日本の最先端技術「見える化」チャンネル-『世界最小、直径30㎛ (=0.03mm)の手術用針を開発した河野製作所の開発秘話』
日本の最先端技術「見える化」チャンネル
「ジャパンライフサイエンスウイーク2019」(3/19、 東京ビッグサイト)
https://www.konoseisakusho.jp/sp/episode/micro/
私たち河野製作所を代表する製品のひとつが、世界最小、直径30㎛
(=0.03mm)の手術用針です。2004年に開発したこの製品は、3~20倍の顕微鏡を用いて行われる血管や神経を縫合するマイクロサージャリー(※微小外科)に従事されている医師の皆さまから、高い評価を受けています。
開発当時の常識では、100㎛(=0.1mm)以下の針は製造できないと思われていました。 100㎛以下の針が必要な領域は、手術ができない “無医村” と認識されていたのです。こうした状況の中、現場で働く医師からの強い要望を受けて「医工連携」の下での開発がスタートします。当時の常識を遥かに超える製品の開発には、相当の困難が予想されましが、それでも挑戦することを決断した理由は、マイクロサージャリーにおける“無医村”を克服する手術針を、私たちの手で創りたいと思ったからです。小児や珍しい病気をはじめとする少数の患者さんを切り捨てることなく、救う製品を創りたかった。
世界最小となる30㎛(=0.03mm)の針を開発・製造するには、極めて精密な加工を実現する製造装置が必要となります。ところが、当時の私たちは、これほど精密な生産設備を持っていなかった。前人未踏の分野ですから、当然、すぐに外注をお願いできる製造装置メーカーもありません。そこで私たちは、工具や製造装置、検査機器に至るまで、文字通りすべてをゼロから自社開発することになります。
http://j-net21.smrj.go.jp/well/genki/2013/01/post_623.html
第8回日本ものづくり大賞総理大臣賞を受賞「100ミクロンの針で血管縫合」https://www.monodzukuri.meti.go.jp/backnumber/03/04.html
関連記事
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(63)』『外国人感銘させる日本の「おもてなし文化」●「セウォル号は韓国の自画像」
『F国際ビジネスマンのワールド・ …
-
-
『Z世代のための百歳学入門』★『「<世界一の伝説の長寿者は!?>スコッチの銘酒『オールド・パー』のレッテルに残されたトーマス・パー(152歳9ヵ月)」か?』
百歳学入門(66) 前坂 俊之(ジャーナリスト) 不 …
-
-
<日本最強の外交官・金子堅太郎④>『武士道とは何かールーズベルト大統領が知りたいー金子の名スピーチ④』
<日本最強の外交官・金子堅太郎④> ―「坂の上の雲の真実」ー 『武士道とは何かー …
-
-
『ウクライナ戦争の終わらせ方の研究①★『独裁者・プーチンが核兵器発射で脅している戦争を終わらせるのはなお難しい』★『太平洋戦争を鈴木貫太郎首相と昭和天皇の<阿吽の呼吸>で玉音放送で終結させた国難突破力は世界史にも例がない』
日本リーダーパワー史(746)歴代宰相で最強のリーダーシップを発揮したのは第2次 …
-
-
●『徳川封建時代をチェンジして、近代日本を開国した日本史最大の革命家・政治家は一体だれでしょうか講座②』★『国難の救世主「西郷隆盛のリーダーシップはー「敬天愛人」「命も名誉も金もいらぬ」「子孫に美田を残さぬ」が信条』★『これだけの大民主革命をやり遂げた政治家は日本史上にいない』
2017/10/29 …
-
-
『オンライン/明治外交軍事史/読書講座』★『森部真由美・同顕彰会著「威風凛々(りんりん)烈士鐘崎三郎」(花乱社』 を読む④』★『川上操六は日清戦争は避けがたいと予測、荒尾精の日清貿易研究所を設立しで情報部員を多数養成して開戦に備えた』
2015/12/23 2015/12/27日本リーダー …
-
-
記事再録/知的巨人たちの百歳学(116)/ 元祖ス-ローライフの達人・仙人画家の熊谷守一(97歳)のゆっくり、ゆっくり、ゆっくり
日本風狂人列伝(34) 元祖ス-ローライフの達人・仙人画家の熊谷守一(97歳)の …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(36)記事再録/『東西冷戦の産物として生れた現行憲法』★『わずか1週間でGHQ(連合軍総司令部)が作った戦後憲法草案①』★『「マッカーサー憲法」草案は4日から10日までのわずか1週間の超スピード作業でつくられ、十二日に印刷されたが、この間、厳重な機密保持が成功して、日本側には一切知られることはなかった。』
2013/01/04   …
-
-
日本興亡学入門⑫ー『なぜ日本は敗れたか』<徳富蘇峰の反省・『終戦日記Ⅳ』講談社版2007年より>
『なぜ日本は敗れたか』<徳富蘇峰の『終戦日記Ⅳ』講談社版2007年7月より> & …
