『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(158)』「イスラエルに魅せられて再訪2016 /1」レポートその(6)『マサダ国立公園 Massada National Park』 ”ユダヤ民族結束の象徴”
2016/05/26
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(158)』
『イスラエルに魅せられて再訪(2016/1)」レポート(6)
『マサダ国立公園 Massada National Park 』
”ユダヤ民族結束の象徴”
死海南部のほとり、赤茶けた涸れ川に沿って車を走らせる、突然大きな岩山、屹立した菱形の大地、自然の要塞マサダが眼前に現れる。標高400mの山頂、マサダはヘブライ語で要塞の意味。2001年に世界遺産登録。
紀元前120年頃に構築が始まり、後にローマ帝国初期にローマと協調してユダヤ地区を統括したユダヤ人の王、ヘロデ大王が離宮兼要塞として改修。難攻不落と言われた。
マサダの戦闘は、ユダヤ戦記に伝えられているが、紀元66年にローマ帝国とのユダヤ戦争が始まり、70年にエルサレム攻囲戦でエルサレムが陥落。
ユダヤ人避難民967人がマサダに立て籠もった。
15000人のローマ軍が周囲を包囲、ユダヤ側の2年間の抵抗も虚しく陥落。紀元73年、籠城ユダヤ人は7名の女子供を残し、奴隷となる事を潔しとせず全員が集団自決。この時から、ユダヤ人の2000年近くにわたる離散の歴史が始まる。
この遺跡の所在は1838年ドイツ人の考古学者によって確認された。
ユダヤ戦争はマサダ陥落により終結したが、このマサダは今もユダヤ民族の聖地であり、イスラエル国防軍はこの地で軍将校団の入隊宣誓式を行い、士官学校卒業生は山頂で「マサダは2度と陥落せず」と唱和して民族滅亡の悲劇を繰り返さない事を誓っている。
巨大な貯水槽、食糧庫、サウナ設備、西の宮殿、北の宮殿など一つの町としての機能を備えていた。特に南端にある巨大な貯水槽群はマサダに降る雨は勿論、雨期の周辺の伏流水を合流させる長大な水路と接続され、5、6年の籠城にも耐えられると言われる。
関連記事
-
-
『オンライン/国難突破力講座』★日本リーダーパワー史(39)『日本敗戦の日(1945年8月15日)、森近衛師団長の遺言<なぜ日本は敗れたのかー日本降伏の原因を追究する必要がある>
2010/02/10 記事再録 前坂 俊之( …
-
-
●日本の司法の犯罪と無責任ー「袴田事件:再審開始を決定、衣類血痕のDNA型鑑定を「新証拠」と認定」ー
●「袴田事件:再審開始を決定 静岡地裁 …
-
-
日本リーダーパワー史(309)●明治維新以来150年の日本を興し、潰した最強・最悪のリーダーシップについて勉強しましょう。
日本リーダーパワー史(309) 『まとめ記事ー日本最強のリーダーシッ …
-
-
世界一人気の世界文化遺産『マチュピチュ』旅行記(2015 /10/10-18>「神秘に包まれた『マチュピチュ』の全記録、一挙公開!」水野国男(カメラマン)③
2015/11/09< 世界一人気の世界文化遺産『マチュピ …
-
-
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』⑬『朝鮮独立党が起こした甲申政変について』英『タイムズ』
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』 日 …
-
-
『オンライン中継/1ヵ月後の九州豪雨の被害状況』★『熊本県球磨村の現場を取材する(2020/8/9am9)ー大雨では谷全体が川となり、水位計も壊れてしまっており正確にはわから ないが、場所によっては国道219線から5,6メートルの高さまで水がきたと考えれる.
『熊本県球磨村の現場を取材する(2020/8/9am9) 8月9日朝 …
-
-
日本メルトダウン脱出法(847)『今春闘で賃金抑制なら日本の成長はない』『バフェット氏:大統領選候補者の暗い米経済見通し、「完全な間違い」』●『米専門誌が選ぶ「最高の車」、日本の5メーカーがトップ10入り』●『第2次大戦前夜にそっくり!ー米国離れが加速する世界情勢』
日本メルトダウン脱出法(847) 今春闘で賃金抑制なら日本の成長 …
-
-
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1052)>『世界から米国の「背信」、時代錯誤と大ブーイングを浴びたのが「パリ協定」離脱』★『環境破壊のならず者国家、1位米国、2位は韓国―パリ協定離脱宣言に非難ごうごう、 その当然すぎる理由』★『トランプはパリ協定離脱の正義を信じている 「核の脅威こそ究極の地球環境問題だ」』●『パリ協定「政権抜きで果たす」 米国の企業や大学で動き』
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1052)> 世 …
- PREV
- 日本メルトダウン脱出法(859)「日本をもっと優秀な国にするために最初にすべきこと 卓越性、多様性、流動性をつけたければ「逆」の排除を」)●「若者のフェイスブック離れが進む“SNS疲れ”の深層」●「中国のアジア戦略が失速、日本への態度も軟化? 強硬な戦略がもたらした「不都合な結果」とは(古森義久)」●「日本株式会社:よみがえった国家介入主義M&Aブームの陰に経産省あり(英FT紙)
- NEXT
- 日本メルトダウン脱出法(860)『トランプ外交のアナクロなアジア観 、日韓との同盟は不公平な取引だ』●『「黒田日銀はデフレ脱却成功したがマイナス金利は効果なし」ポーゼン氏―』●『アップルも撃沈させた中国一恐ろしいテレビ特番、今年の被害者は』●『香港・マカオ4泊5日、完全無料、ただし監禁――中国「爆買い」ツアーの闇』











