前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(22)『日本のメルトダウン』34日目ー◎福島原発1号機廃炉までに長引けば100年かかる●

      2015/01/02

速報(22)『日本のメルトダウン』34日目
福島原発1号機廃炉までに長引けば100年かかる
 
前坂 俊之(ジャーナリスト)
 
414日午後2時までの状況

 
●『地震予知は「不可能」、国民は想定外の準備を=東大教授』
<ロイター2011 04 14 11:03 JST
 
同教授は地震は予知不可能であることを率直に国民に告げる時期が来たとし、日本全土が地震の危険にさらされており、地震科学では特定地域でのリスクの度合いを測ることはできないと述べた。「われわれは(地震を予知するのではなく)想定外の事態に備えるよう国民と政府に伝え、知っていることと知らないことを明らかにすべきだ」と提言した。
 ●『ニューヨーク・タイムズ』By MATTHEW L. WALDPublished: April 12, 2011
 
 
NYT、米国のNRCの委員長が公聴会で語った、福一の状況です。各炉毎に損傷度と冷却の現状を具体的に説明し、
足許は落ち着いている
(static)が、安定はしていない(not stable)と表明。
 
連続する大きな余震と50分の放水停止など、実に細かく国内紙レベルの報道です。
 
また、日々意義のある変化(つまり改善)は見えないと言いつつ、今後さらに大きな放射性物質の放出という様な
リスクは、日毎に薄れては来ている
とも付け加えています。
 NRC
としても、福一について、最高の警戒体制ー(extreme alert mode)から、長期安定型のモニター体制
へとシフトすると。*後半は、米国内の原発の安全対策の議論です。

 NRC
のメンバーが日本に常駐していますので、彼らの情報収集と米国本社への報告、
NRCの公式見解の方が、信頼度が上と思う)。

 

●『ニューヨーク・タイムズ』By MATTHEW L. WALDPublished: April 12, 2011
http://www.nytimes.com/2011/04/13/world/asia/13safety.html?_r=1

NYT、米国のNRCの委員長が公聴会で語った、福一の状況です。各炉毎に損傷度と冷却の現状を具体的
に説明し、足許は落ち着いている
(static)が、安定はしていない(not stable)と表明。
連続する大きな余震と50分の放水停止など、実に細かく国内紙レベルの報道です。
また、日々意義のある変化(つまり改善)は見えないと言いつつ、今後さらに大きな放射性物質の放出という様なリスクは、日毎に薄れては来ているとも付け加えています。
NRC
としても、福一について、最高の警戒体制ー(extreme alert mode)から、長期安定型のモニター体制へとシフトすると。*後半は、米国内の原発の安全対策の議論です。
NRC
のメンバーが日本に常駐していますので、彼らの情報収集と米国本社への報告、NRCの公式見解の方が、信頼度が上と思う)。

413日『ニューヨークタイムズ」

http://www.nytimes.com/2011/04/13/world/asia/13japan.html?pagewanted=1&_r=1&ref=global-home

NYT –Lー7の宣言と並行して、放射線の放出量の数値が保安院と原子力安全委員会では
異なる点を取り上げ、可笑しいと、非難しています。
初期の数度の爆発時で、排出量は分かっていた筈で
Lー7を認めるのに一ヶ月も掛かるのも可笑しいと言っています。二つの機関の周章狼狽振りもからかっており、
最初から「チェルノブイリ級」と宣言すると、大変なパニックになることを密かに恐れていたとか、死の灰の散布地図
の公表も遅れたため、避難処置の遅れで、人命救助の点でも大いに問題ありとも指摘しています。
取材も的確で、
分析も鮮やか、この間の表面的なミス、日本の当事者の隠蔽体質、それが国民のために
ならない事など等、
日本社会の構造も抉り、本当にインテリレベルの高い記事

 
 
●【日本版コラム】原発災害でロボットは使えるか、「ロボット産業の父」エンゲルバーガー氏に聞く影木准子の米国ロボット最前線
「ウオール・ストリート・ジャーナル」2011 4 14  9:04 JST http://jp.wsj.com/IT/node_222017
 
●「大震災「想定できたはず」=東大教授、政府予測を批判-英科学誌に寄稿」

 - 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
  日中北朝鮮150年戦争史(36)<歴史復習問題>『120年前の日清戦争の真実』- 日清戦争は偶発的な豊島沖海戦から始まった①』

  日中北朝鮮150年戦争史(36) 120年前の日清戦争の真実 日清戦争は偶発 …

『Z世代のための太平洋戦争講座』★『山本五十六、井上成美「反戦海軍大将コンビ」のインテリジェンスの欠落ー「米軍がレーダーを開発し、海軍の暗号を解読していたことを知らなかった」

太平洋海戦敗戦秘史ー山本五十六、井上成美「反戦大将コンビ」のインテリジェンスー「 …

no image
月刊誌『公評』7月号掲載 『異文化コミュニケーションの難しさ―『感情的』か、『論理的』かーが文明度の分かれ目➂

    月刊誌『公評』7月号―特集『実感』❸ 『異文化コミュ …

no image
★5 日本のメルトダウン(534)『福島原発事故から3年ー北澤宏一×黒川清×畑村洋太郎× グレゴリー・ヤツコの座談会』

   日本のメルトダウン(534)   3・11- …

日本の最先端技術「見える化」チャンネル『第2回、Japanドローン展2017』(3/23-25)幕張メッセ)ードローンビジネスの市場規模2016年度は353億円から5年後は2116億円と約6倍に急拡大が見込まれる。(動画版)』➀『『T-FREND』の「オフィスフロアで残業などの全自動飛行監視サービス」』●『 ハイテックマルチプレックスジャパン「ドローンの操縦法を教える」』

 日本の最先端技術「見える化」チャンネル   『第2回、Japanドロ …

no image
世界一人気の世界文化遺産『マチュピチュ』旅行記(2015 /10/10-18>「ペルー・リマかクスコへ向かう」スゴイ、感動、感激!水野国男(カメラマン)①

   2015/10/28  <世 …

no image
『ガラパゴス国家・日本敗戦史』㉗『来年は太平洋戦争敗戦70周年―『東條英機開戦内閣の嶋田繁太郎海相の敗戦の弁と教訓』

  『ガラパゴス国家・日本敗戦史』㉗   『来年は太平洋戦争敗戦から7 …

no image
『坂の上の雲』新聞資料編『「日本は常にわが国に好意的であった」ー40年間外務省顧問のH・W・デニソン(米国人)の証言』

  <『坂の上の雲』新聞資料編>   『「明治の日本は常にわ …

『リモートワーク/外国人観光客への京都大徳寺動画ガイド』(2014 /04/01)★『京都大徳寺』ー龍源院の石庭、枯山水の名勝庭園を参観する』★『The Beautiful Garden京都大徳寺ー興臨院の禅庭の春の特別公開を参観』★『織田信長創建の黄梅院の禅庭の特別参観』★『大友宗麟の瑞峯寺の禅庭を参観』

2014年4月1日 前坂俊之チャンネル再録  Wikiによると、 大徳 …

「Z世代のためのウクライナ戦争講座」★「ウクライナ戦争は120年前の日露戦争と全く同じというニュース②」『日露戦争の原因となった満州・韓国をめぐる外交交渉決裂』●『米ニューヨークタイムズ(1903年4月26日 付)「ロシアの違約、日本は進歩の闘士』★『ロシアの背信性、破廉恥さは文明国中でも類を見ない。誠意、信義に関してロシアの評判は最悪だから,これが大国でなく一個人であれば,誰も付き合わないだろう』

    2016/12/24 &nbsp …