前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(135)』『独 VW事件』ーDefeat dvice、ソフトは世界最大の自動車部品メーカー ボッシュが製作。前会長が深く関わっていたのは間違いないと思います」●「それにしても、トヨタは環境対策技術の開発で、早々とディーゼルを捨て、ガソリンハイブリッドに傾注した慧眼恐るべし」

   

 

『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(135)』

『独 フォルクスワーゲン の排ガスデータ捏造事件ー

『問題のDefeat dvice、ソフトは世界最大の自動車部品メーカー ボッシュが製作。違法性を知り、VWにも違法性を指摘しながらも、商売になるから製造し続けていたのです。

これまでの情報から、辞任した前会長が深く関わっていたのは間違いないと思います。それにしても、トヨタは環境対策技術の開発で、早々とディーゼルを捨て、ガソリンハイブリッドに傾注した慧眼は、結果論ですが大したものです。 

VW排ガス問題、社員と取引先が4年以上前に違法性を指摘=独紙

http://jp.reuters.com/article/2015/09/27/volkswagen-emissions-idJPKCN0RR13C20150927

 

<F国際ビジネスマンのコメント>

問題のDefeat dvice、矢張り中味のソフトは世界最大の自動車部品メーカー ボッシュが作っていました。

違法性を知り、VWにも違法性を指摘しながらも、商売になるから製造し続けていたのです。断ると他の取引に影響すると脅かされながらやり続けたのでしょう。

VW担当の営業、エンジニアはこの数年、バレタ時の事を考え夜も眠れなかったと思います。なにしろ共犯者なのですから。

これまでの情報から、今回早々と辞めた前会長が深く関わっていたのは間違いないと思います。ボッシュの社長もVWから拝み倒されて、当然知ってて黙認していたと考えます。

4年間 1100万台続いたのは、トップ方針で、超機密事項として、組織も黙って不承不承付いて行かざるを得ななかったのです。

VW前会長のトヨタ追い落としの行動は、ポルシェの前会長との暗闘に勝ったこのVW前会長が、自分の権力基盤を強固にする為に、どうしてもやりたかった事だったと思われます。

米市場で問題のディーゼル車を売りまくり、華々しいシェアアップを実現しトヨタに大差を付けたかったのです。

それにしても、トヨタは環境対策技術の開発で、早々とディーゼルを捨て、ガソリンハイブリッドに傾注した慧眼は、結果論ですが大したものです。

当時の奥田社長が役員過半の反対を押し切って旗を振っていました。初代プリウスは、大赤字を続けましたが。 ハイブリッド用の部品の技術の難度と指値の厳しさに度肝を抜かれた想い出があります。

 <追伸コメント>

今回の事件で、ドイツ人の、会社との自己同一化、恐るべしです。日本も似たところが多分にありますが、今はもうこれ程ではないのでは? 通報制度の活用に抵抗する日本の若者は減っています。

早い時期に、VWの担当者が内部通報して、規制当局に垂れ込んでいれば、これ程傷口は広がらなかったのでは?
独の内部通報保護法制を調べる必要があります。

違法ソフトが積まれている旨ズバリ、スッパヌケばと、惜しまれます。もっとも当局もVWとグルの可能性もありますが。

東芝のケースは、証券監視委員会に実務クラスが、具体的に垂れ込んでいます。それでも西田、佐々木の二代は通過して、三代目でやっと露見したのですが。

トップが率先して悪事をやる場合は、リスクが大きく、担当者もビビるのでしょう?

大惨事!」VWまさかの愚行に悲鳴を上げる独メディア

http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2015/09/post-3934_1.php

アングル:中国失速でドイツの退潮鮮明、対中輸出の強さ裏目に

http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2015/08/155824.php

焦点:独VWの不正告白、当局と繰り広げた長期攻防の舞台裏http://jp.reuters.com/article/2015/09/28/analysis-vw-confession-idJPKCN0RP0YU20150928

アングル:VW問題、ドイツ経済にギリシャ危機以上の打撃

http://jp.reuters.com/article/2015/09/24/auto-vw-germany-damage-idJPKCN0RO09Q20150924

アウディ、VW排ガス操作問題で210万台に影響

http://jp.reuters.com/article/2015/09/28/volkswagen-emissions-audi-idJPKCN0RS12D20150928

欧州車、試験と路上走行でCO2排出量に40%の差=環境団体

http://jp.reuters.com/article/2015/09/28/volkswagen-emissions-tests-idJPKCN0RS13U20150928

 

VW不正、ドイツで警告が無視された背景 政府と業界が癒着か

http://jp.wsj.com/articles/SB12598418299951774152004581257760919943914

 

VW、辞任したCEOに最大80億円の退職金?

http://jp.wsj.com/articles/SB11831858956330503399404581253762669966574

 

 - 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(208)<日米中興亡の百年の今後は!>―“日本衰退から再生の道はあるのか”

日本リーダーパワー史(208)     <日米中興亡の百年> …

no image
◎現代史の復習問題『日韓150年紛争の歴史はなぜ繰り返され続けるのか、そのルーツを検証するー「英タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」など外国紙が報道した「日韓併合への道』の真実➀(1回―10回まで)

  三菱重工に韓国最高裁が賠償命令 第2次世界大戦中の韓国人元徴用工ら …

no image
日本の最先端技術『見える化』チャンネル-『「働き方改革EXPO」(7/11、東京ビッグサイト)』でのプレゼンベスト5」★『ー都築電気の「超!高生産コンタクトセンターで働き方が変わる」』

日本の最先端技術『見える化』チャンネル- ★『都築電気の「超!高生産コンタクトセ …

「オンライン・日本史決定的瞬間講座⑪」★『電力の鬼」松永安左エ門(95歳)の75歳からの長寿逆転突破力②』★『戦時下は「渇しても盗泉の水をのまず 独立自尊の心証を知らんや」と隠棲し茶道三昧に徹する』★『雌雄10年、75歳で「電気事業再編成審議会会長」に復帰』★『池田勇人と松永安左エ門の「一期一会」』★『地獄で仏のGHQのケネディ顧問』』

  渇しても盗泉の水をのまず 独立自尊の心証を知らんや 戦時下には社会 …

no image
★国際見本市「スマートエネルギーWeek 2014」(2/26-28)開幕ー世界30か国から1594社が出展、会場は熱気を帯びていた①

★国際見本市「スマートエネルギーWeek 2014」(2/26-28)開幕① & …

no image
日本メルトダウン脱出法(683)「橋下徹が「引退」できない3つの理由 」 「社説:日本経済に自信を取り戻させる方法 」(英FT紙)

  日本メルトダウン脱出法(683) 橋下徹が「引退」できない3つの理由 都構想 …

no image
日本リーダーパワー史(146)国難リテラシー・『大日本帝国最期の日』(敗戦の日) 陸軍省・参謀本部はどう行動したのか④

 日本リーダーパワー史(146)   国難リテラシー・『大日本帝国最期 …

no image
3/11フクシマ原発事故か3年◎『土壌汚染フクシマの放射性物質のゆくえ』 中西友子・東京大学大学院教授の会見動画(90分)

   3/11フクシマ原発事故から間もなく3年 & …

no image
世界史の中の『日露戦争』②満州完全併合を公然と唱えた『ロシア側の無法』 英国「タイムズ」

『日本世界史』シリーズ   世界史の中の『日露戦争』②-英国『タイムズ …

no image
 世界、日本メルトダウン(1013)- 「地球規模の破壊力示したトランプ」★ペイパードライバ―・トランプ大統領の『無謀運転』がグローバリズムに新たな中国流『万里の長城』を築くというアナクロニズム(時代錯誤)を強行』★『市民の抗議運動に「感銘」、オバマ氏が入国禁止令で声明』●『  トランプの不法移民対策、みずから「壁」にぶち当たる可能性』●『 トランプ政権の黒幕で白人至上主義のバノンが大統領令で国防の中枢に』

   世界、日本メルトダウン(1013)- 「地球規模の破壊力示したトランプ」★ …