前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

日本リーダーパワー史(945)ー『日中関係150年史』★『日中関係は友好・対立・戦争・平和・友好・対立の2度目のサイクルにある』★『日中平和友好条約締結40周年を迎えて、近くて遠い隣人と交友を振り返る」★『辛亥革命百年の連載(25回)を再録する』⓵

   

『辛亥革命百年の連載(25回)を再録する』⓵

                                           (1回→6回まで)

日本リーダーパワー史(53)辛亥革命百年①孫文を助けた日本人たち・・・宮崎滔天、秋山定輔ら① 2010/06/25  

 http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/3459.html

 

今から8年前の2011年10月10日は現代中国の発端となった辛亥革命からちょうど100年を迎えるた。

<孫文と支えた日本人~知られざる辛亥革命の志士 梅屋庄吉>については、この欄でも紹介したが、梅屋についてはさらに引き続き研究レポートを掲載する。今回紹介するのは宮崎 滔天(みやざきとうてん)である。

日本に亡命してきた孫文を献身的に支え、応援し、梅屋ともども辛亥革命の成功に導いた影の功労者は宮崎滔天である。米国に在住していた華僑や海外の同胞による資金援助、バックアップも大きいものがあったが、それ以上に10年に及んだ孫文の日本での亡命生活によって、日本が孫文の最大の革命拠点になっていたことを忘れてはいけない。

中国本土での孫文記念館や中国共産党の歴史記念館を見学しても、孫文をたすけた日本人への言及は多くない。というよりも、その後の日中間の不幸な歴史のねじれ現象によって、中国圧迫、侵略の歴史の方がどうしても強調されがちである。確かに侵略したことは間違いないのでこの点もやむを得ない面もあるが、欧米列強のアジア侵略を中国の革命家・孫文やインド、ベトナム、フィリピンらアジア各国の独立革命家と手をたずさえ阻止しようとする「大アジア主義者」の日本人たちがいたこともまた事実であり、日本人さえこのことをよく知っていない。

21世紀の超大国中国と日本が提携して「チャパン」となって、韓国、台湾などとも「東アジア共同体」をめざす必要こそ、日本の国家戦略として、志向すべき1つの方向ではないか。かつて、宮崎滔天はそのことを望み、すべてをなげうって孫文を助けた。

ここで紹介するのは、宮崎滔天の息子・竜介(1892―1971)による『孫文回想記』である。(昭和41年11月12日、朝日新聞講堂でおこなわれた孫文先生生誕100年記念講演の抜粋です)「現代中国と孫文思想(」岩村三千夫編 講談社昭和42年刊に掲載)

日本リーダーパワー史(47) 辛亥革命百年②現代中国の国父・孫文を助けた日本人・梅屋庄吉「我は財を挙げる」2010/05/26  

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/3477.html

 

2010年5月22日(土) 午後8時より9時30分NHK BS ハイビジョンスペシャル<孫文と支えた日本人~知られざる辛亥革命の志士 梅屋庄吉の生涯~>が放映されました。現代の日中関係がどのように築かれてきたのかーその出発点である孫文の辛亥革命とそれを支えた数多くの日本人の存在を知る面でも大変有意義なドキュメンタリーで、感動的な作品に仕上がっていました。もっと多くの日本人がそして中国人がこうした歴史的な事実をしれば、日中関係はもっとホットなものに発展していくでしょう。上海万博でも今年8月24日から<孫文と梅屋庄吉展>が開かれる。

日本リーダーパワー史(54)辛亥革命百年③『日本は覇道から王道をめざせ』と忠告した孫文②

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/3458.html

2011年10月10日)は現代中国の発端となった辛亥革命からちょうど100年を迎える。<孫文と支えた日本人~知られざる辛亥革命の志士 梅屋庄吉>については、この欄でも紹介したが、梅屋についてはさらに引き続き研究レポートを掲載する。今回紹介するのは宮崎 滔天(みやざきとうてん)である。

日本に亡命してきた孫文を献身的に支え、応援し、梅屋ともども辛亥革命の成功に導いた影の功労者は宮崎滔天である。米国に在住していた華僑や海外の同胞による資金援助、バックアップも大きいものがあったが、それ以上に10年に及んだ孫文の日本での亡命生活によって、日本が孫文の最大の革命拠点になっていたことを忘れてはいけない。

中国本土での孫文記念館や中国共産党の歴史記念館を見学しても、孫文をたすけた日本人への言及は多くない。というよりも、その後の日中間の不幸な歴史のねじれ現象によって、中国圧迫、侵略の歴史の方がどうしても強調されがちである。確かに侵略したことは間違いないのでこの点もやむを得ない面もあるが、一列強のアジア侵略を中国の革命家・孫文やインド、ベトナム、フィリピンらアジア各国の独立革命家と手をたずさえ阻止しようとする「大アジア主義者」の日本人たちがいたこともまた事実であり、日本人さえこのことをよく知っていない。

21世紀の超大国中国と日本が提携して「チャパン」となって、韓国、台湾などとも「東アジア共同体」をめざす必要こそ、日本の国家戦略として、志向すべき1つの方向ではないか。かつて、宮崎滔天はそのことを望み、すべてをなげうって孫文を助けた。

ここで紹介するのは、宮崎滔天の息子・竜介(1892―1971)による『孫文回想記』である。(昭和41年11月12日、朝日新聞講堂でおこなわれた孫文先生生誕100年記念講演の抜粋です)「現代中国と孫文思想(」岩村三千夫編 講談社昭和42年刊に掲載)

日本リーダーパワー史(61) 辛亥革命百年④ 仁義から孫文を支援した怪傑・秋山定輔①

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/3450.html

  2010/07/02  (秋山定輔が語る「孫文と私」(村松梢風筆録昭和15年11月「月刊亜細亜」)

 


日本リーダーパワー史(62

辛亥革命百年⑤―孫文を全面支援した怪傑・秋山定輔

(秋山定輔が語る「孫文と私」(村松梢風筆録昭和15年11月「月刊亜細亜」)

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/3449.html

 

日本リーダーパワー史(65)

辛亥革命百年⑥孫文と中国革命と頭山満①

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/3444.html

 - 人物研究, 戦争報道

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本メルトダウン脱出法(791)<世界を制したアスリート編>イチローは史上最強の“海外出身ルーキー” 「MLBに旋風を巻き起こした」●「澤穂希が現役引退…W杯6回出場はギネス、2011年に世界一&FIFA最優秀選手」●「“80分からの男”本田圭佑もこれまでか? 日本のエース、2試合連続で出番ナシ」

  日本メルトダウン脱出法(791)                       …

『Z世代のための日本最高のリーダーシップ・西郷隆盛論⑥』★『山県有朋から廃藩置県(史上最大の行政改革)の相談を受けた西郷どんは「結構です!」と一言の基に了承、即実行した』★『西郷の大決断によって約千余続いた封建幕藩体制を破壊することができたのだ』★『福沢諭吉は西郷こそ真の民主主義者である絶賛している』

2012/27/日本リーダーパワー史(249)記事再録編集 明治維新最大の改革・ …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(93)記事再録/『日韓レーダー照射問題にみる『異文化コミュニケーションの難しさ―『感情的』か、『論理的』かーが文明度の分かれ目』★『外交バトルの底に日中韓ケンカ作法の違いが見える』

    2019/01/28 の記事再録 &nbs …

no image
『リーダーシップの日本近現代興亡史』(219)/「2019年の世界と日本と地球はどうなった」(上)「米中貿易関税協議は一部で妥協したものの、米大統領選まで対立は続く」★『「香港選挙の勝利を確信していた習近平主席は大ショックを受け,誤判断した中国指導部も今後どう対応すればよいか混乱状態に陥っている」(香港大紀元』

2019年の世界と日本と地球①                          …

no image
世界/日本リーダーパワー史(961)-「情報通信を制する者は世界を制する」(情報戦争)-『ファーウェイ事件は米中2大国の次期通信網5Gの覇権争い』★『大英帝国は世界中に張り巡らせた海底ケーブルによって、米国の世界覇権はエシュロン、偵察衛星によって、中国は5G覇権によって世界制覇を目指しているが、果たしてその行方は?・・』

 ファーウェイ事件は米中の5G覇権争い、次期通信網5Gの覇権争いなので …

『日本史人物クイズ? /歴代弁護士で奇人ナンバーワンは誰でしょうかー米国伯爵?自称した山崎今朝弥(やまさき・けさや)はハチヤメチャ弁護士人生』

  奇人弁護士のナンバーワンは誰だ・・山崎今朝弥 山崎今朝弥(やまさき …

no image
『百歳学入門(213)』蟹江ぎん(108歳)きん(107歳)さんのギネス長寿姉妹『スーパーセンテナリアン10ヵ条』★『「人間、大事なのは気力ですよ。自分から何かをする意欲を持つこと』★『「悲しいことは考えんほうがええよ。楽しいことを夢見ることだよ』

『百歳学入門(213)』 蟹江ぎん(108歳)ギネス長寿姉妹 長寿の双子姉妹「き …

世界が尊敬した日本人◎「日本らしさを伝える<小津スタイル>-世界の映画ベストワン「東京物語」に輝いた小津安二郎監督「なんでもないことは<流行>に従う。重大なことは<道徳>に従う。芸術家は<自分>に従う」­(小津の信条)

  2023年12月12日は、日本映画の巨匠・小津安二郎監督の没後60 …

no image
日本リーダーパワー史(184)『アジア経済時代の先駆者・犬養木堂④』 一貫して『産業立国論』を唱えた民権政治家―

日本リーダーパワー史(184)   <百年前にアジア諸民族の師父と尊敬 …

『Z世代への昭和国難突破力の研究』ー「最後の元老・西園寺公望(92)の臨終の言葉』★『アジア、太平洋戦争の敗北を予感、「いったいどこへこの国をもって行くのや、こちは(お前たちは)・・・』

2011/05/12 /日本リーダーパワー史(151)記事再録 ★『最後の元老・ …