速報(39)『日本のメルトダウン』54日目ー『後藤政志氏の福島原発最新報告と原発報道(動画ビデオ)』
http://www.youtube.com/watch?v=3tVNGlVZXeI
●2(動画ビデオ6分)『メディアの報道について』
http://www.youtube.com/watch?v=z-c1cNp38Cc
●3(動画ビデオ5分)『4月30日現在、福島原発ははどうなっているのか』
http://www.youtube.com/watch?v=yd5AVuw9rnA
< 4月14日に後藤氏は、国会で院内集会で『福島原発の現状』に関して説明した>
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/338.html
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/338.html
事故時、地震によって、送電線が切れて、外部電源を失い、津波によって非常用ディーゼル発電機が止まって、全電源喪失事態に陥った。このため全ての電源ポンプも止まったが、1号機だけ非常用の復水ポンプが作動し、8時間ほど回っていた。 1号機では地震により、運転が止まった。核分裂反応は止まったが、崩壊熱が発生し続けている。そのため12日に原子炉格納容器の圧力が異常上昇し、ベントを開始した。その直後に、水素爆発が起こった。その後、炉心に海水とホウ酸の注入を開始。
それで再循環ポンプという経路を通って入るという回路を経る。その途中で漏れてしまっていると、ほとんど炉心にこなくなってしまう。そのため水を入れていて、冷却できていると思いたいが、実は水が届いていない可能性がある。 水素爆発については、小さなことでもありうる。地震が来て、金属がすれて火花が散ると着火しうる。そのため火種はどこにでもある。そうなると問題は水素の濃度ということになる。
持っている危険物の量がめちゃくちゃに多いからだ。それが破局的な爆発にいたっていなくて、まだ漏れが少ないというのが現状だ。そうした危険なものを、技術でコントロールできることを前提にしている。しかし「想定外」を口にするような人たちがやっていることは私は絶対に信じてはいけないと思う。想定外などありえてはいけないのだ。
止めるに続いて冷やす、閉じ込めるが安全原則として言われてるがこれも失敗した。2号機、3号機の原子炉圧力は、大気と同じになっている。密閉性が明らかにない。
普通では原子炉圧力容器に穴が開いているのは、尋常ではない事態だ。しかも格納容器まで損傷している。放射能が5重の壁と突破して出てきている。格納機能が全部突破されている。実際に起こりうることは起こると考えて対策を立てるのが、安全上の原則だが、原子力を進めている人たちの考えで信じがたいことは、起こりうるけれど、確率的に低いからいいといって簡単に切ってしまうことだ。
これもどこから出ているかが分からないことに最大の問題がある。分かっていれば、そこを止めれば問題は終わる。しかしそれが分からない。だから対処療法で、水を移すことなどやっている。やらなければならない状態にある。緊急に水を貯める必要があるならば、船を持ってきて、そこにいれればいいのだ。ところがメガフロートを持ってくる間に「低レベル」を捨ててしまった。なぜか。こんなのは国際問題になるのが当たり前だ。責任問題だ。
だから格納容器が漏れている場所は発見できず、修理ができないというのが結論だ。これが原子力が危険なことの一つの根拠だ。今回も、どこまでいくか、非常に危機的な状態だ。しかも2号炉はすでに格納容器が損傷している。 これがどうなっているかが分かるのは10年後で、それからさらに10年かけて、どうしてそうなったのかが調べられるだろう。
関連記事
-
-
日本の「戦略思想不在の歴史」⑭「ペリー米黒船はなぜ日本に開国を求めて来たのか」<以下は尾佐竹猛著『明治維新(上巻)』(白揚社、1942年刊、74-77P)>『開国の恩人は、ペリーではなく金華山沖のクジラである』
<以下は尾佐竹猛著『明治維新(上巻)』(白揚社、1942年刊、74-77P) …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(180)記事再録/★「生保の父」第一生命創業者・矢野恒太(84歳)ー「年を忘れることは年をとらない一番の法である」★『「事業から退いたあとは「国民統計」の作成に熱中して老衰を忘れ去っている」』
2015/09/14 知的巨人たちの百歳学(1 …
-
-
日本メルトダウン(941)『コラム:米中戦争シナリオ、核攻撃は杞憂か』●『「富の大きさ」で世界地図をつくると、日本はこう姿を変える【画像】』●『英国メイ新政権:原発政策「急変の兆し」を注視せよ』●『北朝鮮の高位外交官がイギリスから亡命か エリート層の脱北、報道相次ぐ』
日本メルトダウン(941) コラム:米中戦争シナリオ、核攻撃は杞 …
-
-
日本メルトダウン脱出法(632)「現在の日米関係」を映し出す映画」「日韓の反目を危惧する米国」など6本
日本メルトダウン脱出法(632) ◎「現在の日米関係」を映し出す映画 Writ …
-
-
『Z世代への日本リーダーパワー史』★『 帝国ホテル落成式は日本で初めての500人の大パーティー。開会式の2分前に突然、関東大震災が起きた』★『犬丸徹三支配人は調理場の火災を恐れて、全館のスイッチを「切れ!」と命じた。隣の東京電力本社でも火災が発生、従業員はすでに全員退退避した』★『避難の人びとにも無料で部屋を提供、日比谷公園の避難民にも炊き出しを行った』
2011/05/21 日本リーダーパワー史(155)記事再録 『 決 …
-
-
『リーダーシップの日本近現代興亡史』(228)/グリコの長寿創業者 江崎利一(97歳)『 「私の座右銘は、事業奉仕即幸福!。事業を道楽化し、死ぬまで働き続け、学び続け、息が切れたら事業の墓場に眠る」』
2012/03/12   …
-
-
★『オンライン講義/コスモポリタン・ジャパニーズ』◎『192,30年代に『花のパリ』でラブロマンス/芸術/パトロンの賛沢三昧に遊楽して約600億円を使い果たした空前絶後のコスモポリタン「バロン・サツマ」(薩摩治郎八)の華麗な生涯』★『1905年、日露戦争の完全勝利に驚嘆したフラン人は、日本人を見るとキス攻めにしたほどの日本ブームが起きた』
ホーム > IT・マスコミ論 > & …
-
-
百歳生涯現役入門(177)ー『晩年の達人の渋沢栄一(91歳)②』は70歳で、自ら創立した59の会社と17の団体役員から身を退き、76歳で完全に実業界から引退』★『86歳以後、彼の公共的な肩書、社会的貢献事業は50近くあった』●『会社の用はわがものと思え。会社の金は人のものと思え』★『楽隠居的な考えをせず、死ぬまで活動をやめない覚悟をもつ』
2017年8月6日/百歳生涯現役入門(177) 渋沢栄一1840年(天保11)3 …
-
-
★「 熊本地震から2ゕ月」(上)『地震予知はできない』ー政府は約3千億円を つぎ込みながら熊本地震まで38年間の『 巨大地震』の予知にことごとく失敗した。(上)<ロバート・ゲラー東京大学理学系教授の 「地震予知はできない」の正論>
「 熊本地震を考える」 『地震予知はできない』ー政府は約3千 …
-
-
速報(353)50年後に3・11を振り返った場合、小出裕章氏(MBS)たね蒔きジャーナルが最もよく伝えたことは間違いない。
速報(353)『日本のメルトダウン』 50年、100 …
