前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンワールド・ウオッチ㊹』「“安倍氏の危険な修正主義”(NYT(3/2)ー事態は極めて悪化している」

   

  

 『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ㊹』

 

Mr. Abe’s Dangerous Revisionism

“安倍氏の危険な修正主義”(ニューヨークタイムズ(3/2)

NYTは安倍氏に対し、事態が極めて悪化していること

に早く気づいてほしい一生懸命です

 

Mr. Abe’s Dangerous Revisionism
“安倍氏の危険な修正主義”(ニューヨークタイムズ(3/2)

http://www.nytimes.com/2014/03/03/
opinion/mr-abes-dangerous-revis
ionism.html?action=click&module=
Search&region=search
Results%230&version=&url=http%3A%2
F%2Fquery.nytimes.com%2Fsearch%2Fs
itesearch%2F%3Faction%3Dclick%26re
gion%3DMasthead%26pgtype%3DHomep
age%26module%3DSearchSubmit%26co
ntentCollection%3DHomepage%26t%3
Dqry856%23%2F%E3%80%80Mr.+A
be%E2%80%99s+Dangerous+Revisi
onism%E3%80%80%E2%80%9C

 

http://www.nytimes.com/2014/0
3/03/opinion/mr-abes-dangerous-revisionism
.html?hp&rref=opinion&_r=2

 

  安倍氏の発言には、現実を直視するリアリティが

  無いとか、oblivious ボヤッとして鈍感だとか、観

  念論者だとか、一国の宰相に相応しくないと言わ

  んばかりにNYTの発言もエスカレートしています。

 

  <F氏のコメント>

 

 1)NYTは、この所 重ねて、安倍首相とそのシン

   パの国家主義的な言動を厳しく監視し、これを

   放置すると東アジア全体に、政治的軍事的衝突

   を加速させて、取り返しの付かない事態に入り

   込むと、警笛を鳴らし続けている。

 

今回は更にボリュームを上げて、安倍氏とそのシンパの国

   家主義的な行動姿勢を強く非難している。

 

 2)戦後 半世紀にわたり合意形成されて来た第二次

   大戦を中心とした歴史を否定し、修正する安倍

   首相の政治姿勢は、日中、日韓関係に留まらず、

   日米関係をも大きく毀損して、修復不能にする

   可能性を秘めている、と言う。

 

 3)安倍氏は、国家主義者としての自らの発言と行

   動が、戦後の国際秩序を根本から破壊しかねな

   い事に、驚くほど鈍感で、現実感覚に極めて乏し

   い観念論者であると、言外に断じている。

 

 4)今の所、日米安全保障条約への信頼は揺るぎな

   いものであるが、日本は米国を、安倍氏の国家

   主義的な言動で憂慮すべき事態に陥る日中、日

   韓関係にこれ以上介入させることなく、よりこ

   の信頼を強固にすべく、これ以上不用意な発言

   で米国の日本不信を加速させてはならないと言

   う。

 

“安倍氏の危険な修正主義”

 

安倍晋三首相の国家主義の烙印は、日本とアメリカの関係にとって益々重大な脅威となりつつある。彼の修正主義者的な歴史の活用は、地域に対する危険な挑発であり、それは既に南シナ海、東シナ海における領土紛争で、中国の攻撃的なスタンスと争う事態になっている。

 

しかしながら、安倍氏は、これらの現実と米国の利害に鈍感で、気付いていない様に思われる。米国は日米安保条約の履行義務によって日本を守ることに専念するが、中国と日本の間の衝突には引きずり込まれたくないと考えている。

 

安倍氏の国家主義は解読して普通の言葉にする事が難しい、何故なら、そのナショナリズムはいずれの国にも向けられていないからである。それよりも、第二次大戦以来の日本自身の歴史、彼はこれを恥ずべきで面目丸潰れと思っている、その歴史に向けられている。彼は、彼が控えめで表に出ない戦後レジームと呼ぶものを脱ぎ捨て、一新された愛国心を再創造したいと考えている。

 

しかし彼は、日本の戦後の文化に接近する前に、彼はまた戦争の歴史を糊塗している。彼と他の国家主義者達は、1937年に日本軍によって実行された南京大虐殺は決して存在しない、と未だに主張している。

 

 

 - 現代史研究 , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『Z世代のための日本興亡史研究』★『2011年3月11日の福島原発事故発生で民主党内の菅直人首相対鳩山由紀夫、小沢一郎、野田佳彦の派閥闘争が激化、自滅した』★『成功例の江戸を戦火から守った西郷隆盛と勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟(三舟)の国難突破力①』★『人、戒むべきは、驕傲(きょうごう)である。驕心に入れば、百芸皆廃す』(泥舟)』

2011/06/04 日本リーダーパワー史(157)記事転載再編集 『江戸を戦火 …

no image
日本リーダーパワー史(589)『陸軍工兵の父』上原勇作陸軍大臣の誕生と上原閥の形成ー明治の山県閥、大正の上原閥が陸軍を壟断(ろうだん)し、昭和陸軍の暴走の要因ともなった。

日本リーダーパワー史(589)  『陸軍工兵の父と言われる』-上原勇作陸軍大臣の …

『オンライン/日本恋愛史講座』★『今年は日米戦争から80年目』★『1941年12月、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官が1日千秋の思い出まっていた手紙は愛人・河合千代子からのラブレターであった』

日本リーダーパワー史(60) 真珠湾攻撃と山本五十六の『提督の恋』   …

no image
速報(221)『日本のメルトダウン』ロバート・フェルドマン氏と富士通総研・柯隆氏の今年の世界、中国経済の見通し』

速報(221)『日本のメルトダウン』   ★『ロバート・フェルドマン氏 …

no image
近現代史の重要復習問題/記事再録/『大日本帝国最後の日ー(1945年8月15日)をめぐる攻防・死闘/終戦和平か、徹底抗戦か?⑥』<8月14日の最後の御前会議―昭和天皇の言葉とは!>『御前会議が終ったのは正午,ついに終戦の聖断は下った。』

  2014/11/01 『ガラパゴス国家・日本敗戦史』㉑ …

no image
日本の最先端技術『見える化」チャンネル/2019国際ロボット展(12/18-21、東京ビッグサイト)ーいま世界中から最も注目されている日本のロボット企業。MUJINの世界初「物流ロボット化トータルソリューション展示」完全無人化とロボット工場のプレゼンテーション

日本の最先端技術『見える化」チャンネル 2019国際ロボット展(12/18-東京 …

no image
世界リーダーパワー史(950)―『 世界がかたずをのんで見守る米中間選挙の投票日(11/6)があと10日後』★『「下院は民主党の勝利」「上院は共和党が過半数を維持」はどうなるか?』★『米国へ向かうホンジュラスからの移民キャラバン5000人の取り扱いが争点化に』

世界リーダーパワー史(950)   世界がかたずをのんで見守っている米 …

no image
オンライン/新型コロナパンデミックの研究』-『米大統領選挙とサイバー戦争』★『強いものが生き残るのではなく、状況に適応したものが生き残る。『適者生存の原則』(ダーウイーンの法則)を見るまでもなく、米国のオープンソース・オープンシステムには復元力、状況適応力、自由多様性の組み込みソフトが内蔵されているが、3千年の歴史を自尊する中国の旧弊な秘密主義システム(中華思想)にはそれがない』(6月15日)

      米大統領選挙と「サイバー戦争」  前坂 俊之(ジャーナリスト)    …

no image
日本リーダーパワー史(864)ー『トランプ政権迷走の丸1年―通信簿はマイナス50点』★『歴史上、重大な役割を演じてきたのは、狂人、妄想家、幻覚者、精神病者である。瞬時にして権力の絶頂に登りつめた神経症患者や偏執狂者や精神病者の名は、歴史の至るところにあらわれるが、彼らは大体、登りついたのと同じくらいの速さで没落した』

日本リーダーパワー史(864) トランプ政権迷走の丸1年―1918年世界はどうな …

no image
日本メルトダウン脱出法(714)「マイナス成長が明確に示す経済政策の根本的誤り(野口悠紀雄)」「日本の「平和」論者の暴力的な理屈ー単に戦争のない状態が平和なのか(古森義久)」

                 日本メルトダウン脱出法(714) マイナス成長 …