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『イワシバカ日記①』鎌倉沖はシコイワシのてんこもり大乱舞!空からはカモメが狙い、回遊魚が海中から襲う。イノチの輝き!!。

   

 『イワシバカ日記①』鎌倉沖はシコイワシのてんこもり大乱舞!空からはカモメが狙い、回遊魚が海中から襲う。イノチの輝きをもらったよ。
前坂俊之(カヌー釣りバカ30年)
 
 
5月15日(土)午前5時半から、いつもの『カヌー釣りバカコンビ』の川越さんと各1人の乗りカヌーで鎌倉材木座海岸からこぎ出す。
残念、出がけにはケイタイカメラをわすれたのじゃ。ままよとそのままこぎ出す。
結果的にこれまで見たこともないすごい光景の証拠写真が撮れなくて、全く残念じゃった。
 
まず、いつもの小坪沖合で係留してコマセをまいて、先日釣れたサバ、アジをねらった。
第一投から6本バリのサビキに10センチほどのシコイワシが鈴なり。底に沈めたままヒラメ、
大カサゴをねらったが、全く当たらぬ、
「ヒラメはいないのじゃな。おれば、竿先が一気に海中に突っ込むものよ」「いや、しばらくやってれば、遠くからもヒラメが
コママセにあつまってくるから」としばらくヒラメ狙い。
1本はほっといてもう1本の竿でイワシを100匹以上釣る作戦に切り替える。アミコマセでサビキを投入する度に6本バリ
にパーフェクトでかかってくる。

ふつうなら、これに時々、竿先が強烈に引き込まれるサバ、アジ(30センチ前後)が混じるも
のなのだが、今日はシコイワシばかり。ウルメイワシも混じらぬ。

「あれ見ろよ、すごいかもめじゃ!」と川越が江の島方面の上空を指差すので、振り向くとなんと上空に数百羽のカモメの
大軍団。海中の獲物をねらって群飛しながら、交代に海めがけて突撃、海中降下を繰り返している。こんな大軍団を見た
のは初めて。
「なぶらじゃ!?」-遠くなので海面の様はわからん。近くの海面に目を凝らすといるわいるわ、あちこちの海面で波間が
逃げ惑うイワシで盛り上がり、ピチピチ波立ち、一斉に飛び上がって逃げ惑う。

サバ、アジ、スズキたちの回遊魚が襲いかかり激烈な生存競争、弱肉強食の殺戮、大運動会が海中で展開されて
いるのじゃな。なんまいだぶつ「(南無阿弥陀仏)」じゃ。


サビキで鈴なりのイワシが海面で逃げ惑い、そのたびに銀色の何百というウロコがはがされて青い青い海面で
太陽に輝き、キラキラ、キラキラと星のように海中に流され散っていく光景は生命のはかなさと、いのち輝きを感じ
させてとても美しい。しばし見とれる。

結局、本日は今年初のシコイワシのお出ましに感謝し、イワシつりに終始したのじゃ。9時に納竿。釣果はシコイワシ200匹、
サバ3匹、メバル、カサゴと本日も海の恵みに感謝の1日となりました。

早速、10時からの朝食にはシコイワシのサシミ丼を作ったのじゃ。
「魚をさばく名人」のおばあちゃんと奥さんにお願いじゃ。
84歳のおばあちゃんは「まってましたよ」と髪止めのピンセットをUの字型に曲げてシコイワシの身の部分を骨に
沿って3枚にさっさと下ろす。
早い早い、見事見事、おろした身はざるで丁寧に水洗いすればウロコはすぐ落ちる。

「年のこ功とはよく言ったもの」
-インスタント、加工食品しか知らぬ若い者とは大違い。あっという間に釣り立てのシコイワシが皿に山盛り。

これを、しょうがを思い切りすって、醤油、シコイワシと混ぜて、玄米飯にまぜて、黒ゴマ、ホウレンソウ

をそえれば「鎌倉シラス丼」ならぬ、「鎌倉玄米イワシ丼」の出来上がり。

本日の朝食メニューはこれに那須の「日本のエジソン」Fさんからもらったタケノコ、
近所のOさんからいただいたスナップエンドウ、高野豆腐、鎌倉材木座で拾ってきたヒジキのメニュー、

これに奥さんがピクルスにした野菜がドーンとでたのよ。

ピクルスの作り方はすし酢に酢を少し足して、炭酸で薄める、
これに野菜はさっと熱湯でゆでていれるのがコツ、セオリ、パブルカ、のこった大根、のこったキウリ、ごぼう、レンコン
が入っているのじゃ。

ごぼう、レンコン、大根が実に旨い。日本の塩分いっぱいの高血圧になる漬物はなるべく食べないのじゃ。
酢の物に限る。塩と醤油はやめるのが健康長寿の秘訣よね。

今度も自然とご近所さん、奥さんに感謝の朝じゃね。ありがとうーよ!。

 
 
 
 

 - 湘南海山ぶらぶら日記

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