『リーダーシップの日本近現代史』(193)記事再録/<クイズ>-今から160年前の1860年(万延元年)2月、日米通商条約を米ホワイトハウスで批准するため咸臨丸とともに米軍艦の蒸気船『ボーハタン号』で太平洋を渡たり、全米の女性から最もモテたイケメン・ファースト・サムライはだれでしょうか?!
日本人を乗せた馬車がくると、女性たちが一斉に「トミーはどこなの?」「トミーはどの人?」と大声で叫び興奮はピークに。
馬車の条約箱の後ろに陣取ったトミーが現れると、「トミー!こっちを向いて!」「トミー、バンザイ!」と大歓声。トミーは笑顔で手を振って応えた。『彼があの中で一番ハンサムね」とため息や悲鳴が上がり、ジャパンフィーバー、トミー・コールが続いた。(『ニューヨーク・ヘラルド』1860 年6 月17 日付)
<一行のスケジュールー>
1860年3月29日 、サン・フランシスコへ入港。
5月14日にワシントンへ到着。 ホワイトハウスでジェームズ・ブキャナン大統領に謁見。
5月22日には国務省で、日米修好通商条約批准書の交換を国務長官ルイス・カスとの間で行う。
6月26日には、故ペリー提督の未亡人を訪問しています。
ニューヨークには2週間滞在し、6月29日、帰国の途につきます。
使節団はいく先々で、圧倒的な歓迎を受け、各都市では盛大な歓迎祝典の行事が繰り広げられた。

ホワイトハウスの訪問や調印式、ニューヨークのパレードなどは大特集で数ページにわたって驚くほど詳細に伝えている。中でも使節団の一行よりも、トミーにスポットライトを当てて報道した。
トミーの英語は達者で、明らかに普通の人より頭がいいようだ。彼は熱心に英語を覚えたがっている。われわれとのインタビューの問でも、種々な物を指しながら『あれは野原、それから家(ハウス)それから牝牛(カウ )それから垣根(フェンス)』と尋ねるような口調でいっている。英語の単語を覚えたいからであろう。
(つづく)
関連記事
-
-
『F国際ビジネスマンのワールドウオッチ⑤』『携帯電話世界トップのノキアがその座をサムスンに明渡した歴史的事件』
『F国際ビジネスマンのワールドニュース・ウオッチ⑤』 『携帯電話世界トップの座に …
-
-
『リモート京都観光動画』/外国人観光客への京都ガイドー清水寺の舞台から下って音羽の森に向かう』★『清水寺の北御門・月照の碑の裏にある石仏群』★『わが愛するイノダコーヒー・久しぶりで京都清水店で味わう「確かに絶品、究極の香り」』
外国人観光客への京都ガイドー清水寺の舞台から下って音羽の森に向かう① 外国人観光 …
-
-
『国葬にされた人びと』・・元老たちの葬儀
1 <2005 年4 月> 『国葬にされた人びと』・・元老たちの葬儀 前坂俊之 …
-
-
日本経営巨人伝⑭●『明治財界の曽呂利新左衛門に識見と禅味と侠骨を加味したよう朝吹英二 』
日本経営巨人伝⑭朝吹英二 ●『明治財界の …
-
-
日本リーダーパワー史(338)◎「此の一戦」の海軍大佐・水野広徳の『日本海海戦』の勝因論①」
日本リーダーパワー史(338) ● 政治家、企業家、リー …
-
-
日本メルトダウン脱出法(712)「今年のエルニーニョ、現代史で最大級の恐れ 米気象当局」「韓国・朴大統領、来月の訪中実現すれば日中韓首脳会談開催を中国側に提案も―韓国紙」
日本メルトダウン脱出法(712) 今年のエルニーニョ、現代史で最大 …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(47)記事再録/『異文化コミュニケーションの難しさ―< 『感情的』か、『論理的』かーが文明度の分かれ目>①『 STAP細胞疑惑問題にみる「死に至る日本病」』
2015/01/01月刊誌『公評』7月号―特集『実感 …
-
-
日本リーダーパワー史(844)ー『デービッド・アトキンソン氏の『新・観光立国論』を100年以上前にすでに唱えていた日本の総理大臣は誰だ!』『訪日客、2割増の1375万人=消費は初の2兆円超え-上半期』★『『外国人が心底うらやむ「最強観光資源」とは?日本は「最も稼げる武器」が宝の持ち腐れに』(アトキンソン氏)
日本リーダーパワー史(844) ●観光庁は20日、訪日外国人旅行者が、今年1 …
-
-
『トランプ大統領と戦う方法論⑰』★『明治の国家参謀・杉山茂丸の国難突破・交渉力を見習え」➃』★『軍事、外交は、嘘(ウソ)と法螺(ほら)との吐きくらべで、吐き負けた方が敗れる』★『杉山35歳は一片の紹介状も持たず単身渡米して金融王・モルガンを煙に巻き、1億3000万ドル(約1900億円)の融資に成功した。』★『その時のタンカの切り方』
2024/11/15/記事再編集 2014/08/09 /日本リーダ …
-
-
百歳学入門(237)ー近藤康男(106)の「七十歳は一生の節目」「活到老 学到老」(年をとっても活発に生きよ 老齢になるまで学べ)』★『簡単な健康法を続ける。簡単で効果のあるものでなくては続けられない。大切な点は継続すること。』
百歳学入門(237) 「七十歳は一生の節目」「活到老 学到老」(年をとっても活発 …
