前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(323)『日本のメルトダウン』『南相馬市で1kg当たり200万~600万ベクレルものセシウム東京の葛飾区水元公園も120万~30万』

   

速報(323)『日本のメルトダウン』
 
 
2012年7月12日
2012年6月29日付けの『「黒い物質」の測定に関する覚書』(小出裕章)が、南相馬市市議会議員・大山こういちさんのブログに掲載されていました。
▼小出先生から : 南相馬市 大山こういちのブログ
http://mak55.exblog.jp/16318274/
=====
2012年6月29日
「黒い物質」の測定に関する覚書
京都大学原子炉実験所  小出 裕章
Ⅰ.はじめに
 福島原発事故からすでに1年以上の時が流れた。
原子力発電所から北東に広がる60万ベクレル/m2という猛烈な汚染地域からは、
約10万人の人々が追われた。
 しかし、日本の法令を守るのであれば、
放射線管理区域に指定して一般の人々の立ち入りを禁じなければならない、
4万ベクレル/m2の土地は、東北地方、関東地方の広大な地域に広がっている。
 日本の国は、その広大な土地を捨てることができないと判断し、
人々をそこに取り残した。被曝を避けたければ、その土地を捨てて逃げるしかないが、
国は何の賠償も支援もしないという。
 力のある人の中には自力で逃げた人たちもいるし、
せめて子どもを被曝させたくないとして、子どもと母親を逃がし、
父親は汚染地にとどまっている人もいる。
 しかし、農民や、酪農・畜産家などにとっては、土地そのものが命であり、
容易には逃げられない。
 今現在、数100万人の人たちが、放射線管理区域の中で生活し、
子どもを産み、子どもを育てている。
 国は、除染をすれば、被曝量を減らせるかのように言うが、
人間には放射能を消す力はない。
 「除染」とは汚れを除くという意味だが、本当のことを言えば、汚れは除けない。
できることは、汚染を移動させることでしかない。 
 そのため、私は「移染」という言葉を使っている。
 そして、人間が自分で汚染を移動させる他に、自然もまた汚染を移動させている。
 山に降った汚染は、里に降りてくるし、川に流れた汚染は海に流れる。
 また、被曝にとって最大の問題であるセシウムは土などに固着して濃縮する。
 人々が取り残され、子どもたちもそこで日々の生活を送っている場所に
「黒い物質」があるとのことは、ずいぶん前に聞いた。
 それについての調査は、神戸大学の山内知也さんが素早く取り組み、
猛烈なセシウム濃度になっていること、
その正体が藍藻類の死骸であることを突き止めている。
  
 すっかり遅くなったが、
私自身もその「黒い物質」を測定する機会を得たので、結果を報告する。 この投稿の続きを読む »


2012年7月12日
2012年7月11日(水)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。
メインテーマは……。国会事故調最終報告、人災という結論、津波到達時刻がこれまでの東電発表よりも遅い可能性、地震で非常用電源が壊れていた可能性、報告の今後の取り扱われ方がきまっていないこと、についてです。
内容
2012年7月11日【水】小沢新党に将来はあるのか
小沢新党がきょう結党されました。党名は「国民の生活が第一」。しかし各種世論調査でみる限り、消費増税法案に反対し離党に至った小沢氏の行動について、国民の支持率は低く、新党の先行きは必ずしも明るいものではありません。きょうは小沢氏と共に民主党を離党し、新党に参加した大阪15区選出の衆議院議員・大谷啓さんをゲストに招き、新党の今後についてお聞きします。
京大・原子炉実験所の小出裕章さんのコーナーもあります。
録音
20120711 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章



◎『桜井淳氏が東電「全面撤退」問題を考える』(上)
『桜井淳氏が東電「全面撤退」問題を考える』(下)

 - 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
速報(359)『日本のメルトダウン』☆『そして、世界の指導者は居なくなった!。野田首相も突然、投げ出す可能性も!?、

速報(359)『日本のメルトダウン』   ☆『そして、世界の指導者は居 …

『Z世代への<日本史難問クイズ?>『リンカーン米大統領が奴隷の解放宣言をしたのは1862年(文久2年)ですが、日本で中国人奴隷(苦力)を解放したのは一体誰でしょうか⑲』★『西郷隆盛(参議・実質総理大臣)です。横浜港に入港した『マリア・ルース号事件』(清国人苦力=奴隷230人をペルーに運ぶ途中)で人権尊重の観点から外務卿・副島種臣に命じて停船を指示・船長を告発させ、裁判後に清国に送り替えした』★『「国の本来の政治は軍備の不備を恐れず、一国の運命をかけても、正論を以てこれを貫くべし」』

2019/07/27  日本リーダーパワー史(858)/記事再録 &n …

no image
速報(228)『原発冷温停止:仏研究機関所長が批判 首相宣言「不正確」』『原発とガン発生の相関メカニズム』    

速報(228)『日本のメルトダウン』 ●『原発冷温停止:仏研究機関所長が批判 首 …

★『Z世代のための日本人セレブの歴史研究』★『192,30年代に芸術の都・パリで世界一の『プレーボーイ』は誰でしょうか?』★『滞仏三十年、使った金は約500億、花の都パリで豪遊したバロン-サツマこと薩摩治郎八ですよ」

逗子なぎさ橋珈琲テラス通信(2025/10/11/am700) 2009/12/ …

『日本史人物クイズ? /歴代弁護士で奇人ナンバーワンは誰でしょうかー米国伯爵?自称した山崎今朝弥(やまさき・けさや)はハチヤメチャ弁護士人生』

  奇人弁護士のナンバーワンは誰だ・・山崎今朝弥 山崎今朝弥(やまさき …

『Z世代のための日本政治史/復習講座』★『ニューヨークタイムズなど外国紙からみた旧統一教会と自民党の50年の癒着』★『ニセ宗教と反共運動を看板に、実質的には「反日霊感ぶったくりビジネス」で「コングロマリッド」(巨大世界企業)を形成』

「旧統一教会」(反日強欲カルトビジネス教集団と自民党の癒着問題 「米ニューヨーク …

no image
日本リーダーパワー史(732) 再録記事★『世界が尊敬した日本人』 自動車修理工からー代で〝世界のHONDA〃を築いた本田宗一郎

  日本リーダーパワー史(732)     再録記 …

no image
日中北朝鮮150年戦争史(23)南シナ海、尖閣諸島での紛争は戦争に発展するのか。 『中国の夢』(中華思想)対『国際法秩序』(欧米思想)との衝突の行方は!(上)

  日中北朝鮮150年戦争史(23) 南シナ海、尖閣諸島での紛争は戦争に発展する …

no image
『オンライン/真珠湾攻撃(1941)から80年目講座➂』★『日米インテリジェンスの絶望的落差』★『ルーズベルト米大統領は、カントリーリスクマネージメントの失敗を是正するため新しい情報機関(CIA)の設置を命じた』★『一方、日本は未だに情報統合本部がな<<3・11日本敗戦>を招いた』★『2021年、新型コロナ/デジタル/経済全面敗戦を喫して、後進国に転落中だ』(下)』』

    2011/09/17  日本リー …

no image
日本メルトダウン脱出法(629)●『ギリシャが離脱すればユーロ圏は崩壊=バルファキス財務相』『日本の自動車産業、電機産業の轍を踏むか」他6本

日本メルトダウン脱出法(629) ●『ギリシャが離脱すればユーロ圏は崩壊=バルフ …