前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『 地球の未来/世界の明日はどうなるー『2018年、米朝戦争はあるのか』④『米国内情勢―ロシアゲート事件、米アラバマ州の上院補選で 共和党敗北、中間選挙(11月)の行方はどうなる・・』

      2018/01/23

『2018年、米朝戦争はあるのか』④

  • 米国内情勢―ロシアゲート事件、米アラバマ州の上院補選で
  • 共和党敗北中間選挙の行方は・・

『ロシアゲート事件の捜査が進んでいますね。 モラー特別検察官がトランプ本人から直接、事情を聴取する意向を昨年12月に伝達したと報じられた。トランプ氏はロシアとの共謀を否定しており、無実の証明するために、事情聴取に応じる意向を示している、という。

特別検察官の捜査は➀2016年大統領選へのロシア政府の干渉をトランプ本人が認識して関与していたのか、②昨年5月に連邦捜査局(FBI)のコミー長官を解任したことが司法妨害あたるかどうかがポイントで、今後の捜査が注目される』

ロシア疑惑 特別検察官、バノン氏に召喚状 大陪審で「証言を」

https://mainichi.jp/articles/20180117/dde/007/030/036000c

コラム:2018年の世界はどうなる、重要な「5つのポイント」https://jp.reuters.com/article/column-2018-apps-idJPKBN1ET07A

 

「ただし、この特別検察官の捜査がトランプ大統領の弾劾には直接的につながらない。弾劾裁判には下院議会の過半数が同意し、その上で上院で3分の2の賛成が必要となるので、今年の中間選挙(11月)までは与党の共和党が協力する可能性は低い。現時点で弾劾裁判から罷免へという可能性はかなり低い、といえる。

世界中が呆れるトランプを辞めさせられない理由

https://news.biglobe.ne.jp/international/0116/jbp_180116_9384674406.h

米国憲法第4条では「大統領、副大統領および合衆国のすべての文官は、反逆罪、収賄罪その他の重大な罪または軽罪につき弾劾の訴追を受け、有罪の判決を受けたときは、その職を解かれる」と規定されています、今のところトランプの側近などがこれに該当する可能性はあるが、トランプの場合は難しいといえる』

『その中間選挙(11月6日)ですが、与党・共和党が過半数維持できるかが焦点です。

アメリカ議会上院は100議席のうち、現在、与党・共和党が51議席、野党・民主党は49議席です。上院の100議席のうち34議席と下院の435議席すべてが改選されます。現時点の世論調査では、中間選挙で民主党に投票すると答えた人が48%なのに対し、共和党は37%で民主党が大きくリードしています。歴史的に中間選挙は政権与党に不利になることが多いため、共和党にとって厳しい戦いとなるという見方が強い。
トランプ大統領の支持率は低空飛行が続くが、好調な経済や雇用を武器に、減税、インフラ、オバマケア撤廃撤廃の「3本柱」で巻き返しを図っている。今後の「ロシア疑惑」「北朝鮮との対決」がどうなるかによって大きく左右される」

米アラバマ州の上院補選で共和党敗北

『昨年12月12日の米アラバマ州の上院補選では、民主党のダグ・ジョーンズ候補(63)が複数の未成年の少女とわいせつ行為を行った疑惑が報じられた共和党のロイ・ムーア候補(70)を下して当選しました。共和党の地盤の同州で民主党が上院選に勝利したのは25年ぶりのことで、共和党にとって衝撃的な敗北となりました。この補選の結果、上院議席は共和51、民主49と一段と接近し、共和党が法案を通すのはさらに難しくなりました。』

 

『お騒がせトランプ劇場のドタバタ喜劇で、今年に入ってトランプ大統領の超暴露本『Fire And Fury(炎と怒り)』(トランプ米大統領のホワイトハウスへの道と、政権を握って最初1カ月を記した)が全米中を騒然とさせているね。

3年前にトランプが大統領選へ出馬した段階で、泡沫候補としてマスコミから総攻撃され「犯罪者」「詐欺師」「ウソつき」「性格異常者」のレッテルを張られた、その人格の正体が、この本の中で完膚なきまでに暴露されている。

かつては世界をリードしたアメリカ合衆国の大統領とその政治システムのかくも無残に崩壊した例は世界史上でまれなケース。これもインターネット、Google,Youtubeの「世界見える化シアター」のおかげです。まさしく、間違ってなってしまった史上最低、最悪の大統領であろう。このドタバタ悲喜劇を見ていると、安倍首相がましに見えてくる。中国・習近平皇帝よりもね」

『 地球の未来/世界の明日はどうなる』ー『トランプ米大統領とホワイトハウスの内情を暴く『Fire and Fury』は全米でベストセラー1位に』★『ほら吹き、ナルシズム、攻撃的性格のトランプ氏の「精神状態」を専門家70人から「認知症検査」を求める声』

http://www.maesaka-toshiyuki.com/longlife/28132.html

『確かに、この本の内容は捧腹絶倒だね。トランプの無能さや精神的な不安定さを徹底して描き出している。サンケイ(1月5 日付)によると、

➀トランプだけでなく大統領選の陣営のほぼ全員が大統領にならないと考えていた。

③メラニア(大統領夫人)も夫から大統領にはならないだろうと約束されていた。大統領選の夜、勝利が近づいたとき、トランプは幽霊を見たような様子で、メラニアも喜ぶどころか涙ぐんでいたという。

④トランプの長女のイバンカ(大統領補佐官)は夫のクシュナー(大統領上級顧問)と政権入りした後、初の女性大統領を目指して将来出馬することについて夫婦で真剣に話し合った。

⑤トランプ氏は非常に無知で、憲法の説明に行ったナンバーグ氏は、合衆国憲法修正第4条まで来たところで、トランプ氏が退屈そうな仕草をしていた。

⑥トランプ大統領は同じ話を何度も繰り返す。「彼との1時間の会議では、54分間、話を聞くことになるが、それは、繰り返し同じ話だ。」と側近は話したなどなど,ビックリ仰天です。

 

ホワイトハウスの寝室でトランプは1人でカギを閉めて、閉じこもり毎日毒殺されることを恐怖しながら、街で売っているハンバーガーを食べ続けて、怒りのツイッター(フェイクニュース)を撃ちまくっている。その数、これまでに2000本を超えたというから、これまた異常ですね。

これはアメリカ大統領の喜劇だけではなく、全人類の悲劇ともなる。2018年の世界は果たしでどうなるか、おちおち眠っていられないね」

トランプ暴露本『炎と怒り』が政権崩壊を引き起こす可能性

https://www.newsweekjapan.jp/sam/2018/01/post-5.php

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『2018年「日本の死」を避ける道・日本興亡150年史』⑤『アベノミクスで政権百日は大成功、このナロウパスを突破せよ』(上)

★『2018年「日本の死」を避ける道はあるのか ー―日本興亡150年史』⑤― < …

『Z世代のための日本戦争報道論』★『 戦争も平和も「流行語」と共にくる』★『80年前の太平洋戦争下の決戦スローガン(流行語)』★『人々は「贅沢(ぜいたく)は敵だ」→「贅沢はステキだ」●「欲しがりません勝つまでは」→「欲しがります勝つまでは」●「足りん足りんは工夫が足りん」→「足りん足りんは夫が足りん」』とパロディー化して抵抗した』

2014/10/18 記事再録 月刊誌『公評』<2011年11月号掲載>決戦スロ …

『Z世代のための日本の超天才人物伝①』★『独学/独創力/創造力の創り方』★『日本の知の極限値』と柳田国男が評したー地球環境問題、エコロジー研究の先駆者・「知の巨人」南方熊楠のノーベル賞をこえた天才脳はこうして生まれた(1)』

日本の歴史上、最大の世界的な天才とは一体誰でしょうか>→南方熊楠ですよ &nbs …

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(148)』「ISと云うイスラム原理主義組織の現在の破壊力、 近未来の戦闘能力がどの程度のものになるのか?」

  『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(148)』 「 …

no image
速報「日本のメルトダウン」(522)「八方ふさがりの日米関係」(英エコノミスト誌)『日本の国防:過去を振り返るな」(同誌)

 速報「日本のメルトダウン」(522)     ● …

no image
日本リーダーパワー史(152) 国難リテラシー⑨最後の首相・鈴木貫太郎、木戸幸一、宇垣一成は敗戦をどうしたか

 日本リーダーパワー史(152)   国難リテラシー⑨最後の首相・鈴木 …

『オンライン講座・ウクライナ戦争の経過』★『ジェノサイド・ロシアの末路(上)』★『ロシアのウクライナ侵攻から2ヵ月』★『プーチン大統領の「核使用発言」』★『歴史は人類の犯罪と愚行と不幸の記録以外の何物でもない』

  ウクライナ戦争・ジェノサイド・ロシアの末路(上) 前坂俊之(ジャー …

no image
日本の最先端技術『見える化』チャンネル-★再録『働き方改革EXPO(2008 /7/11、東京ビッグサイト)』でのプレゼンベスト5」★『富士ソフトブースでの「日本マイクロソフトが行った働き方改革」の実践。』

 2018/07/21日本の最先端技術『見える化』チャンネル再録 &n …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(50)記事再録/『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉒『開戦3ゕ月前の「米ニューヨーク・タイムズ」の報道』★『国家間の抗争を最終的に決着させる唯一の道は戦争。日本が自国の権利と見なすものをロシアが絶えず侵している以上,戦争は不可避でさほど遠くもない』

   2017/08/19『日本戦争外交史の研究』/『世界史 …

no image
人気リクエスト記事再録 『百歳学入門(186 )』-百歳長寿社会へのお手本『世界ベストの画家・葛飾北斎(90歳)の創造力、晩年学こそ長寿力』★『北斎こそ世界を席巻した「ジャポニズム」「ジャパンアニメ」「ジャパンクール」の元祖である』

2011年1月15日執筆<超高齢社会のモデル> 世界ベストの画家・葛飾北斎―90 …