前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『60,70歳のための<笑う女性百寿者>の健康長寿名言③』★『飯田深雪(103歳)「毎日を創造する気持ちで過ごす生活に飽きはこない」』★『片岡球子(103歳)「基礎が大事。基礎が面白いのよ。だから我慢して勉強すること」』★『蔦清小松朝じ(101歳)『女は、キリッとしていないと光りません』

      2024/12/13

103歳
●飯田深雪 103歳(1903年10月9日~2007年7月4日)

料理研究家・アートフラワー創始者。終戦後間もなく自宅で知人の子女等を対象に料理の講習を開始。同時に造花の講習も始め、自らの造花をアートフラワーと命名する。勲五等宝冠章受章。シラク・パリ市長から「パリ栄誉章」を贈られる。著書として129冊、随筆として6冊を出版。

百歳名言①「毎日を創造する気持ちで過ごす生活に飽きはこない」
百歳名言②「すべては祈りによって与えられた大きな恵みです」
百歳名言③「聖書との出会いが生きる希望と勇気をもたらした。祈りなくしては  一日もなり行きません」。
百歳名言④「自分は今、何を果たすべきかを第一に考え実行するとき、不思議に 心に充実感と幸福がみなぎります。
百歳名言⑤「最高のマナーはまわりの人たちへのあたたかい心づかいです」

百歳名言⑥「健康的な食生活とは自分の暮らす土地の季節の野菜や果物
を食べること」

百歳名言⑧『生涯勉強、勉強くらい人生を明るくし、人間らしい充実感で充た
してくれるものはない」
百歳名言⑨ マナー上手は人生上手となる。マナーとは本来、その場の大勢に合 わせることなのです」
百歳名言⑩「生前の口ぐせは「天国は素晴らしいところ。死ぬことに何の不安も    ありません」。

●片岡球子(日本画家)1905年1月5日~2008年1月16日) 103歳。

日本画家。現女子美術大学日本画科卒。当初より型破りな構成と大胆な色使いに評価は二分したが、従来の日本画風に拘泥されない独自の表現を貫き高い評価を得る。日本芸術院会員。女子美術大学教授などを歴任。代表作に「面構え」「富士山」など。勲三等瑞宝章、文化勲章を受章した。

百歳名言①『勉強はちょっとやそっとじゃできない。死ぬまで努力です』

「落選の神様」と呼ばれた。大胆な構図と色使いの球子の作品は「ゲテモノ」呼ばわりされ、不遇をかこった。作品が認められ、オ能が開花したのは五十歳を超えてから。それまで壮絶ともいえる修業に明け暮れた。一心不乱に絵に向かい、疲れるとそのまま横になって寝る。布団を敷く時間も惜しんだ。歯が悪くなり、総入れ歯にしてしまった。

百歳名言②「基礎が大事。基礎が面白いのよ。だから我慢して勉強すること」

百歳名言③「最初は下手でも結構。でも絶対に止めないで続けること。やれば必ず芽が出ます」
絵がうまく描けないと、泣きわめいた。まさに勉強一途、意地となって独自の画境を切り開いた。文化勲章を八十四歳で受章
「基礎が大事。基礎が面白いのよ。だから我慢して勉強することし
「最初は下手でも結構。そのままでいい。でも絶対に止めないで続けること。やれば必ず芽が出ます」

102歳

●長岡輝子(女優、1908 年1月5日1 –2010年10月18日)

文学座を退団し座友。その後は、同郷の宮沢賢治の作品の盛岡弁による朗読や、聖書の朗読などに新たに取り組んだ。

晩年は高齢となったこともあり、活動の主体を演劇から朗読に移していた。宮沢賢治の童話と詩を岩手の方言で読む朗読会を続け、平成15年に菊池寛賞。死去直前の時点で存命している日本の全芸能人中、最高齢であった。

天真爛漫、気さくな語り口がさわやかだ。フランスのモダンな芝居の翻訳者、演出家としても長いキャリアをもつ。最近ではNHKの「おしん」。幼いおしんが奉公する加賀屋の大奥様がはまり役で広い 自然に与えられた仕事をやってきただけで、

① 自ら「主役に」とか、「目立つ役でないとイヤ」とか、わめき立てて役柄を得た覚えはない。

大の運動音痴」だったが、健康のためにヨガを始めた。ひとつだけ気掛かりなのは白内障で、最近、頭の中がぼわっとしている感じがする。好きな読書もままならない。周囲から「思い切って手術したら、人生観が変わるよ」とも言われたけれど、いまだに決心がつかないでいる。

101歳
●蔦清小松朝じ(つたきよこまつ あさじ)

(明治27年(1894年)―平成8(1996)年8月18日)101歳。(蔦清小松は屋号、名は朝じ。本名加藤はる。
東京下谷生。平成6年2月8日、百歳の誕生日を迎えた。根っからの三味線好きで、みずから芸者を志額。芸事厳しい吉原で芸者修行を積み、16歳ではじめて柳橋のお座敷へ。以来80年以上の長きにわたって格式の高さを誇る柳橋で芸者をつづけ、いまも≠柳橋朝じ〝として多くのごひいきに愛される、花柳界最高齢の現役芸者である。常磐津の世界では、「岸沢式あさ」の名で知られる第一人者。昭和63年「伝統文化ポーラ賞」「文部大臣賞」、平成元年「黄綬褒章」受章。

百歳名言①『女は、キリッとしていないと光りません』
平成六年二月八日、あたしは百歳になりました。うれしいことに、いまも週に一度はお座敷がかかります。「朝じを呼んどくれ」のひと言をお客様からいただくのが、あたしにとってなによりの喜び。そのためには、芸に対して.も、身じまいもだらしなくしてはいられません。
キリッとした柳橋芸者だからこそ、お客様はお座敷に呼んでくださるのです。芸者にかぎらず、女はキリッとしていないと光りませんし、シャンとしていなくては見場も悪い。顔の造作や着る物がよくても、だらしなくてはどんな仕事もつとまらないし、女もつとまらないものです。心がキリッとしていれば、姿もシャンと引き締まります。
女なら、いつも,きりきりしゃんで、光っていなきや、つまらないじゃありませんか。』
『女はきりきりしゃんーあたしは百歳現役芸者』(蔦清小松朝じ著、ごま書房新社 1994刊)

101歳
●奥むめお 101歳(1895年10月24日~1997年7月7日)婦人運動家。政治家。大正8年、日本初の婦人団体である新婦人協会に参加。平塚らいてう、市川房江らと共に理事に就任。働く婦人の地位向上を目指して職業婦人社設立。戦後、参院議員に当選し3期務める。主婦連合会を結成して会長に。勲二等宝冠章を受賞し、没後に正四位を追賜。

 - 人物研究, 健康長寿

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『Z世代のための日中韓外交史講座』⑲』★『中国革命の父・孫文を助けた岡山県人パワー』★『犬養毅(憲政の父)・秋山定輔(「二六新報」社主)坂本金弥(山陽新聞創業者)』★『坂本金弥邸宅(東京・赤坂)で『中国革命同盟会』が結成され、これが中国革命の発祥の地となった』

2011/02/04  日本リーダーパワー史(119)記事再編集    …

★『オンライン講座』★『192,30年代に芸術の都・パリで世界一の『プレーボーイ』は誰だ?』★『滞仏三十年、使った金は約500億、花の都パリで豪遊したバロン-サツマこと薩摩治郎八です」

    2009/12/29  「 世界 …

『オンライン講座/明治維新は誰が起こしたか』★『高杉晋作の国難突破力』★『植民地中国・上海租界地には「犬と中国人は入るべからず」の看板に日本の運命に危機感を募らせた』★『内乱を抑えるために、外国の経済的、軍事的援助を受けることが国を滅ぼす』★『大砲を搭載した蒸気軍艦(12万3千ドル(約7万両)を長州藩に無断で購入、幕府軍を倒すことに成功した、倒幕の第一歩!』①

    2017/11/16 /「戦略思想不在の歴 …

百歳学入門(235)★『住友財閥の中興の祖『幽翁』伊庭貞剛の日本一見事な引き際、晩晴学①』★『人を使うには4つのしばりつけに注意すべきだ★『 リーダーは『熟慮・祈念・放下・断行』せよ』

2019/11/20  /『 リーダーシップの日本 …

no image
新刊『伊藤博文直話』(新人物往来社編) 新人物文庫(2010年4月刊)を刊行しました。政治家必読の教科書じゃ

暗殺直前まで語り下ろした幕末明治回顧録 新刊『伊藤博文直話』(新人物往来社編)  …

no image
日本リーダーパワー必読史(743)『歴史復習応用編』<まとめ>勝海舟②ー日本史上最大の巨人・西郷隆盛と並び徳川幕府の最期を見事に幕引きした勝海舟はスゴイ!

日本リーダーパワー必読史(743)『歴史復習応用編』 <まとめ>勝海舟ー日本史上 …

『Z世代のための米大統領選連続講座⑭』9月10日(日本時間11日)討論会前までのハリス氏対トランプ氏の熱戦経過について

11月の米大統領選挙を前に9月10日、共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副 …

『Z世代のための日本戦争学入門④』★『平和時に戦争反対はやさしい。戦争時に平和を唱えて戦った軍人は・③』★『日米戦争の敗北を予言した反軍大佐/水野広徳』★『日米非戦論・軍縮を唱え軍部大臣開放論を唱えた』

2018/08/20 /日米戦争の敗北を予言した反軍大佐、ジャーナリスト・水野広 …

no image
 日中北朝鮮150年戦争史(43)★『米国防省が恐怖の分析、中国の核攻撃で日本は絶滅? 日中戦争に備えて米国は日本の核武装容認も』●『北朝鮮の核の脅威:悪の総帥 (英エコノミスト誌)』●『北朝鮮国民は心の中で金政権を激しく憎んでいた 米国研究機関が北朝鮮で世論調査を敢行』★『北京の国防省前、元軍人ら1000人がデモ 待遇に不満』●『中国漁船、韓国海警ボートを沈没させるため再衝突も』●『韓国漁民による拿捕にも「全然平気」 中国漁船、西海NLLに300隻出没』

  日中北朝鮮150年戦争史(43) 米国防省が恐怖の分析、中国の核攻撃で日本は …

no image
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1053)> 『パリ協定を離脱した米国の孤立化』★ 『トランプの連続オウンゴールで中国が『漁夫の利』を占めた』●『PM2.5などの大気汚染、水質汚染、土壌汚染、汚染食物など史上最悪の 『超汚染環境破壊巨大国家」中国に明日はない。』

 ★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1053)> …