速報(184)『日本のメルトダウン』☆『3/11福島原発の半年後の真実に迫る-―小倉志郎、後藤政志氏との座談会(中)』
結局は、その現場にいた人間しか分からないことがある。今撤退しとかないと全滅だぞといって撤退することはあり得ます。危機感を持ったら、とにかく撤退したいんだと言ってもおかしくない。
経産省の役人とか経済産業大臣とか、失礼ながらまったく理解されていない。理解していたら、これまでのような対応はあり得ない。危機感がない、原発に対する危険性の認識が全くないと思います。菅さんは、そこが分かっていた。
後藤 デマゴギーと言わなくても、少なくても希望的観測でものを言っている。なるべく被害を小さく見せたい。大事故じゃないということを言いたいがためにそう言っているふうに見える。
後藤 と思いますね。
原発への恐怖は広がり、政治のコントロールが不能になっています。特に、放射能汚染の厳しさは、国民全体にひしひしと圧し掛かっている。特に国政に携わっている人間にとっては、きちんと除染をやるのに一体いくらかかるのだろうという不安があると思います。
経済学的に言えば、現段階で費用対効果が全く分からないのに、作業だけが進まざるをえない。そして作業の請求書がいずれ国に来る不安ですね。除染問題は、人命に関わりますから負担せざるを得ない。食べ物についても、あれだけの汚染地域の広さだと、産地を選別しても収まりがつかない。東日本全体の風評被害に広がることがみんな分かってきた。
そのことの認識がない政治家は、この問題に対して発言してはいけないとすら私は思っています。この厳しさを分からない人が、平気で原発問題に関わるのは、私はまずいと思っています。現状の厳しさを踏まえた上で、じぁあ、どうしようかという議論だと思うのです。
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