前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

★『鎌倉釣りバカ人生30年/回想動画記/』④★『鎌倉沖のゴールデン・キス・アングルでのカヌーフィッシングは最高!だよ 』

      2020/03/10

 

 
  2009年6月14日『鎌倉カヤック釣りバカ日記』記事再録
 
 

            前坂 俊之

私のゴールデン・キス・マンスリーが始まった。

 
毎年、連休からは家族そっちのけでただ一人、キス三昧にふける。手先によみがよる、キス特有の、あの鋭く、可憐なピリピリ、キューンの魚信、感触に年をとっても胸がときめく。
 
キスのカヌーフィッシングに出かけるのは、シーカヤックを積んで、自宅から車で3分ほどの鎌倉市材木座海岸から。和賀江島のまえで、波静かな砂浜から。
 
夜明けとほぼ同時の午前5時過ぎ。食いは何といっても早朝がいい。昔から「キス釣りは手こぎの和舟」といわれているとおり、海の上をミズスマシのように静かに走るカヌーが最高。喫水線が低く、海面の上を座っている感じで、大きな波にそのまままかせていると、カヌーは上下して海のゆりかごに抱かれている感じ。これで身体が波マッサージとなり、なんとも心地よいのよね。
 
 満を持していた6月7日は強風でダメ。14日は飲みすぎて寝過してしまう。
ままよ!と午後2時から「夕食のおかずを釣ってくるよ!」と出かけた。カラフルな帆を張り疾走するサーファーたちをしり目に、パドルをこぐ手に力が入る。
 
 目ざすは「ゴールデンア・キス・アングル」と、私がひそかに名づけた巨ギスのポイントだ。ここでの、私の最高は二十九㌢。幻の三十㌢も夢ではない。湘南のこんな近場に黄金のポイントが隠れているとはお釈迦様でもしるめい。
 
 約20分でポイントへ。毎週のように釣っているもの、釣り場に行く時は心トキメックだ。ワクワクしながら、二本針にイキのいいジャタメをつけて、一本はボートの真下に、もう一本は遠くに投げてゆっくりリールを巻く。遠く、江ノ島の横に雪をいただく富士山がうっすらとみえる。
緊張の瞬間である
 凝視していた置きザオが突然ガタガタと鳴ったかと思うや、竿先が一気にしぼり込まれた。「早くもきたか」.ゆっくり,リールを巻く。激しい引きのあと、パールピンクの優雅な魚体が水面で銀色にキラリと輝く。至福の瞬間、23センチだ。
 
今度は投げた竿に魚信。27㌢のメゴチ。メゴチの入れ食いになった。
砂地と根のキワに大ものが潜んでいる。カヌーを静かに回して攻める。メゴチの猛襲にあいながらも、時々「キユン、キユン」 「コン、コン、ググッー」と大ギスが猛烈なアタックで、軟調竿をしぼり込む。
 
 午後五時。光明寺の鐘の音を合図に納竿。釣果はキス十四匹。二十㌢以上が十匹。最高が二十五㌢と型揃い、メゴチも十匹であった。
 
 

 - 人物研究, 健康長寿, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(271)鈴木大拙は1945年『日本亡国の3つの『日本病』を上げたが、これを克服できず日本は再び崩壊中!

日本リーダーパワー史(271)   『日本沈没・崩壊は不可避なのか』- …

no image
百歳学入門(61)地球物理学者で地震学を確立、航空工学を創始、ローマ字を普及させたマルチ東大教授田中館愛橘(95)

百歳学入門(61)   「地球物理学者で地震学を確立し、航空工学を創始 …

no image
 『百歳学入門』(168)ー『耳石が老化現象の原因に!? 注意したい身近な耳の病について《ガッテン!》』●『【ガッテン】耳石の刺激で若返る!? NASAの宇宙開発で生まれた究極のアンチエイジング5選』●『究極の老化予防は「立ち上がるだけ」 歩くよりも病気になりにくい不思議』

 『百歳学入門』(168) 11月16日、NHK「ガッテン」で『NASA直伝! …

no image
『 京都古寺巡礼のぶらり旅!』『秀吉ゆかりの「京都醍醐寺」全動画案内30分(9/3)』―わが 『古寺巡礼』で深く感動した古刹、庭園③』1150年前に建てられた5重塔(国宝)の燦然と輝く、建築美の極致

    2016/09/30 &nbsp …

『オンライン講座/真珠湾攻撃から80年目⑨』★『ルーズベルト米大統領は、真珠湾攻撃の国家リスク管理の失敗を教訓に情報機関(CIA)の設置を命じた』★『一方、日本は未だに情報統合本部がな<3・11日本敗戦>を招いた』★『さらに2021年、新型コロナ/デジタル/経済敗戦を喫して、後進国に転落中だ』

『オンライン/真珠湾攻撃(1941)から80年目講座➂』  

no image
明治政治裏面史を散歩ー『明治維新150年、「日本の永田町宴会政治」 のルーツは料亭<横浜富貴楼>のお倉

  明治政治裏面史を散歩する   明治維新150年 …

no image
終戦70年・日本敗戦史(149)『15年戦争での新聞各紙の戦争責任論①―朝日新聞の場合>社説『自らを罪するの弁』●「社説『新聞の戦争責任清算』●<社告>『戦争責任明確化―民主主義体制を確立、 社長、会長以下重役総辞職』●<宣言>『国民と共に立たん』

終戦70年・日本敗戦史(149) 『15年戦争での新聞各紙の戦争責任論①―朝日新 …

「オンライン講座・百歳学入門」★『<書評>高齢化社会を読み解く最良のテキスト「日本長寿の記録」(内田 啓明著、善本社、550P 平成21年7月刊行、3619円)

    2009/11/14  &nbs …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(334)-『新型コロナウイルス/パンデミックの研究①-日本でのインフルエンザの流行の最初はいつか』★『鎖国日本に異国船が近づいてきた18世紀後半から19世紀前半(天明から天保)の江戸時代後期に持ち込まれた(立川昭二「病と人間の文化史」(新潮選書)』

  2020年4月22日                     前坂 …

no image
 日本リーダーパワー史(768)『金正男暗殺事件にみる北朝鮮暗殺/粛清史のルーツ』福沢諭吉の『朝鮮独立党の処刑』(『時事新報』明治18年2月23/26日掲載)を読む②『我々日本の人民は今日の文明において治にも乱にも殺戮の毒害を見ず、罪を犯さざる限りはその財産、生命、栄誉を全うしているが、隣国の朝鮮を見れば、その野蛮の惨状は700年前のわが源平の時代を再演している』

 日本リーダーパワー史(768) 『金正男暗殺事件にみる北朝鮮暗殺/粛清史のルー …