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『オンライン/新型コロナパンデミックの研究』-『3ヵ月をきった米大統領選挙の行方』★『米民主主義の危機、トランプ氏は負けても辞めない可能性に米国民は備えよ」(ニューズウイーク日本版、7/21日)という「米国政治社会の大混乱状況』

   

  『3ヵ月をきった米大統領選挙の行方』

     前坂 俊之(ジャーナリスト)

 8月に入って世界で新型コロナウイルスパンデミックは第2波に襲われ、感染者数は1800万人を突破、中でもワーストワンの米国は8月4日現在、470万人(死者15万4千人)と、感染爆発が止まらない。ホワイトハウスの新型コロナ対策顧問のデポラ・バークス氏は8月2日、「米国の都市部から地方にも感染が「異常に拡大」しており、「マスクを着用せず、密閉・密集空間を制限しなければ、ウイルスは拡散し続ける」と非常警報を発した

。しかし、肝心のトランプ大統領は「米コロナ致死率は世界最低」と繰り返し、これまでマスクをすることをかたくなに拒否していた。

そのトランプ大統領の再選を問う米大統領選挙(11月3日)が3カ月後に迫ってきた。コロナ前にはトランプ氏の楽勝が予想されていたが、この半年間で情勢は激変した。
  • トランプ氏の「コロナ対策」の失敗によるパンデミックはどこまで続くのか
  • 米GDPがコロナ前の水準に回復するのは22年以降になる(米議会予算局)との見通しで、トランプ大統領の米経済のV字回復は難しい情勢となってきた。
  • 米中貿易関税戦争は「習(共産党)総書記は全体主義者だ」「ハーウエイ5G戦争」「中国敵視論」「中国包囲網」から「対中新冷戦」に突入した。
  • 一方、民主党のバイデン候補の支持率は月ごとに増加、7月19日付ワシントン・ポストの調査によると、バイデン氏55%、トランプ氏は40%と15ポインとの大差となった。当選の行方を左右する激戦区(6区)は前回はいずれもトランプ氏が勝利したが、今回はバイデン氏が全区で6~11ポイント上回った。高齢者のトランプ支持も低下した。共和党内の穏健派や、保守系の無党派層からもトランプ離れが加速している。
 
勢いにのるバイデン候補は7月28日、黒人票、ヒスパニック票などを取り込むため「8月第1週」に「4人の黒人女性を含む女性副大統領候補を決定する」と発表した。
 
バイデン氏は当選すれば、就任時には史上最高齢の78歳となるため1期4年で職を退くとの見方も出ている。また、もしも、バイデン氏が職務を遂行できなくなった場合、大統領の継承順位1位の副大統領が、大統領の業務を引き継ぐので、いやがうえにも女性副大統領候補に注目が集まった。バイデン氏が発表時のメモがカメラで撮影され、インド系移民の母親とジャマイカ系の父親を持つカマラ・ハリス上院議員が上がっていたので、がぜん注目された。果たしで誰に決まるのか?、世界中から「女性副大統領」が注目されている。
 
 窮地に追い込まれたトランプ氏は7月30日、ツイッターを発し「大統領選で郵便投票が広範囲に導入されれば歴史上、最も不正確で詐欺的な選挙になる。国民が確実、安全に投票できるまで選挙日程を延期すべきだ」と自分に不利になる選挙日と郵便投票に反対を表明した。これには、共和、民主両党から猛反対が出て、トランプ氏は態度を変えて、「選挙を延期させたいのではなく、郵便投票の不正が嫌なのだ」と弁明した。
選挙日程の変更は、大統領に権限がないことが憲法に明記されており、投票日(11月3日)を変更することはできない。コロナパニックの影響で投票所に足を運ばない郵便投票制度を導入する動きが、各州で広がっており、すでに郵便投票を実施した州もある。2016年大統領選では、不在者投票と郵便投票を合わせると、およそ4分の1が郵送投票だった。しかし、
  • 「死者や投票権を持たない元受刑者に用紙が送られた例もあり誰でも投票用紙を受け取れる不正投票が増える(トランプ陣営)」
  • 郵便の到着遅れや選管担当者は手作業で開票して署名をいちいち確認するのに通常の2倍も人手と時間がかかり開票、決定が遅れる。当日から何週間、訴訟に発展した場合には数か月もかかる事例も出ている。
  • 共和党、民主党のねじれによって、州単位の選挙では知事、議会で双方が勝利宣言して訴訟に発展し、最高裁の決着までに何か月もかかる混乱事例もある。
  • 不正投票や集計のコンピューターのハッキングによる数字改ざんリスクもある。現に、ロシアゲート事件、ウクライナ事疑惑などでロシアによる選挙介入や中国の政府系のハッカー集団による選挙妨害も発覚しており、今回もCIA,FBIは最大級の警戒体制を敷いている。
これからの3ヵ月、ますます窮地に追いつめられたトランプ大統領はどう出てくるのか。精神医学の米専門家たちが危惧している『「病的自己愛」(嘘をつき、盗み、騙し、裏切りなどなんでもする性格)と「ソシオパス(他人への共感が欠落した社会病質者)の同氏だけに何を仕掛けてくるか大いに気になる。
https://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2017/10/post-37_3.php

 

トランプ氏は「選挙結果を受け入れるか」との記者の質問に「選挙で不正が行われれば辞めない」と答え、自身のツイッターでは「2024年以降の4年毎の選挙スローガンを掲げる映像や、「トランプ2188」「トランプ9000」「トランプ4Eva(フォーエバー)」などとも投稿している」という。
「米民主主義の危機、トランプ氏は負けても辞めない可能性を考えて、米国民は備えよ」((ニューズウイーク日本版、7月21日電子版)とのニュースも出ており、ほとほと驚く「米国政治社会の大混乱状況」が垣間見えてくる。

「言論の自由、過激なトークバトルの国アメリカでのトランプ大統領対バイデン候補」の「仁義なき戦い、最終決戦編」がこれから始まる。

 - SNS,youtueで社会貢献する方法, 人物研究, 健康長寿, 現代史研究

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