前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

終戦70年目に「アジア・太平洋戦争」のウソと真実をーフリー電子書籍「真相はこうだ」(GHQ編、1946年)で読み解く。

      2015/01/16

 

 

終戦70年目に「アジア・太平洋戦争」の真実をー

フリー電子書籍「真相はこうだ」:連合軍最高司令部民間情

報教育局編、1946年¥08月刊)で読み解く。

 

http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=154

 

 

 

 http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=154&article_id=4957

 

 

 

「真相はかうだ」(GHQ民間情報局編)

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9E%E7%9B%B8%E3%81%AF%E3%81%8B%E3%81%86%E3%81%A0

 

昭和201945)年128日の朝刊に、連合軍総司令部提供の「太平洋戦争史」が大きく掲載された。

・翌9日,ラジオでは「真相はこうだ」がはじまった。日曜夜8時という聴取の多きい時間帯の放送である。ドキュメンタリータッチの新しい演出で、太平洋戦争の〝真相〟、つまり日本の軍国主義者

による犯罪的行為の数々を暴露するこの番組は、聴取者に衝撃をあたえた。

 占領当局は、ラジオを日本の非軍事化と民主化のための最も有力な道具の一つと考えていた。放送会館内に居を構えた民間情報教育局(CIE)は、NHKのすべての番組を厳重に監督・

指導し、CIE係官が直接、番組の企画・演出にあたることもあった。

 「真相はこうだ」の脚本もCIEラジオ課の若い中尉が書いた。南京虐殺、パタ-ン死の行進など、日本人の知らなかった事実がつぎつぎと取上げられた。占領当局は、こうした事実を知れば、日本人は軍国主義的な傾向を改めるだろうと考えたのである。

 

http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=154&article_id=4957

 

 長い間、軍部や政府の「大本営発表」情報コントロールによって、耳目をふさがれていた日本の民衆の間にも、太平洋戦争の真実を知りたい要求が高まっていた。新聞記者の目で昭和の裏面史を描いた「旋風二十年」は2011月に刊行されてベストセラーになり、212月に創刊された雑誌「真相」も、天皇制や軍部に関する暴露記事などで人気を呼んだ。

 〝真相ブーム〟の中ではあったが、ラジオの「真相はこうだ」への反響は必ずしも芳しくなかった。耳から入る真相が余りに刺激的であったし、また、内容に事実と反する部分もあった。放送は、第10回で日本の敗戦までを伝えて、212月にひとまず終了し、そのあと、聴取者の質問にCIEが答えるという形に変えた「寡相箱」がはじまり、更に「質問箱」へと変えた。

 

http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=154&article_id=4957

 

 

 - 戦争報道 , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(328 )★今から約20年前のレポート再録『1998年/香港返還1年・香港メディアはどうなったかー言論の自由は漸次、消滅』★『深刻なセルフ・センサーシップ(自己検閲)』★『香港経済に暗雲、メディアへのテロが続発』

2009/02/10  <『マスコミ市民』1998年9月号N …

『オンライン講座/引き際の研究①』★『日本リーダーパワー史(102)日本一見事な引き際・伊庭貞剛の晩晴学②』★『  有害なのは青年の過失ではなく、老人の跋扈(ばっこ)である>  <無能で見識のないリーダー、政治家の跋扈(ばっこ)が国をつぶす。』>

2010/10/25  日本リーダーパワー史(102)記事再 …

no image
日本リーダーパワー史(259) 『明治の巨大国家プロジェクトを組み立て、日清、日露 戦争の勝利方程式を解いた川上操六(36)

日本リーダーパワー史(259)  『明治の巨大国家プロジェクトを組み立て、日清、 …

no image
73回目の終戦/敗戦の日に「新聞の戦争責任を考える➀」再録増補版『太平洋戦争までの新聞メディア―60年目の検証➀』★『国家総動員法によって新聞統合が進み、1県1紙体制へ。情報局の下で国家宣伝機関紙化』★『日本新聞年鑑(昭和15年版)にみる新統制下の新聞の惨状』

 再録 2015/06/27   終戦7 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(252)/★『敗戦直後の1946年に「敗因を衝くー軍閥専横の実相』で陸軍の内幕を暴露し東京裁判で検事側の 証人に立った陸軍反逆児・田中隆吉の証言➂『「米軍の本土空襲はあり得ない、疎開は卑法者の行為」と主張した東條首相』★『AI(人口頭脳),IoT,ロボット,5G、デジタル社会にシフトできなければ<ガラパゴスジャパン>は沈没あるのみ』

     2015/05/23 /終戦70年・日本 …

『日中台・Z世代のための日中近代史100年講座②』★『宮崎滔天兄弟が中国の近代化を推進した(下)』★『1905年(明治38)8月20日、東京赤坂の政治家・坂本金弥宅(当時・山陽新聞社長)で孫文の興中会、黄興の華興会、光復会の革命三派が合同で「中国同盟会」の創立総会が開催され、これが『辛亥革命の母体となった』

  同年9月1日、滔天は横浜で初めて孫文に会った。大陸風の豪傑を想像し …

no image
『オンライン講座/日本陸軍・失敗研究』★『大東亜戦争敗因を 陸軍軍人で最高の『良心の将軍』今村均(大将)が証言する②』★『陸海軍の対立、分裂」★「作戦可能の限度を超える」★ 「精神主義の偏重」★「慈悲心の欠如」★ 「日清日露戦争と日中戦争の違い」★「戦陣訓の反省」

 2016/05/25  日本リーダーパワー史(7 …

『国難逆転突破力を発揮した偉人の研究』★『勝海舟の国難突破力⑧『徳川幕府崩壊史を語る』―『2011年3月11日の福島原発事故と対比して国難リテラシーを養う』★『なに、明治維新の事は、おれと西郷隆盛と2人でやったのサ』                   

2011/07/07  日本リーダーパワー史(171)記事再録 &nb …

no image
日本リーダーパワー史(927)北清事変(義和団の乱)で見せた日本軍のモラルの高さ、柴五郎の活躍が 『日英同盟』締結のきっかけになった』★『柴五郎小伝(続対支回顧録、1941年刊)』

増補版/ 日本リーダーパワー史(775) 北清事変(義和団の乱)で見せ …

no image
日本リーダーパワー史(836)(人気記事再録)『明治維新150年』★『日露戦争勝利の秘密、ルーズベルト米大統領をいかに説得したかー 金子堅太郎の最強のインテジェンス(intelligence )⑧』★『ル大統領、講和に乗りだすーサハリン(樺太)を取れ』●『外交の極致―ル大統領の私邸に招かれ、親友づきあい ーオイスターベイの私宅は草ぼうぼうの山』 ★『大統領にトイレを案内してもらった初の日本人!』

<日本最強の外交官・金子堅太郎⑧>  ―「坂の上の雲の真実」ー 『外交の極致―ル …