前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(137)』「VWの新会長人事に関して、痛烈に罵倒。ドイツ人の内奧の闇を見る思い、日本人はここまで悪にはなれないのでは?」(エコノミスト誌)

   

 

 『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(137)』

 

Can the carmaker’s new boss drive it out of trouble? | The Economist

http://www.economist.com/news/21668232-its-deepening-crisis-volkswagen-has-stuck-tradition-has-not-served-it-well-can <http://www.economist.com/news/21668232-its-deepening-crisis-volkswagen-has-stuck-tradition-has-not-served-it-well-can>

economistの9/25電子版でも、VWの新会長人事に関して、痛烈に罵倒しています。ドイツ人の内奧の闇を見る思い、日本人はここまで悪にはなれない、と思いたいですね。
 

「< F氏コメント >

・VWは、役員を含む上級職ではアメリカ人が一人もいないのはどういう事だろうか?ワールドクラスの自動車メーカーは、幹部クラスにヨーロッパでも日本でも米国人が任命されている。これが、悪名高いdefeatdevice開発にブレーキを掛けられなかった一因であり、米国市場でシェアを獲得できなかった原因である。

・VWは実にドイツ的で、閉鎖主義であり、多国籍人種による構成を拒否している。国別市場に合ったその国の市場のニーズを理解しているのは当該国籍の人間であり、そういう今では常識となっているリーダー層の多国籍化が全く実行されていない。

・今回のミューラー新会長人事も、会社存亡の危機の中、相変わらずポルシェの大株主ピエヒ一族、ポルシェ一族の覚えの高い人物を送り込むというVWの旧来の陋習従っているだけだ。

・ミューラーという極め付けのしがらみのあるインサイダーを任命していては、今回の様な致命的な問題が、二度と再発しないよう抜本的な対策
を講ずる事は出来ない。VWは、世界ユーザーの信頼を失うかもしれないという前代未聞の惨状の中、何故しがらみの無いアウトサイダーを起用できないのだろうか?

 

トヨタもVWの不正に抗議していた

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/093000094/?rt=nocnt

世界揺るがしたVW排ガス不正、見抜いたのは堀場製の小型測定器 (1)

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVFTIG6KLVR601.htm

不正につながったディーゼル車「排気対策」の難しさーぎりぎりの技術開発の中で起きたVW不正ガス問題

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44881

情報BOX:独VW、排ガス不正の代償はどこまで膨らむかhttp://jp.reuters.com/article/2015/10/01/volkswagen-emissions-costs-idJPKCN0RV3DX20151001

不正に中国大失速まで…VW経営危機 メルケル首相の露骨な親中路線も裏目 (1/2ページ)

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150930/frn1509301140002-n1.htm

 - 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

知的巨人の百歳学(150)人気記事再録/百歳学入門(59)三井物産初代社長、『千利休以来の大茶人』益田 孝(90歳)『「鈍翁」となって、鋭く生きて早死により,鈍根で長生き』★『人間は歩くのが何よりよい。金のかからぬいちばんの健康法』★『 一日に一里半(6キロ)ぐらいは必ず歩く』★『長生きするには、御馳走を敵と思わなければならぬ』★『物事にアクセクせず、常に平静を保ち、何事にもニブイぐらいに心がけよ、つまりは「鈍」で行け。』

    2012/12/06 &nbsp …

no image
日韓併合からちょうど100年目ー蛮行の清算いまだ終わらず

日韓併合から100年ー蛮行の清算いまだ終わらず 『日本史を変えた大事件100」「 …

no image
日本メルトダウン脱出は不可能か(695)ガラパゴス日本株式会社の終焉、「東芝は明らかに粉飾」と専門家 過去の粉飾事件に匹敵する巨額さ」

    日本メルトダウン脱出は不可能か(695)   上場廃止回避も… …

no image
日本興亡学入門⑥ 「インテリジェンスゼロは≪ガラパゴス日本≫の伝統病」

日本興亡学入門⑥                             200 …

●『三井三池炭鉱炭塵爆発から60年』敗れざる者の豊かさ──「三池」を抱きしめた「半未亡人」たち」ジャーナリスト 池田 知隆著<『現代の理論36号』(23年11月刊)>

戦後最悪の炭鉱事故・労災事故とされる三井三池炭鉱の炭塵爆発。死者458名、一酸化 …

no image
日中北朝鮮150年戦争史(38)<歴史復習問題>『120年前の日清戦争の真実]』③戦前、世界も日本も、圧勝を予想したものはなかった。ただl人、大本営で日清戦争を全面指揮した川上操六川上操六の インテリジェンスの勝利であった。

    日中北朝鮮150年戦争史(38) <歴史復習問題>『120年前の日 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(200)-記事再録/『日露戦争の勝利が日英米関係の転換となり、日米戦争の遠因となった』★『日露戦争勝利は「日英同盟」、米国のボーツマス講和会議斡旋のおかげなのに日本は自力で勝ったと思い上がり、おごりを生じた。』★『②日米関係を考える上で、〝歴史の教訓″は1924(大正十三)年七月一日に施行された排日条項を含む「外国移民制限法」である。』

    2015/08/05 /終戦70年・日本敗 …

no image
日本メルトダウン脱出法(801)「2050年の日本は超一流の大国か、没落の三流国か(古森義久) 「バラ色のシナリオ」実現にはいくつもの改革が必要」●「韓国の訴訟件数は日本の100倍以上、偽証600倍 なぜこうも日本と違うのか、その歴史的背景を探る」●「アメリカの金融正常化で 先進国は「勝ち組」と「負け組」に分かれる」

日本メルトダウン脱出法(801) 2050年の日本は超一流の大国か、没落の三流国 …

第3回国際ドローン展(4/20)ー 自動制御システム研究所・野波健蔵社長の世界初の 「ビジョンを用いた非GPS環境下の自立飛行」のデモ実験(動画15分)

日本・世界最先端「見える化」チャンネル 第3回国際ドローン展(4/20)ー 自動 …

『オンライン米大統領講座/トランプ米大統領の狂乱/断末魔、トランプ支持者が米議事堂に乱入、暴動!』★『1月20日以後はトランプ氏は反逆罪、脱税容疑など10数件の容疑で逮捕か?』★『トランプドタバタC級劇場の終焉』★『バイデン民主主義/修復劇場の幕開け!』

  時代は急テンポで変化する。 後世の人々は「トランプ米大統領の暴走、 …