前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『集団的自衛権』➊高村正彦自民党副総裁、公明党北側一雄・副代表の記者会見『平和を望むなら、戦争を準備しなさい』(格言)

      2015/01/01

 『集団的自衛権』をめぐる各党の会見➊―

高村正彦自民党副総裁、

公明党の北側一雄・副代表

の日本記者クラブ記者会見

 

<日本の防衛(戦争)の失敗の歴史とは・・・>

 

 

  「平和を望むなら、戦争を準備しなさい」(ローマ帝国時代以来の軍事格言)

  平和も戦争も外交の結果である。

  日中韓150年戦争史は「中華思想(漢民族中心主義)」対「日本主義(兼国際主義)
の「文化衝突」の繰り返し

  日米戦争の引き金となった日独伊三国同盟の締結をめぐっては賛成派(陸軍)
と反対派(海軍)の対立で延々と70回も開かれた五相会議でも決論が出なかった。
(現在まで続く防衛論議、「トーク、オンリーノット、アクション」小田原評定、決められ
ない政治も典型
)

  そして、その極め付きが独ソ不可侵条約がむすばれた際、平沼騏一郎首相が
「欧州情勢は複雑怪奇」という迷言を残し、内閣は総辞職した。
「バカ丸出しの外交音痴が現在も続く」

  日米戦争は『思考停止の戦争』である。石油を99%をアメリカから輸入しな
がら、暴走日本軍のインドシナ侵攻によって石油の全面禁輸の経済制裁を
受け、海軍の燃料備蓄が残り
10ヵ月分となり、1日1日と減っていくため
、「座して死を待つ」よりと山本五十六は真珠湾攻撃を決断、
『一か八か』の攻撃には成功する。

  ところが、肝心の真珠湾攻撃では米海軍基地を攻撃しながら、燃料の石油タンクの破壊は一切せずという前代未聞のお粗末。

  ミッドウエー海戦にいたっては論外の大敗北を喫してひた隠し、なにおかいわんや。


高村正彦・自民党副総裁が、集団的自衛権の在り方について、安倍首相が前日の会見で示した憲法解釈や自衛権の行使などについて触れながら、考えを述べた。

 

公明党の北側一雄・副代表が会見し、現行の自衛隊法や従来の個別的自衛権の政府見解
のどこに不備があるかを議論した上で、集団的自衛権の議論に入るべきだとした。



 - 現代史研究 , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

「今、日本が最も必要とする人物史研究①」★『日本の007は一体だれか』★『日露戦争での戦略情報の開祖」福島安正中佐①100年前の「シベリア単騎横断」や地球を1周した情報諜報活動こそ日露戦争必勝のグローバル・インテリジェンス』

    2015/03/09 &nbsp …

no image
速報(253)★『原発民間事故調報告書まとまる。これを見て<原子村>ではなく<ガラパゴス原子国家日本の悲劇>を考える

速報(253)『日本のメルトダウン』   ★『原発民間事故調報告書まと …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(201)-記事再録/『世界を魅了した最初の日本女性―世界のプリマドンナ・三浦環―アメリカ、ヨーロッパが熱狂した「蝶々夫人」です』★『 1918年11月、第一次世界大戦の休戦条約の祝賀の凱旋式がニューヨークのマディソン広場で開催、ウィルソン大統領の演説の後に三浦環が歌い、大喝采を浴びた。』★『十五年間の米国滞在中、ウィルソン、ハーディング、クーリツジと三代大統領の前で歌い、ホワイトハウスに何度も招待された』

    2015/11/13日本リーダーパワー史(192) …

no image
日本リーダーパワー史(445)「2013年日中韓北・東アジア激震の1年」を国際ジャーナリスト・前田康博氏が徹底分析(130分)(12/19)

 日本リーダーパワー史(445) 「東アジア情勢まとめ解説」 &nbs …

『オンライン/日本ジャーナリズム講義①』★『トランプフェイクニュースと全面対決する米メディア、一方、習近平礼賛、共産党の「喉と舌」(プロパガンダ)の中国メディアと日本のジャーナリズムを比較検討する』★『言論死して日本ついに亡ぶ-「言論弾圧以上に新聞が自己規制(萎縮)した新聞の死んだ日』

●『言論死して国ついに亡ぶ-戦争と新聞1936-1945」(前坂俊之著、社会思想 …

『リモート京都観光動画』/『日本史大事件の現場を歩くー『敵は本能寺にあり』、織田信長死す(1582年6月21日)』★『★京都『本能寺』へぶらり散歩ー寺町界隈には歴史と伝統の『老舗』が並ぶ』

  日本史大事件の現場を歩くー『敵は本能寺にあり』、織田信長死す(15 …

no image
日本リーダーパワー史(849)-『安倍首相の「国難突破解散」は吉と出るか、凶と出るか、いずれにしても「備えあれば憂いなし」③ 』★『戦後の日本人は「最悪に備える」態度を全く失ってしまった。』★『「ガラパゴスジャパン」(鎖国的、伝統的、非科学的、非合理的な日本思考)から脱さなければ、未来(希望)の扉は開けない』★『明治維新、倒幕の原因の1つとなった宝暦治水事件』

日本リーダーパワー史(849)  安倍首相の「国難突破解散」の判断は吉と出るか、 …

no image
速報(103)『日本のメルトダウン』ー『世界は破滅が待っておりー日本は原発放射能の被曝を待っているのか!?』

速報(103)『日本のメルトダウン』 『世界は破滅が待っておりー日本は原発放射能 …

no image
日本のメルトダウン(524)◎「アベノミクスに致命的な欠陥あり」◎「安倍首相に単独インタビュー」(CNN)

  日本のメルトダウン(524)     …

no image
日本リーダーパワー史(858)ー来年1月からNHK大河ドラマ「西郷どん」が始まる。国難の救世主「西郷隆盛のリーダーシップ」に学ぶ。

日本リーダーパワー史(858) 国難の救世主「西郷隆盛のリーダーシップ」に学ぶ。 …