。』
-
-
歴史秘話「上野の西郷さんの銅像はこうして作った」「西郷さんと愛犬」の真相ー彫刻家・高村光雲が語る。
逗子なぎさ橋珈琲テラス通信(2025/10/28 /am1100) 2015/0 …
-
-
『六十、七十,洟たれ小僧の湘南海山ぶらぶら日記』/『つり竿さげて、鎌倉海をカヤックフィシングでさかな君と遊べば楽しいよ』★『「半筆半漁」「晴釣雨読」「鉄オモリをぶら下げて」鎌倉古寺を散歩すれば、悠々自適!』
以下は2011年7月7日に書いた「湘南海山ぶらぶ日記」の再録である。約10年前は …
-
-
最高に面白い人物史⑨人気記事再録『日本風狂人伝(28)』 大預言者(?)で巨人の大本教の開祖・出口王仁三郎のジョーク
日本風狂人伝(28) 大預言者(?)で巨人の大本教の開祖・出口王仁三郎のジョーク …
-
-
『超高齢社会のパスポート-晩晴学のすすめ』★『<〝晩成〟はやすく〝晩晴″は難し>』★『晩晴は人生そのものを第一義とし、真に老いに透徹した達人でなければ達し得ぬ人生最高の境地こそ〝晩晴〟である』
2012/12/29 百歳学入門( …
-
-
『Z世代のための日中韓外交史講座』⑱』★『台湾有事の先駆的事例<台湾出兵>(西郷従道)の研究講座㉔』★『中国が恫喝・侵略と言い張る台湾出兵外交を絶賛した「ニューヨーク・タイムズ」 (1874(明治7年)12月6日付)「新しい東洋の日本外交」』
2013/07/20 日本リー …
-
-
<F国際ビジネスマンのワールド・ITニュース・ウオッチ(218)>『HUAWEIのメデイア パッドを買って実力テストしてみました。タブレットで今一番人気の商品です。』★『映像、音声、処理スピード、液晶のタッチ処理の快適性、ネットとの接続スピード 今の所ところ 全て良しです。見事な出来で感心。』
<F国際ビジネスマンのワールド・ITニュース・ウオッチ(218)> <F氏 …
-
-
日本風狂人列伝(33) 世界的数学者・岡潔は『数学は情緒なり』の奇行の人なり
日本風狂人列伝(33) 世界的数学者・岡潔は『数学は情緒なり』の奇行の人 前坂 …
-
-
『葛飾北斎の「富嶽三十六景」を追跡―富嶽を撮影する湘南絶景ポイントを紹介する』③『逗子なぎさ橋珈琲店テラス、逗子海岸から撮影(12月22日午前7時)』★『鎌倉材木座海岸からみる富士山(動画)』
暮れも押し迫り木枯しが舞う今日このごろの12月。湘南から拝む富士山 …
