前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『 地球の未来/世界の明日はどうなる』< 世界、日本メルトダウン(1041)> 『トランプ大統領の就任100日間(4/29日)が突破した』③『注目された米中会談(4/6,7)の内容とその結果は?・』★『朝鮮半島クライシス!』『トランプの北朝鮮威嚇で中国が高笑いの理由―ー北朝鮮をどんな形でもコントロールできる中国』●『朝鮮半島有事で日本に大量に「難民」が流入するの?』★『北朝鮮が中国を名指し批判――中国の反応は?』

      2017/05/07

 『 地球の未来/世界の明日はどうなる』

< 世界、日本メルトダウン(1041)>

『トランプ大統領の就任100日間(4/29日)が突破した』③

注目された米中会談(4/6,7)の内容とその結果は・・

 

(A)「こうした内政の失敗つづきの中で、世界中から注目された4月6、7日にフロリダのトランプ大統領の別荘で開催された米中会談は成り行きが注目されました。その結果、すわ北朝鮮有事と緊張が世界に走ったが、結局どうなったたのでしょうか」

 

(C)「トランプ対習近平の「米中会談」は『シリアへの先制攻撃』というトランプマジックで、一挙に吹き飛び「世界の2超大国関係」の待遇を求めてやってきた中国は完全にメンツをつぶされたかっこうだ。「歓迎晩餐会」の真最中に、トランプは突然、シリア攻撃を開始、「北朝鮮は自ら問題を起こそうとしている。中国が米国に協力しないなら中国抜きで問題を解決する」と1発パンチを浴びせた。

金正恩独裁「ならず者国家」への見せしめで、中国に100日間の期限付きで圧力をかけた。「中国が北朝鮮問題を解決すれば、米国との通商の取り決めは中国にとってより良いものになる」とブラフ外交(脅し)ディール外交(取引外交)を展開したのです」

(B)「たとえれば、最近、ハリウッドでは製作されていないが、昔の西部劇の決闘パターンを見る思いだね。ジョン・ウエーンやクリント・イーストウッドが無法者と1対1の決闘となり、「このクソ野郎め」『ハック野郎!』「度胸があれば先に撃て!」とさんざん罵って挑発、相手が腰の拳銃を抜こうとする瞬間に、目にもとまらぬ早業で撃ち殺す、あの米国流のケンカシーンだよね(笑)

オバマの理念外交はシリア攻撃に参加せず「腰抜け外交」と批判された点をトランプ氏はよく見ており、強硬策に打って出たわけだ」

(A)「この結果、トランプは動画中心の情報操作をしており、空母からシリアへの巡航ミサイルが発射される映像がトップニュースとして流され続けた。トランプ氏のプロレス流ド派手なショウマンシップ」『反則パンチ』にスポットライトがあたり、習近平氏のぎこちなく緊張した表情との圧倒的な落差、その交渉力、インテリジェンスギャップ、演出力の違いを見せつけたといえるでしょう」

(B)「この米中会談の前にもいろいろな仕掛け、伏線がある。6,7日に米中会談は設定されたが、北朝鮮はその前に断続的に10発以上のミサイルを国連安保決議に違反して、発射しており、トランプ氏は『レッドラインを超えた』と激怒していた。

 

米下院の外交委員会は329日、北朝鮮のテロ支援国家再指定と大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を非難する決議などを採択。4月3日、米下院は本会議で、「中国に北朝鮮への圧力強化を求める決議」を可決し、中国、北朝鮮の包囲網は整った。4日から始まる米中首脳会談で、トランプ氏はこれを忠実に守ったということですね」

(B)「シリアのサリン使用が伝えられたのは米中会談の2日前のこと。トランプ氏は『これまでと違った新しい方法論で対処する』と言明したが、その前からワシントンのペンタゴン(国防省)や外交関係者たちの間で『軍事攻撃のシナリオ』が真剣に論議されていたので、これは偶然の一致でしょう。

しかし、タイミングがピタリと合い、最高のタイミングで、サプライズアタックカード(攻撃カード)を切ったわけですね。「『強い外交』と『強い軍事』がセットになっているのが米国覇権外交です

(C)「今回、トランプ氏は中国の北朝鮮制裁が十分効果をあげていないと、強く圧力かけるように要求、石炭、石油の供給制限や、北朝鮮との取引企業、金融機関への厳重な取締りを要求したのです。

これに対し、習氏は「北朝鮮の核問題は深刻な段階に達した」との共通認識を示し、①既存の国連制裁決議の厳格な履行②石油供給制限③北朝鮮の出稼ぎ労働者追放-などを約束したと報じられた。ただし、「朝鮮有事の場合は隣国の中国へ難民多数が殺到して、一番の被害をこうむる」など軍事攻撃には反対し対話による平和的な解決を要望したといわれています」

 

(A)「トランプ氏はこの会談の内容を9日に安倍首相との電話協議で伝え、『ボールはいまや中国にある』と語り、中国が制裁強化に踏み切るかどうか、当面見極めるとして、『まず外交,不調なら軍事行動の2段階論』を説明したという。

トランプ氏は「制裁以上」との表現で、強力な軍事オプションを用意していることを強調。「あらゆることを日本と相談する」と述べ、対北朝鮮で仮に軍事行動を検討する際も、日本政府と事前協議すると語った」

 

トランプの北朝鮮威嚇で中国が高笑いの理由―ー北朝鮮をどんな形でもコントロールできる中国

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49912

 

「トランプ外交が変節」は大きな間違いの理由―「やっていること」を見よ!北朝鮮先制攻撃もあり得ない

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49932

 

トランプと習近平の「蜜月」 アジア各国は「米中G2」を疑心暗鬼

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/g2.php

 

焦点:中国になびくアジア諸国、トランプ氏が招く米国離れ

http://jp.reuters.com/article/usa-china-asia-idJPKBN17Y0Z9

 

朝鮮半島有事で日本に大量に「難民」が流入するの?

http://www.huffingtonpost.jp/naoko-hashimoto/how-should-japan-take-in-possible-korean-refugees_b_16313558.html

 

北朝鮮が中国を名指し批判――中国の反応は?

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/post-7540.php

 - 人物研究, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

「中国人の日本語作文コンクール」最優秀賞の姚儷瑾さん(20歳)が日本記者クラブ(2/6)で会見動画【100分】

昨年の「中国人の日本語作文コンクール」(日本僑報社、 日本交流研究所所長主催) …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(175)★『中曽根康元首相(101歳)が11月29日午前、死去した』★『中曽根康弘元首相が100歳の誕生日を迎えた』★『昭和戦後の宰相では最高の『戦略家』であり、<日米中韓外交>でも最高の外交手腕を発揮した。』

  田中角栄と同期で戦後第1回目の衆議院議員選挙で当選した中曽根康弘元 …

no image
日本リーダーパワー史(483)4年後は明治維新150年(2018年)、日本史最大の英雄・西郷隆盛の 国難突破力を学ぶ。

 日本リーダーパワー史(483) あと4年後は明治維新から150年(2 …

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(160)』ー『発行部数を「水増し」してきた朝日新聞、激震! 業界「最大のタブー」についに公取のメス』●『米大統領、5月サミット後の広島訪問を検討 』●『李首相も反旗?習主席がおびえるシナリオ「経済政変」 (金子秀敏) 』●『コラム:円高で懸念される外国人訪日客数、3兆円消費に影響も」

『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(160)』   発 …

no image
日本メルトダウン脱出法(811) 「キリスト教が日本で広まらなかった理由ー人口のわずか一%以下。世界最大の「非一神教国」の謎」●「金正恩の横暴に激怒!習近平が画策する「北朝鮮生け贄計画」」●「Youtubeがなければジャスティン・ビーバーに 出会うことはなかった」

 日本メルトダウン脱出法(811) キリスト教が日本で広まらなかった理由ー人口の …

no image
『日本の最先端技術「見える化」チャンネル』★「インターネットのようにドローンが世界を変える」ーー「国際ドローン展』(動画4本)と『ドローン最新情報8本」

『日本の最先端技術「見える化」チャンネル』 ★「インターネットのようにドローンが …

『25年1月26日午前7時、逗子なぎさ橋珈琲テラスより4日間姿を表わさなかった<ビューティフル富士山>をうっとり拝顔し撮影した。」
no image
池田龍夫のマスコミ時評(47)●『秘密保全法案」を急ぐ〝時代状況〟を危惧』★『愛川欽也が「kinkin .tv」を開局』

 池田龍夫のマスコミ時評(47)   ●『秘密保全法案」を急ぐ〝時代状 …

人気リクエスト再録『百歳学入門』(234) 『昭和の傑僧、山本玄峰(95歳)の一喝!②』★『無一物・無一文 ・無所有・一日不働・一日不食』★『力をもって立つものは、力によって亡ぶ。 金で立つものは、金に窮して滅び、ただ、 徳あるものは永遠に生きる』

  2012/09/11記事再録  百歳学入門(5 …

ヨーロッパ・パリ美術館ぶらり散歩』★『ピカソ美術館編➄」★『ピカソが愛した女たちー画家の精力絶倫振りは、超弩級、地球人とも思えません』

  「ラ・セレスティーナ」、1904年 ピカソ23才の作、下町のやりて …