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 日本リーダーパワー史(247)何よりダメな民主党のリーダーパワー(指導力)☆『総理大臣は攻撃命令{問題解決力}を発する人

   

 日本リーダーパワー史(247
 
<何よりダメな民主党のリーダーパワー(指導力)>

◎『野田首相:「日本はリーダーが摩耗…」 国会で嘆き節』
☆『総理大臣は攻撃命令{問題解決力}を発する人。出来ないことを
ブツブツ嘆く前に、断固実行せよ、シュートを打て』
 
                                          前坂俊之(ジャーナリスト)
 
① 前回の連載、日本リーダーパワー史(247)で、明治のリーダーたちのすごさについて、西郷隆盛の「廃藩置県」での一言了承、断固実行について書いたhttp://maesaka-toshiyuki.com/detail/1236
この連載はまだ続くので、読んでいただきたい。
② この後の2日ほどに、たて続けに、民主党のリーダーの低レベル、ル―ピー(愚か、狂っているという軽蔑英語)ぶりでオウンゴールの連続失点を重ねている。ル―ピー・鳩山元首相は小泉元首相のように隠棲して国難に軍師として登場すればよいのに、吉本以下のD級政治コメディアンぶりを演じている。
③ 国会優先で国際会議に出席できないという野田首相の「なげき節」であり、輿石東幹事長と鳩山由紀夫元首相という民主党御一行様が、同じ日に北京で習近平国家副主席と連続して個別に会談したという2重3重のバラバラ朝貢外交ぶりで、中国側の失笑、軽蔑をかっている。
④ これこそ、私が一貫して指摘している「死に至る日本病」そのものである。オウンゴール、自責失点、政治崩壊、リーダーミスなのである。
サッカーのザック監督は日本サッカーの欠点を「後ろパスばかりで、攻撃精神にかける」『ミドルシュートの意識は薄く、アシストする方を好む」と論評したが、これは日本政治にも日本人の精神にも共通する最大の弱さである。http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120325/scr12032507020001-n1.htm
 
⑤ 一国のリーダ-たるものが積極的にリーダーシップを発揮し、断固実行すべきなのに命をかけると言いながら「泣きごと」「なげき節」をしているテイタラクである。
⑥ 西郷隆盛の命も、金も、名前もいらないという無私の強力リーダーシップを持てとは言わないまでも、せめて国民があれほど支持した小泉強力政治劇場の国民説得術、橋下維新塾の強力リーダーシップの「けんかのやりかた」には見習うべきであろう。

◎『野田首相:「日本はリーダーが摩耗…」 国会で嘆き節』
 
 「日本はリーダーが摩耗する仕組みになっている」。野田佳彦首相が23日の参院予算委員会で嘆く一幕があった。松田公太氏(みんなの党)が「首相がころころ代わる状況を変えるべきだ」とただしたのに答えた。
 首相は昨年11月に主要20カ国・地域(G20)首脳会議などに出席するため、3週連続で外遊した際、オバマ米大統領や韓国の李明博大統領が「ふらふらだ」と話していたエピソードを紹介。「その間、彼らは国会に呼ばれていないが私は毎日だった」とこぼし、日本の首相は他国に比べて、国会対応の負担が重く疲弊してしまうとの認識を披露。「リーダーが国際交渉の舞台に元気に出て行く状況をどうつくるか胸襟を開いた与野党の議論を」と逆提案した。【福岡静哉】
◎『短命政権「与野党で考える時」=野田首相、国会で訴え』
時事通信(2012年3月23日20時34分)

「リーダーが摩耗する仕組みになっている。誰がなっても日本を代表してきちっと仕事をできる仕組みを、与野党で考えるべき時ではないか」。野田佳彦首相は23日の参院予算委員会で、短命に終わることが多い日本の首相の現状を指摘、打開策の検討の必要性を訴えた。首相は、昨年秋に3週連続で出席した首脳会議を振り返り、「オバマ米大統領も李明博大統領も『ふらふらだ』と言っていた」と紹介。その上で首相は「その間、彼らは国会に呼ばれていない。私は毎日、呼ばれていた」と恨めしげに語った。  韓国

◎『国益より友愛演出 民主の訪中』
 これが「民主党外交」なのか-。輿石東幹事長と鳩山由紀夫元首相という民主党重鎮が、よりによって同じ日に北京で習近平国家副主席と個別に会談した。しかも2人はバラバラに「友好」「友愛」を強調。中国の軍事力増強や東シナ海の権益拡大などは一切触れることはなかった。

 
◎『鳩山首相は「現実から変に遊離した人」 米紙コラムニスト』http://sankei.jp.msn.com/world/news/110128/amr11012812250036-n1.htm
 
◎「ミドルシュートの意識足りぬ」就任1年半の指揮官が最大の苦言」
 
「ミドルシュートの意識足りぬ」就任1年半の指揮官が最大の苦言 … 中東よりも劣る」「ゴールマウスにボールを運ぶことを好むが、ミドルシュートの意識は薄く、アシストする方を好む」。
 
 
◎日本リーダーパワー史(246)
<クイズ・日本で最高のリーダ―シップを持った人物は
誰れなのか!>
『山県有朋から廃藩置県の相談を受けた西郷隆盛、「結構」と一言の
基に了承し、断固実行した』<小沢、鳩山、谷垣にこの大度量はあるのか>
 
 
●日本リーダーパワー史(245)
<日本議会政治の父・尾崎咢堂語る「宰相の資格」(6)
―150年かわらぬ日本の宰相の欠点とは―
 『宰相、リーダーに最も必要なものは徳義である。智慧や、分別や、学問は、徳にって
使われるべきものである。それらは道具であってこれを使って行くものは、その人の
性格、徳義である。
 
 
 

 - 現代史研究

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