前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(77)』●『理研・笹井芳樹氏の自殺原因」「責任の取り方としの自殺」

      2015/01/01

  

 

  『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(77)』

 

●『理研・笹井芳樹氏自殺の原因

現時点の報道で考えられる3つのこと

日本人の責任の取り方の1つとしての自殺は、真実

の解明を不可能にするので、真理の探究を本分とする

科学者の取るべき態度ではない。

同時に理研の無責任体質、笹井氏を追い込んだ

メディアスクラム、メディアの凶器についても

問われねばならない。

 

●『理研・笹井芳樹氏自殺の原因 | 現時点の報道で考えら
れる3つのこと矢幡洋の犯罪心理学と事件-日々

http://crime-psychology.hateblo.jp/entry/2014/08/05/%E7%90%
86%E7%A0%94%E3%83%BB%E7%AC%B9%E4%BA%95%
E8%8A%B3%E6%A8%B9%E6%B0%8F%E8%87%AA%E6%
AE%BA%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0_%7C_%E
7%8F%BE%E6%99%82%E7%82%B9%E3%81%AE%E5%A
0%B1%E9%81%93%E3%81%A7%E8%80%83

 

F氏のコメント>

   さて、笹井氏の件、一つだけ腑に落ちない事があります。

 

   超一流の人材、分子生物学の世界的権威という世評とSTAP

           論文のお粗末ぶりとのギャップです。

   ES細胞、再生医療の世界的権威、日本を代表する分子生

   物学のトップエリートと称され多数の成果を上げている

   彼が、結果的には好い加減な研究を途中迄は賞賛し、こ

   の仮説は正しいと何故信じ続けたのでしょうか?

 

   理研から山梨大へ移動した若山教授、そして自分が面接

   して即採用した小保方嬢、この二人に全幅の信頼を置き

   すぎた、二人の実験データ、プロセスに全く疑問を抱か

   なかった、二人の実験結果と論理にただ乗っていれば、

   自分は論文の文章作法と論理構成だけに留意していれば

   それで良しとしていた様です。

 

   一部始終が自分自身の実験と論証であれば、逐条逐語の

   吟味は一流だったのでしょう。自分がやらない不正は他人

   もやらない、いわんや旧知の仲間であれば100%信頼して

   当然という純粋な方だったのでしょうか?人を疑う事を

   知らない子供のような方だったのでしょうか?

 

   二人の実験結果とエビデンスを本来の厳しい学者の目で

   一つ一つ吟味していれば、斯様な悲惨な結末は避けられた

   訳です。

   結果的には、笹井氏からの全幅の信頼を良い事に、小保方、

   若山の両氏が、笹井氏を騙したことになります。

 

   もし二人に笹井氏から隠れた不正行為があれば、それは

   自分のキャリアに致命的な汚点となる、斯様なリスクを

   ほとんど顧みていないお人好しだったのでしょうか?

 

   笹井氏が、二人の実験作業の要所に具体的かつ頻繁に介入

   していれば、と惜しまれます。名前を貸して、命を失いま

   した。

   今回の汚点を除けば、超一流の人材という高い評価が未だ

   に信じられません。

 

 

 

●『笹井芳樹氏自殺の背景ーー小保方晴子氏が開けて

しまった研究界の「パンドラの箱」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40061

 

 

◎「単に袋叩きにあってる状態から逃げたいだけ」理研・

笹井芳樹氏の自殺に対する著名人の反応まとめ

http://spotlight-media.jp/article/46106762143735185

 

 

 - 現代史研究 , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(857)ー『今回の「北朝鮮有事危機」は真に国難に該当するものなのか』★『「北朝鮮危機」こそが自民党圧勝の最大要因だ 英メディアは日本の総選挙をどう分析したか』★『トランプの強気が招く偶発的核戦争』★『衆院選で明白、政治家のレベルの低さこそ本当の「国難」』

日本リーダーパワー史(857) 日本史における「国難」4戦争と 『朝鮮有事』『朝 …

『Z世代のための<日本安全保障史>講座⑤」『日露戦争は民族戦争・宗教戦争ではなく防衛戦争』★『ドイツ・ロシアの陰謀の<黄禍論>に対して国際正義で反論した明治トップリーダーのインテリジェンス戦略に学ぶ』★『英国タイムズ紙、1904(明治37)年6月6日付記事を読めばよく分かる』

2013/05/04 /日本リーダーパワー史(380)記事再録編集        …

『オンライン/長寿歴史学講座』★「渋沢栄一(91歳)の公益資本主義」★『なぜ、いま渋沢栄一なのか!?。―時代の大転換期に求められるリーダーの先駆者として渋沢哲学とその巨大な業績が見直されているのではないか、』

   「渋沢栄一(91歳)の公益資本主義」   今、世界は「新型コロナ …

no image
『日中コミュニケーションギャップを考える』(2005/6/30)―中国人の行動原理は➀面子(ミエンツ)②関係(グアンシ③「人情(レンチン)」)

『日中コミュニケーションギャップを考える』(2005/6/30) ―中国人の行動 …

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(153)』 『イスラエルに魅せられて再訪(2016/1)」レポート(3)世界遺産(2005年登録)『聖ペテロ教会(St.Peter Church )『テル・ベエル・シェバ,Tel Beer Sheva 』

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(153)』  『イスラエルに魅 …

百歳生涯現役入門(176)『生涯現役/晩年の達人の渋沢栄一(91歳)①』晩年(70,80,90歳代)の人生を充実し、生涯現役で、元気で働いて『傍楽(はたらく』、臨終定年の『ピンコロ』人生こそ理想』★『日本資本主義の父・渋沢栄一(91)の「百歳生涯現役・晩年の達人」のノーハウ』

 百歳生涯現役入門(176)   平均寿命ではなく『健康寿命』とは「健康上の問題 …

no image
野口恒のインターネット江戸学講義⑦『第3章 町人文化を創った出版文化のネットワ-カ-(上)』

日本再生への独創的視点<インターネット江戸学講義⑦>    第3章 町 …

no image
<国難日本史ケーススタディー②『「臥薪嘗胆」-三宅雪嶺のインテリジェンス』ー知恵と勇気の古典に学ぶ②

<国難日本史ケーススタディー②>   『「臥薪嘗胆」-三宅雪嶺のインテ …

「120歳は幻の、実際は105歳だった泉重千代さんの養生訓』★百歳10ヵ条『⓵万事、くよくよしないがいい。 ②腹八分めか、七分がいい。➂酒は適量、ゆっくりと。 ④目がさめたとき、深呼吸。⑤やること決めて、規則正しく。 ⑥自分の足で、散歩に出よう。 ⑦自然が一番、さからわない。 ⑧誰とでも話す、笑いあう。⑨歳は忘れて、考えない。 ⑩健康は、お天とう様のおかげ。』

   2018/11/21 知的巨人の百歳学(105) &n …

『チコちゃんに叱られた』★『60,70/ボーっと生きてんじゃねーよ(②)』★『世界最長寿のギネス彫刻家・平櫛田中(107歳)の一喝!」★『今やらねばいつできる、わしがやらねばだれがやる』★『50,60洟垂れ小僧、70,80人間盛り、100歳わしもこれからこれから!』

  記念館入り口横にある約600万円出したクスノキの1本が立っている。 …