前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『Z世代のためのオンライン講座・リーダーパワー史(1256)』★『日本再建にはZ世代のMBL大谷2世を生みだせ!』★『大谷選手は日本が生み出したこの百年間で最高のクリエイティブ・パフォーマー(創造者・起業家)』★『資源がない日本は「マンパワー(人間力)」で発展してきた、米百俵精神(小林虎三郎の精神)、教育しかない』

   

2022年もあと2ゕ月余となったが、新型コロナ、ウクライナ戦争、世界的インフレなど暗いニュースばかりの中で、唯一つ大きな明るい話題はMBLでの「二刀流」大谷翔平選手(28)の活躍ぶりだった。

 私もシーズン中、大谷の試合はすべて録画し、そのチャレンジ精神と前人未到の活躍から大きな勇気と感動と生きる元気をもらった。

10月5日,大谷投手は、シーズン最終戦のアスレチックス戦に「3番DH」で出場し、5回1安打1失点、6奪三振で登板を終えた。 この結果、規定投球数を超えてベーブルースを上回る記録を達成した。

通算成績は登板28試合、166イニングを投げて15勝(リーグ4位)、防御率2・33(4位)、奪三振219(3位)、奪三振率11・87(1位)。打者では打率2割7分3厘、34本塁打、95打点、11盗塁。

  昨年は規定投球回数(162)に届かなかったが、今期は規定打席(502)とともに、1901年以降の近代野球では初の投打「ダブル規定到達」の快挙となった。

エンゼルス内でも投打成績では何と“19冠”!を達成し、トラウトをはじめケガによる離脱者が多い中で、休みなく投打で活躍を続けた大谷が最高の評価を得て、23年1年間で年俸3000万ドル(約43億4000万円)の契約をエンゼルスと結んだ。

大谷の活躍ついて米メディアは「ショウヘイ・オオタニがどれだけ常軌を逸しているか、当たり前のことと思ってはいけない」と絶賛の嵐が続いた。

アーロン・ジャッジ(ヤンキース)と大谷とのMVP争いがメディアで過熱しているが、米老舗スポーツ誌「スポーツ・イラストレイティッド」は「多くの打者はジャッジのようになることを望んでいる。3年に一度は誰かが62本はいかないまでもホームランを量産している。しかし、オオタニがやっていること、2年連続でやることを、誰もやろうとはしない。彼の偉業はあまりに稀で、誰も正当な評価ができないのだ」 と論じている。

世界最大規模のデジタル辞書サイト「ディクショナリー.com」は、「オオタニ・ルール」(先発投手兼DHで出場した投手が降板後もDHとして打席に立つことができる)を今年秋の新語として追加したと発表した。

また、大谷の経済効果は約457億円で「一人のアスリートとしては空前絶後」と 関西大学・宮本勝浩名誉教授が10月6日に発表した。「日本の阪神、巨人、ソフトバンクなどが約70人の選手で1シーズンかかって優勝した時の経済効果に匹敵する」という。

大谷選手は日本が生み出したこの百年間で最高のクリエイティブ・パフオーマー(創造者)といえるだろう。

大谷の人間的魅力の秘密は・・・

野球能力のすごさと同時にそのイケメンぶりとファッションセンス、オープンマインド、フレンドリー、クールマナー、コミュケーション能力を加味した豊かな人間性である。今季を終えシーズンを振り返った大谷は記者団に謙虚にこう語っている。

  • 歴史的な偉業についての印象を聞かれると 「今すぐにはないですね。ほとんど前のことなので、忘れてしまいました」と答えて報道陣の笑いを誘った。
  • 二刀流については「2つやっている段階でうまくいくかどうかはやってみないと分からない。それが分かったのは良かった」

➂「投球は去年より成長した。安定して毎試合投げられたのが良かった。来年継続して、もっと成長できればよい」 

④「本塁打の数が減ったのはフェンス手前で失速するような打球が目立った。フィジカルやスイングの強さがもっとあれば、いい数字が残った」

「ピッチングも今年は、いろいろ試しながら投げたが、来年以降も工夫しながら、もっといい数字が残したい」  

➅「来年以降も守りに入いらず、毎試合登板出来るようにアグレッシブに試合に臨みたい」と抱負をかたった。

大谷選手の大活躍は、米球界にさまざまな形で影響を与えている。「大谷ルール」が定められるなど、枠組みも根底から変わってきた。

日刊スポーツ「四竈衛」徒然日記(9月27日付)によると、7月に行われた全米ドラフトでは、1巡目で二刀流選手2人が指名された。

9月上旬にフロリダ州で行われたU18W杯でも、複数の二刀流選手が出場した。なかでも優勝した米国の主軸を務めた身長2メートル、体重100キロのブライス・エルドリッジ投手(18)は決勝戦で3ランを放ち、時速153キロ前後の速球を決めて勝利し、MVPに選出されたという。早くも大谷2世が米国では次々に誕生してきているのだ。

さてさて、では日本の現状はどうなか。

私はこの2年間、大谷の快進撃を熱中してウオッチしてきたが、日本の政治、経済などのトップリーダーたちの本塁打もヒットも打てない、見送り三振ばかりの実力不足、問題解決能力(ヒット)のなさにはとことん絶望してきた。

過去30年間の国際競争力ランキングで日本は第1,2位から2022年にはついに29位までに転落した。その間、アベクロミクスや岸田政権の「新しい資本主義」なる「不成長戦略」の掛け声倒れで国の借金は6年連続で最大を更新して1241兆円にまで膨れ上がった。
このため、岸田内閣の支持率は続落し、10月9日ついに35.0%となった。昨年10月の内閣発足以降、過去最低を更新した。
そこで岸田監督が起死回生にバッターボックスに送りだしたのが、強打者ではなく、何と自身の長男で公設秘書(2年経験)の岸田翔太郎氏(31)とはびっくり仰天した。「ガラパゴスジャパン、世襲制の2世3世議員横行の自民党封建政治の成れの果てであう。
資源がない日本は「マンパワー(人間力)」で発展してきた。日本を再び成長サイクルにのせるには、政治、経済,各界に真の実力のある大谷2世のマルチ創造者を送り出すしかない。

 

 - 人物研究, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『オンライン/百歳学入門講座』★『日本超高齢社会の過去と現在ー(1)<70年前の昭和20年代【1945-55年)までは人生わずか50年だった日本(1)』

   『日本超高齢社会の過去と現在ー(1)      前坂俊之(ジャーナリスト) …

no image
知的巨人たちの百歳学(166)ー長崎でシーボルトに学び、西洋の植物分類学をわが国に紹介した伊藤圭介(98歳)ー「老いて学べば死しても朽ちず」●『植物学の方法論ー①忍耐を要す ②精密を要す ③草木の博覧を要す ④書籍の博覧を要す ⑤植学に関係する学科はみな学ぶを要す ⑥洋書を講ずる要す ⑦画図を引くを要す ⑧よろしく師を要すべし』

    2017/01/03 &nbsp …

『オンライン講座/日本興亡史の研究⑨』★『児玉源太郎の電光石火の解決力➄』★『児玉参謀次長でさえ、元老会議や閣議から除外されることが多かったので、軍部は国策決定の成否を知り得なかった。』★『児玉参謀次長に日露外交交渉の詳細が知らされなかった日本外交の拙劣ぶり』』

 2017/05/29  日本リーダーパワー史(817)記事 …

no image
中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』⑧「ルー・タン」(フランス紙)『インドシナ通信ー日本の新聞、隠者の王国(朝鮮人の性格)』

  『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』 日中韓のパーセプ …

no image
速報(281)『インターネットに怯えるフェイスブック』『ツイッターのビジネス収益性への懸念は』『車にも免許にも興味なし?米若者文化』

速報(281)『日本のメルトダウン』     ◎『インターネ …

『Z世代のための「国際連盟論」講座』★『世界が尊敬した日本人(33)』 ☆『「世界の良心」とたたえられた 国際司法裁判所所長・安達峰一郎』

  2015/11/26    …

no image
日本リーダーパワー史(288)<山本五十六海軍次官のリーダーシップー日独伊三国同盟とどう戦ったか? >

  日本リーダーパワー史(288)     <山本 …

no image
「ウクライナ問題」「クリミア問題」は今後どうなるのかー下斗米伸夫・法政大学教授とウクライナのハルチ ェンコ駐日大使が会見動画

「ウクライナ問題」「クリミア問題」は今後どうなるのか 下斗米伸夫・法政大学教授と …

『オンライン/死生学講座』『日本最初の民主主義者・中江兆民(53歳)の死の美学』★『悪性の食道ガンで「余命一年半・・」と宣告された』★『一年半、諸君は短命という。私は極めて長命と思う。 もし短いと思えば、十年も、五十年も短い。百年も短なり。 人生は短く、死後は永久なり」(『1年半有』)』★『(遺言)「戒名は無用、葬式も無用、灰は海に投棄して魚のエサにせよ」』

      2015/03/19/『中江兆民(53歳)の死生学』記事転 …

『オンライン講座/独学/独創力/創造力の研究②』★『『日本の知の極限値』と柳田国男が評したー地球環境問題、エコロジー研究の先駆者・「知の巨人」南方熊楠のノーベル賞をこえた天才脳はこうして生まれた(中)』

2009/10/02 日本リーダーパワー史 (23)記事再録   『ノ …