前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

新刊「追悼山本五十六」新人物往来社編 新人物文庫(667円)を出版しました。

   

 
新刊「追悼山本五十六」新人物往来社編 新人物文庫(667円)を出版しました。
 
前坂 俊之(ジャーナリスト)
 
山本五十六は昭和の軍人ではナンバーワンの人物である。太平洋戦争の真珠湾攻撃を立案、決行した戦略家であり、日本の歴史をかえた軍人政治家であったといっても誤りではない。
 
 山本は圧倒的な人気があり、阿川弘之の決定版の伝記以外にも戦中戦後を通して五十点以上もの多くを数える。しかし、山本を知る人間の、直接証言的な本は少ない。
 
そこで、、海軍の同僚たちの山本評の最もたくさん収録されているこの文庫の原本である『水交社記事』 「故山本元帥追悼号」(41巻3号、昭和18年9月25日発行、財団法人水交社発行)を出版を企画した。
 
これは国葬でおくられた山本への海軍内部資料の追悼号のため、公式的な発言、思い出しか語られていない面も多分にあるが、太平洋戦争の最中で山本の国内の評価を語ったあらわしたものであり、山本の人間性を評価するには1つの有力な情報である。歴史研究者ばかりでなく多くの読者に有益であろうと、信じる。
 
目次は
海軍大臣弔辞、軍令部総長弔詞、山本元帥の国葬に際し海軍大臣挨拶、山本元帥を憶う
山本元帥の思い出、海軍大将/山本五十六元帥を憶う,海軍大将男爵山本元帥を偲びて,青年よ山本魂に続け,

山本元帥を偲ぶ,故山本元帥国葬に際し講話、山本元帥ボストン滞在中の思い出、山本元帥の思い出、

故山本元帥追憶の一つ二つ、故山本元帥の思い出、治而不忘乱 - 山本魂の神髄、故山本元帥に関する逸話、山本元帥を偲びて」など。

 
証言者は、鈴木貫太郎、井出謙治、安保清種、小林臍造、末次信正、高橋三吉、米内光政、井上成美、伊藤整、三戸由彦、

山勝正郷、福留 繁、八角三郎、河村儀一郎、和波豊、矢野英雄、中村倍郎、神林美治、日暮豊年、丸田幸治、

三和義勇、大橋謙、松永敬介、立川七郎、佐藤六平,井口兼夫,三枝恵作,市川残花らの証言・思いで話を収録している。

 
 
 

 - 人物研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(324)「坂の上の雲」の真の主人公「日本を救った男」-空前絶後の参謀総長・川上操六(42)

日本リーダーパワー史(324) 「坂の上の雲」の真の主人公「日本を救った男」&# …

日本リーダーパワー史(729)★『2050近未来シミュレーション・日本復活』の著者 クライド・プレストウィッツ米経済戦略研究所所長の会見動画<90分>2016.7.26

日本リーダーパワー史(729) 『2050近未来シミュレーション・日本復活』 の …

no image
世界、日本メルトダウン(1019)―『トランプを討つ明智光秀は誰だ! 早くも余命のカウントダウン始まり、ペンスの注目度急上昇』●『トランプを勝たせたロシアのスパイ、その見事な手口 ヒラリーを標的にウィキリークスと巧みに連携、さて日本訪問では・』★『ナチス、ソ連の二の舞を演じ始めた米国 科学リテラシーゼロの宰相が国家を崩壊に導く』●『仏大統領選、最有力候補をスキャンダルが直撃 家族に不正給与を支払っていたフィヨン元首相』●『世界に溢れる「偽ニュース」から学べること 人を動かす情報とは何か』●『トランプ政権誕生で注目される 「インターネット・アーカイブ」とは何か』

世界、日本メルトダウン(1019) トランプを討つ明智光秀は誰だ! 早くも余命の …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(336)-「日本の深刻化する高齢者問題―大阪を中心にその貧困率、年金破綻と生活保護、介護殺人、日本の格差/高齢者/若者/総貧困列島化を考える」★『一人暮らしの高齢者の全国平均は26,8%、大阪は41%、東京23区は36%』(中)

2016年(平成28)3月24日  講演会全記録   「大阪の高齢者問題―貧困率 …

no image
日本経営巨人伝⑭●『明治財界の曽呂利新左衛門に識見と禅味と侠骨を加味したよう朝吹英二 』

  日本経営巨人伝⑭朝吹英二    ●『明治財界の …

no image
日本メルトダウン脱出法(595)●『トピック「錦織圭」のまとめ』◎『メジャー選手が語った大谷翔平の本当 評価に絶句」

    日本メルトダウン脱出法(595) &nbs …

no image
日中韓異文化理解の歴史学(2)(まとめ記事再録)『日中韓150年戦争史の原因を読み解く』(連載70回中、21ー35回分)★『申報、英タイムズ、ルー・タン、ノース・チャイナ・ヘラルドなどの外国新聞の報道から読み解く』●『朝鮮半島をめぐる150年間続く紛争のルーツがここにある』★『「 日本か朝鮮を狙うのは有害無益な ことを論ず」(申報)』●『 西欧列強下の『中国,日本,朝鮮の対立と戦争』(英タイムズ)』●『 長崎事件を語る」 (日本は国力、軍事力で中国には全くかなわない)申報』

『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』 ㉑「 日本か朝鮮を狙うのは有害 …

no image
 日本リーダーパワー史(761)-『日韓朝歴史ギャップの研究」●『金正男氏暗殺は正恩氏の指示 北朝鮮専門家ら分析』★『朝鮮暗殺史の復習問題ー福沢諭吉、犬養毅、玄洋社らが匿った親日派の朝鮮独立党・金玉均を上海に連れ出した暗殺事件が『日清戦争の原因』ともなった』

 日本リーダーパワー史(761) 北朝鮮の金正男暗殺事件がまた起きた。 『北朝鮮 …

no image
日本リーダーパワー史(805)/記事追加再録版 「国難日本史の歴史復習問題」-「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、インテリジェンス⑥」 ◎「ロシアの無法に対し開戦準備を始めた陸軍参謀本部』★「早期開戦論唱えた外務、陸海軍人のグループが『湖月会』を結成」●『田村参謀次長は「湖月会の寄合など、茶飲み話の書生論に過ぎぬ」と一喝』

日本リーダーパワー史(805) 記事追加再録版  「国難日本史の歴史復習問題」ー …

no image
『リーダーシップの日本近現代興亡史』(220)/「2019年の世界と日本と地球はどうなったのか」(下)『気候非常事態と日本』★『「日本は安全、安心な国」とのイメージが強いが、「紛争や災害の脅威による都市リスクランキング」(2019年版)では東京がワースト1、大阪が6位』  

いまや「巨大災害多発時代」「気候非常事態」に突入した日本 前坂 俊之(ジャーナリ …