『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(77)』●『理研・笹井芳樹氏の自殺原因」「責任の取り方としの自殺」
2015/01/01
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(77)』
●『理研・笹井芳樹氏自殺の原因–
現時点の報道で考えられる3つのこと –
日本人の責任の取り方の1つとしての自殺は、真実
の解明を不可能にするので、真理の探究を本分とする
科学者の取るべき態度ではない。
同時に理研の無責任体質、笹井氏を追い込んだ
メディアスクラム、メディアの凶器についても
問われねばならない。
●『理研・笹井芳樹氏自殺の原因 | 現時点の報道で考えら
れる3つのこと – 矢幡洋の犯罪心理学と事件-日々
<F氏のコメント>
さて、笹井氏の件、一つだけ腑に落ちない事があります。
超一流の人材、分子生物学の世界的権威という世評とSTAP
論文のお粗末ぶりとのギャップです。
ES細胞、再生医療の世界的権威、日本を代表する分子生
物学のトップエリートと称され多数の成果を上げている
彼が、結果的には好い加減な研究を途中迄は賞賛し、こ
の仮説は正しいと何故信じ続けたのでしょうか?
理研から山梨大へ移動した若山教授、そして自分が面接
して即採用した小保方嬢、この二人に全幅の信頼を置き
すぎた、二人の実験データ、プロセスに全く疑問を抱か
なかった、二人の実験結果と論理にただ乗っていれば、
自分は論文の文章作法と論理構成だけに留意していれば
それで良しとしていた様です。
一部始終が自分自身の実験と論証であれば、逐条逐語の
吟味は一流だったのでしょう。自分がやらない不正は他人
もやらない、いわんや旧知の仲間であれば100%信頼して
当然という純粋な方だったのでしょうか?人を疑う事を
知らない子供のような方だったのでしょうか?
二人の実験結果とエビデンスを本来の厳しい学者の目で
一つ一つ吟味していれば、斯様な悲惨な結末は避けられた
訳です。
結果的には、笹井氏からの全幅の信頼を良い事に、小保方、
若山の両氏が、笹井氏を騙したことになります。
もし二人に笹井氏から隠れた不正行為があれば、それは
自分のキャリアに致命的な汚点となる、斯様なリスクを
ほとんど顧みていないお人好しだったのでしょうか?
笹井氏が、二人の実験作業の要所に具体的かつ頻繁に介入
していれば、と惜しまれます。名前を貸して、命を失いま
した。
今回の汚点を除けば、超一流の人材という高い評価が未だ
に信じられません。
●『笹井芳樹氏自殺の背景ーー小保方晴子氏が開けて
しまった研究界の「パンドラの箱」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40061
◎「単に袋叩きにあってる状態から逃げたいだけ」理研・
笹井芳樹氏の自殺に対する著名人の反応まとめ
http://spotlight-media.jp/article/46106762143735185
関連記事
-
-
知的巨人たちの百歳学(173)記事再録/リサイクルの巨人・浅野総一郎(82歳、浅野財閥創設者)の猛烈経営『運は飛び込んでつかめ』
2010/11/27   …
-
-
日本リーダーパワー史(665)『昭和の大宰相・吉田茂のリーダーシップと先見性、国難突破力』①(1945年)「この敗戦必ずしも悪からず』★「(外交鉄則)「列国関係に百年の友なく、百年の敵なし、今日の敵を転じて明日の友となすこと必ずしも難からず」(動画つき)
2016年2月10日/日本リーダーパワー史(665) 『昭和の大宰 …
-
-
『2014年ー世界・政治・経済ウオッチ➓』『日本経済:物足りない経済特区(英エコノミスト誌)「格差拡大はアジア成長物語の汚点(英FT紙)
『2014年ー世界・政治・経済・外交ウオッチ➓』 ●「 …
-
-
速報(350)『日本のメルトダウン』尖閣問題の一段のエスカレートは避ける』『過去を忘れるものは両目を失う』(ソルジェニツィン)
速報(350)『日本のメルトダウン』 &n …
-
-
TPP交渉、日中交渉で外交力を発揮せよ①>日本は戦争では勝ったり、負けたり、外交では負け続けてきた「交渉力無能国家」
<TPP交渉、日中交渉で外交力を発揮せよ①> &nbs …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(88)』日本マクドナルドの異物混入会見のお粗末
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(88)』 &n …
-
-
リモートワーク/鎌倉カヤック釣りバカ日記(2020/5/27/730)–魚クンが遊びに来ないときは、まき餌をしながら浮雲と波のデザインを楽しむ、そのうち「ドーン」とさかなクンが遊びに来るよ』★『逗子マリーナ沖で大カワハギ(28センチ)、大サバを連発、6月のベストシーズンへ』
リモートワーク/鎌倉カヤック釣りバカ日記(2020/5/27/730)̵ …
-
-
トラン大統領は全く知らない/『世界の人になぜ日中韓/北朝鮮は150年前から戦争、対立の歴史を繰り返しているかがよくわかる連載⑷』ー(まとめ記事再録)『日中韓150年戦争史の連載70回中、52-62回までを再掲載)
日中韓異文化理解の歴史学ー (まとめ記事再録)『日中韓150年戦争 …
