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日本リーダーパワー史(492)日中韓の対立、話し合いのきっ かけを歴史に学ぶー 山本権兵衛大佐のインテリジェンスと交渉術

   

    日本リーダーパワー史(492

 

政治家・外交官・防衛省関係者必読の・・

長期化する日中韓の対立、話し合いのきっ

かけを歴史に学ぶー

山本権兵衛大佐のインテリジェンスと交渉術

こそアジア平和の秘訣

http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=81


前坂俊之(ジャーナリスト)

『山本権兵衛伝』(上)

http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=81

 

 

●「中国、国際観艦式を中止日本外し批判を考慮?」

http://www.yomiuri.co.jp/world/20140415-OYT1T50170.html

したが、この先駆的な逆ケースを紹介する。

「日本海軍の父」山本権兵衛が明治23(1890)2月に釜山桟橋で起きた事件で韓国に派遣された段階で、韓国を属国化していた清国の袁世凱に会見を求めて、韓国をめぐっての日清戦争(明治278月に勃発)への発展を防ぐために、自ら乗船してきた「最新鋭艦・高雄」に招き、全部公開して日本の海軍実力を見てほしいと申し出ている。今回の中国海軍とは全く正反対の態度である。

互いの軍備の実態を公開して、兵力の錬度を互いにチェックすることは抑止力につながり、近代的な軍隊を持った国々の100年以上も前からやっていることであり、山本大佐(この時はまだ海軍大臣ではない)のインテリジェンスの高さを示している。この時の、袁世凱http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%81%E4%B8%96%E5%87%B1

とのやり取り、会見録を伝記から紹介する。文章は当時の文語体の報告文章なので、読みにくいが、日露戦争後に海外から招待が殺到して会見したドイツ皇帝、アメリカ大統領もけむに巻いたその雄弁と交渉力の片鱗が十二分に示されている。外交官、政治家、防衛省関係者は必読の「日中韓歴史インテリジェンス」である。

 

●「中国、国際観艦式を中止日本外し批判を考慮?」

http://www.yomiuri.co.jp/world/20140415-OYT1T50170.html

 

●「中国海軍が「自衛隊を招待していなかった閲艦式」の開催を中止

http://news.searchina.net/id/1529922

 

●「日本外し」の国際観艦式中止=米艦船見合わせ影響か-中国海軍

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014041500857

●「中国、国際観艦式を中止日本外し批判を考慮?」

http://www.yomiuri.co.jp/world/20140415-OYT1T50170.html

 

http://blog.livedoor.jp/sokuhoujapan-news/archives/5209857.html

 

 

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