前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『リーダーシップの日本近現代興亡史』(224)/★『世界天才老人NO1・エジソン(84)<天才長寿脳>の作り方』ー発明発見・健康長寿・研究実験、仕事成功の11ヵ条」(下)『私たちは失敗から多くを学ぶ。特にその失敗が私たちの 全知全能力を傾けた努力の結果であるならば」』

   

   百歳学入門(96)再録

「史上最高の天才老人<エジソン(84)の秘密>

前坂 俊之(ジャーナリスト)

ダウンロード

⑧発明家の生涯には助産婦がいなくてはならない。
よきライバルを持て。

⑨エジソンの人種偏見のない、リベラルな性格で、日本人を愛した。

➉「私たちは失敗から多くを学ぶ。特にその失敗が私たちの
全知全能力を傾けた努力の結果であるならば」

⑪未来へのビジョンを持つ、将来に信仰を持ちなさい、前進しなさい 

臨終の言葉――「将来に信仰を持ちなさい。前進しなさい。私は人々のためにするだけのことはした。もう思い残すことはない。ブルーに輝いた美しい国の人々が待っている。さようなら」

 

第8条 発明家の生涯には助産婦がいなくてはならない

敵も味方も多かったエジソンだが、最大の味方は自動車王・ヘンリー・フォードだった。フォードは21歳でエジソン照明会社の主任技師になり、50歳のエジソンに出会った。

フォードがガソリン自動車を製作したのを知ったエジソンは、フォードにしつこく説明を求め、自動車開発の可能性について議論した。最後にエジソンは

「君の勝ちだ。根気よくやりなさい。電気自動車は発電所の側に置かねばならないし、蓄電池は重すぎる。蒸気自動車もうまくいかない。君の自動車は完備している。」と折り紙を付けた。

この日以来、ふたりの友情は30年以上、エジソンの死ぬ日まで続く。フォードは自分の本社のあるディア・ポーンにエジソンの記念館を建てたほどである。 

一方、エジソンのライバルの筆頭といえば、グラハム・ベルだろう。

電話を先に発明したのはベルだったが、彼の電話は話すのと開くのが同じ口からなっていた。

そして人の声に必ず弱い電流が流れ、聞き取りにくかった。しかし、エジソンの電話では開くのと話すのが別々の口で、電流の弱点もなく、長距離にも耐え

られる長所を備えていた。

エジソンとベルの電話の競争はヨーロッパでも展開されたが、エジソンの圧倒

的勝利に終わっている。

第9条 エジソンの人種偏見のない、きわめてリベラルな人間。許可された日本人

1905年から6年間、エジソン研究所に勤務した日本人技術者に岡部芳郎がいた。当時のアメリカの有色人種に対する偏見には根強いものがあったが、エジソンは、

「彼は私の秘密の研究所にも出入りを許している唯一の研究員と、岡部の才能を高く買っていた。そこにエジソンの人種偏見のない、きわめてリベラルな一面が見える。

松下幸之助はそんなエジソンを一番尊敬し、大きなエジソンの銅像を、本社内に建立、周囲より一段と高くそびえている。

エジソンは独学で6か国語を話した。研究のために外国の文献を読むには、他国の言語に習熟する必要があったのだ。

「エジソンは一度読んだら、まるで写真に撮ったようにその文を覚えてしまった」との証言がある。

第10条「私たちは失敗から多くを学ぶ。特にその失敗が私たちの
全知全能力を傾けた努力の結果であるならば」

エジソンはアインシュタインとも親しかった。研究に失敗した時も彼らは落胆せず、「私たちは失敗から多くを学ぶ。特にその失敗が私たちの全知全能力を傾けた努力の結果であるならば」という前向きの考え方を共有していたからである。

しかしエジソンは、一方でアインシュタインに対してライバル意識も持っていた。当時、物理学界で議論の的だったエーテルの研究に着手し、このように語っている。「空間、時間、幾何学についての発見は出来ても、彼はエーテルについての権威ある見解は未だ発表していないさ」

第11条―未来へのビジョンを持つ、将来に信仰を持ちなさい、前進しなさい

60才になったエジソンにある記者が質問した。

「いつになったら研究をやめるんですか」

『70歳にでもなれば、ハイカラなボタンのついたチョッキでもきてみよう。75歳になったら、トランプを覚えて、80歳になると女性と馬鹿話でもしてみようか』

「85歳を超えたら、朝晩、きちんと礼服を着て食堂に出る。それで90歳になったなら…いや、待て待て、私は30年以上先のことは考えないようにしているんだ」とエジソンはジョークを交えて答えた。

歳とることにはまったく無頓着に、若い時の全身発明家の情熱を持続した。

70歳代になったエジソンには、周囲から研究の時間を16時間に減らすようにと何度も勧められたが、仮眠をとっては、起きていおる間は働くというやり方は生涯変わらなかった。

多くの逸話を残したエジソンだが、未来予測としてこんな言葉を残している。

「これから先の科学文明において、人類最大の友は太陽で育った植物である」。未来戦争は兵士が登場しない科学兵器によって取り行なわれるであろうと言った彼の、自然と調和して生きろという勧めだ。

100年後の現在、広がりつつある「植物工場」「ロボット兵器」「無人飛行機」をすでに先取りしていたのである。

彼は死者からの使いを伝える占い板に注目し、科学的な心霊研究に着手している。晩年には経営から身を引くが、研究所にこもり死者との交信の実験(霊界との通信機の研究)を続けた。1931年(昭和6年)10月18日、84歳8ヵ月でその偉大な生涯を終えた。

彼の臨終の言葉は

第12条 「将来に信仰を持ちなさい。前進しなさい。私は人々のためにするだけのことはした。もう思い残すことはない。ブルーに輝いた美しい国の人々が待っている。さようなら」

 - IT・マスコミ論, 人物研究, 健康長寿, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(866)『2018年の世界、日本はどうなる』★『2018年に予防戦争に踏み切ると死者は日韓米で約140万人だが、問題を先送りしてもいずれ「偶発的核戦争」が起こり、5倍の犠牲者がでる、結論は予防戦争に踏み切る』★『一度も民主主義を経験していない中国の先進国化はありえない』

  2018年の世界、日本はどうなるのか。 『英エコノミスト誌』(20 …

no image
明治史の復習問題/日本リーダーパワー史(83) 近代日本二百年で最大の英雄・西郷隆盛を理解する方法論とは・(上)」★『西郷隆盛はどこが偉かったのか』(下)<政治リーダーシップは力より徳>』尾崎行雄の名講義

日本リーダーパワー史(83)   近代日本二百年で最大の英雄・西郷隆盛 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(105)/★『記事再録/ 『日本国憲法公布70年』『吉田茂と憲法誕生秘話①ー『東西冷戦の産物 として生まれた現行憲法』『わずか1週間でGHQが作った憲法草案』①

    2016/02/28/日本リーダーパワー史 …

default6r7hvrk8
日本の最先端技術『見える化動画』チャンネルー『CEATEC JAPAN 2016』(10/4-7)-オムロンの「人工知能AI」搭載のレベルに応じ 打ち返す卓球ロボット』●『オムロン“卓球ロボット”3代目はAI搭載 初心者には優しく、上級者には厳しく返球』●『オムロン卓球ロボ、ギネス認定 AIで相手のレベルに合わせラリー』●『オムロンの進化版卓球ロボットとラリーして、成長を感じて「しゃーっ」』

日本の最先端技術『見える化』チャンネル  私は『CEATEC JAPAN 201 …

no image
日本リーダーパワー史(468)「日中関係「第1次大戦前の英独」首相発言がダボスで波紋●「習主席の親族ら租税回避地で資産運用-英紙報道

 日本リーダーパワー史(468)   安倍積極外交の行方はど …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(40)記事再録/『150年かわらぬ日本の弱力内閣制度の矛盾』(日本議会政治の父・尾崎咢堂の警告)』★『日本政治の老害を打破し、青年政治家よ立て』★『 新しい時代には新人が権力を握るものである。明治初年は日本新時代で青壮年が非常に活躍した。 当時、参議や各省長官は三十代で、西郷隆盛や大久保利通でも四十歳前後、六十代の者がなかった。 青年の意気は天を衝くばかり。四十を過ぎた先輩は何事にも遠慮がちであった』

    2012/03/16 &nbsp …

no image
日本リーダーパワー史(590)『世界が尊敬したグレート・マン』現代日本の指針となる2人―イチローと孫正義(上)『指針のない人間に成功の扉は開かれず、戦略のない国は亡びる」

日本リーダーパワー史(590)  『世界が尊敬したグレート・マン』現代日本の指針 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(97)記事再録/ 『中国/朝鮮行動学のルーツ⑥』『中国紙『申報』 からみた「中国が行っている冊封の儀と 属国の国力強化について」(1884(明治17) 年2月9日付)★『中国流のダブルスタンダード、言行不一致の典型で、南沙諸島での軍事基地の建設増設と同じパターン』

    2016/03/18 &nbsp …

no image
世界/日本リーダーパワー史(955)ー米中間選挙(11/6)後のトランプ大統領の対外政策は一層エスカレートするのか(下)『米中冷戦下のサイバー戦争の勃発か』★『中東問題の新たな紛争の火種ーサウジのジャーナリスト殺人事件』

世界/日本リーダーパワー史(955) 米中貿易戦争の裏では情報、スパイ、プロパガ …

no image
日本経営巨人伝⑧朝吹英二ーー三井のリーダーで鐘淵紡績の生みの親・朝吹英二

日本経営巨人伝⑧朝吹英二   三井のリーダーで鐘淵紡績の生みの親・朝吹 …