『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(163)』「イスラエルに魅せられて再訪 2016 /1」レポート(8) 『古代都市エリコ(Jericho )』パレスチナ自治区①
2016/05/26
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(163)』
「イスラエルに魅せられて再訪 2016 /1」レポート(8)
『古代都市エリコ(Jericho )』パレスチナ自治区 ①
エリコの市街に入ると、男女の装束、喧騒、景観、街中の空気が一変し、アラブの匂いが立ちこめる。
第一次中東戦争以後はヨルダンの占領下にあったが、第三次中東戦争後はイスラエルの主権下となった。ヨルダン側西岸地区(West Bank)に含まれるが、最も親イスラエル的な町として知られる。自治区としての自治が最も早く始まっている。
死海の北西部、海抜マイナス250mの低地にあり、古来から「スルタンの泉」と呼ぶオアシスがあり、紀元前8000年には集落が出現している。エリコの名前は「旧約聖書」に繰り返し現れ、棕櫚の町として知られていた。
メソポタミア文明とは区別されるが世界最古の町と評される事もある。
3000年前の昔、モーゼに率いられてエジプトを出たイスラエルの民は40年間シナイ砂漠をさまよった後、モーゼの後継者ヨシュアの指揮下、待望のカナンの地に入り、そこで最初に攻め込んだ町がエリコであったと言われる。エリコの戦い。
紀元前3300年頃には城壁都市が形成されたが、幾度となく異教徒、異民族の来襲を受け、廃墟を経験している。
写真の丘は、テル・アッスルターン、一万年前の住居跡や4000年前の城壁の跡などを見る事ができる。
また、マタイによる福音書に記されている、イエスが荒野で40日間の断食をし、悪魔に誘惑を受けたとされる「誘惑の山」がこの地にあり、ロープウエイで繋がっている。
冒頭の写真は、アラブのレストラン兼土産物店。店名も「 Temptation 」。
残念なことに、遺跡の風化が近年大きな問題となっている。
関連記事
-
-
『日中コミュニケーションギャップを考える』(2005/6/30)②―『中国人の行動原理とは‥』★『日中間の戦争/歴史認識のギャップ、中国人の日本観、日本イメージ』
『日中コミュニケーションギャップを考える』(2005/6/30)② …
-
-
速報(446)『日本のメルトダウン』『公的債務の対GDP比に関する長期予測がない日本政府』 『米国をアジアにとどまらせる危険なバランス』
速報(446)『日本のメルトダウン』 ●【オピニオン】公的債務の …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ ウオッチ(234)』-『今回のバイエルン会長の、W杯一次リーグ敗退に関する常軌を逸した個人攻撃。エジルの今までの多大な功績への慰労も全くない』★『エマニュエル・トッドが常に強調するドイツ人組織トップの突然変貌する、デモクラシーを忘れた不寛容でアブナイ言動が露出している』
バイエルン会長、代表引退のエジルを酷評「クソみたいなプレーだった」 …
-
-
日本が初の議長国となった20カ国のG20首脳会議(6/28/29日)の結果はー首脳宣言では2年連続で「保護主義ついての文言」は米国の反対で盛り込めず、代わりに入ったのが『自由』、『公平』、『無差別』、『透明性』、『予測可能』な『安定』した貿易」と、単語を六つ重ねて反保護主義を強くにじませる苦肉の文言。
G20首脳会議の結果は 日本が初の議長国となった20カ国のG2 …
-
-
★「英国のEU離脱の背景、歴史の深層を読む』「英国のEU離脱へのドイツ、フランスなどの対応』(ジャーナリスト・ディープ緊急座談会)動画80分
「英国のEU離脱の背景、歴史の深層を読む』① 「英国のEU離脱の背 …
-
-
明治史の復習問題/日本リーダーパワー史(83) 近代日本二百年で最大の英雄・西郷隆盛を理解する方法論とは・(上)」★『西郷隆盛はどこが偉かったのか』(下)<政治リーダーシップは力より徳>』尾崎行雄の名講義
日本リーダーパワー史(83) 近代日本二百年で最大の英雄・西郷隆盛 …
-
-
柯隆氏(富士通総研主任研究員)が「2015年、中国経済の見通し」を日本記者クラブで講演の90分動画(1/19)
<柯隆氏(富士通総研主任研究員)が「2015年、中国経済の見通し」 …
-
-
『巣ごもり観光動画/日本の代表的古寺百選』ー『京都・東寺の『金堂」(国宝)、講堂(重文)「五重の塔」を拝みに行く
日本の代表的古寺百選(12/28)ー京都・東寺の『金 …
-
-
池田龍夫のマスコミ時評(34)ー「浜岡原発停止」契機に自然エネルギー政策の促進を」
池田龍夫のマスコミ時評(34) 「浜岡原発停止」契機に自然エネルギ …








