前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(362)『日本のメルトダウン』●「真紀子爆弾」が突きつけた大学倒産時代の現実』●「『日本版「財政の崖」に対する懸念は行き過ぎ』

      2015/01/01

速報(362)『日本のメルトダウン』
 
 
●「真紀子爆弾」が突きつけた大学倒産時代の現実
●『中国の権力移行 なぜ秘密のベールに包まれているか
●「『日本版「財政の崖」に対する懸念は行き過ぎ』
(英フィナンシャル・タイムズ紙)
 
      前坂 俊之(ジャーナリスト)
 
       「真紀子爆弾」が突きつけた大学倒産時代の現実政治家を「まつり上げる」官僚機構が元凶だ
 
F国際ビジネスマンのコメント。
『田中文相のドタバタ劇は本件の顛末、語るに
値しないものですが。
言い出した田中眞紀子本人も井戸端会議の延長で
どれだけ日頃、大学教育の歪みを憂え
広く深く考えていたか、怪しいもの、
得意の売名行為に過ぎなかったのでは
と思っております。
一方、表現された事象は、その範囲内
で頷けるものではないかと素人の小生
も思っております。筆者と同意見です。
企業の人事担当の役員を数年やって、
痛感したことは
 
1)会社経営を維持していく為に必要
な平均値レベルの学力、教養を身につ
けている子が減っている、厳しく選別
して駄目な子は入れない様にしないと
会社を成長どころか、現状維持すら出
来なくなっていくことです。
員数合わせは止めさせ、応募は有って
も採用はゼロの年も有りました。採用
担当者を叱責し、小生も東北大、東工
大、早、慶、一橋、京大、阪大、を中
心に朝一番から終業までキャンパスを
走り回りました。
出来る子、向学心の有る子、不屈の精
神を宿している子、成長志向の子、世
界に関心の有る子、など春秋に富む子
に来て貰うことは難題でした。口説い
て逃げられることもしょっちゅうでし
た。
2)今企業にとって必要な人材は、も
う昔の様な平均値人材を数多く採るこ
とではないことははっきりしています。
技術にしても、マーケティングにして
も現状を打破して、従来に無いものを
創造できる、そういうことに挑戦する
ことに喜びを感ずる若者です。
現在の停滞を打破して、日本の成長路
線を再創造できる人材と言い換えても
良いと思います。
今の日本は、失敗を恐れる子を数多く
作っている様に思います。実績の後追
いをやるだけです。国際競争に負けて
細っていく事業を維持し、後ろ向きの
時間稼ぎをしているだけです。
3)もうハッキリしていることは、戦
後の日本の大学制度も国際競争に負け
ていると思わざるを得ません。
政治的にも、経済的にも日本の凋落を
食い止め、再創造できる人材の育成を
どうするかです。
 
米国ナンバースクールに見る競争環境
の徹底導入です。内部浄化は期待薄で
すから外部からのオオナタでしょうか。
英国のイートン校も話題になっていま
す。
 
いずれにしても、社会、国家のあらゆ
る領域、隅から隅までシガラミの維持
既得権の保護、が瀰漫し、茹でガエル
状況になって、近い将来の破滅を心配
するよりそれを無理矢理忘れて、今の
怠惰を貪って、何もしない、いつもの
結論です。
状況を理解し説明が出来ても,実行し
ない、解説者に回って、実行しない、
正義感の極めて薄い、倫理感の薄弱な
社会になっています。
 
 
●『拙速な改革懸念 乱立歯止めへ近く検討会議 文科省』
 
● 『田中真紀子文科相が「無条件降伏」 民主党内と官邸サイドから圧力?』
 
『中国の権力移行 なぜ秘密のベールにつつまれているのか
 
 
『日本版「財政の崖」に対する懸念は行き過ぎ』2012年11月7日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
 
 

 - 現代史研究 , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『リモートワーク/外国人観光客への京都大徳寺動画ガイド』(2014 /04/01)★『京都大徳寺』ー龍源院の石庭、枯山水の名勝庭園を参観する』★『The Beautiful Garden京都大徳寺ー興臨院の禅庭の春の特別公開を参観』★『織田信長創建の黄梅院の禅庭の特別参観』★『大友宗麟の瑞峯寺の禅庭を参観』

2014年4月1日 前坂俊之チャンネル再録  Wikiによると、 大徳 …

no image
 『憲法第9条と昭和天皇』ー <エピソード憲法史=現憲法はペニシリンから生まれた!?>

 憲法第9条と昭和天皇                         2006 …

no image
★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」-「日英同盟の影響」⑧ 1902(明治35)年2月20日『タイムズ』『ロシアが支配した満州』/『米国は満州の公平な門戸開放を要求』★2月25日『タイムズ』ー『三国干渉を『臥薪嘗胆』して、敵愾心を抑えたのは日本の政治家と国民の賢明な愛国心だった。』/『日本が侵略的だとか,そうなろうとしているとか想像する理由は少しもない』

 ★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日英同盟の影響は」⑧  1902( …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(263 )/『東日本大震災/福島原発事故発生の3日前の記事再録(2011/03/08)』★『ガラパゴス/ゾンビ国家になってはいけない』★『ロジスティックで敗れた太平洋戦争との類似性』★『1千兆円の債務を抱いて10年後の2020年以降の展望はあるのか?」

(2011/03/08)記事再録―日本リーダーパワー史(130) 『自 …

no image
明治150年歴史の再検証『世界史を変えた北清事変⑥』-服部宇之吉著『北京龍城日記』(大正15年)より②」★『著しく現世的で物質的/拝金主義の支那(中国)人民にとっては、来世的、禁欲的なキリスト教精神は全く理解できずパーセプションギャップ(認識ギャップ)が発生し、疑惑が増幅し戦争になった』

 明治150年歴史の再検証『世界史を変えた北清事変⑥』  西教(キリスト教)に対 …

no image
知的巨人たちの百歳学(111)-明治の大学者/物集高見、高量(106歳)の大百科事典『群書索引』『広文庫』の奇跡の長寿物語➂→「(人間に必要なのは)健康とおかねと学問・修養の三つでしょうね。若い時は学問が一番、次がおかね。健康のことなんかあまり考えないの。中年になると一番はなんといってもおかね。二番が健康、学問なんかどうでもいいとなる。そして年取ると・・・」

物集は膨大な日記を書いている。 それは「百歳は折り返し点」の自伝の「年表の総まく …

no image
日本リーダーパワー史(281)社会貢献の偉大な父・大原孫三郎ー百年前に企業の社会的責任を見事に果たし希有の経営者②

日本リーダーパワー史(281)   <クイズー日本で最も偉かった財界人 …

(再録)世界が尊敬した日本人【3】日本・トルコ友好の父・山田寅次郎ートルコを世界で最も親日国にした男

(再録)世界が尊敬した日本人【3】 2006年8月 日本・トルコ友好の父・山田寅 …

日本リーダーパワー史(654) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(47) 「川上操六のインテリジェンスー 日清戦争後、野党の河野盤州領袖を説得して、 陸軍6個師団増強に協力させた驚異の説得力」

日本リーダーパワー史(654) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(47)   …

『オンライン講座/日本興亡史の研究 ㉑』★『日本の政治家で最も少ないグローバルな戦略をもった経済政治家の先駆者(三井物産中興の祖・同上海支店長)―山本条太郎①』『三井物産上海支店長時代でロシア情報を収集し、日本海海戦でバルチック艦隊を偵察・発見させた。その後、政治家となった山本条太郎の活躍がなければ日本海海戦の勝利はなかった』

2011/12/14 日本リーダーパワー史(223)記事再録  前坂俊之(ジャー …