日本リーダーパワー史(498)『アジア太平洋戦争から69年を前に「憲政の父」・尾崎咢堂の『敗戦の反省』(1946年)を読む
2019/04/21
来年(1915年)は明治維新から約150年、大東亜
戦争(アジア太平洋戦争)から70年を前に―
<日中韓の対立激化を戦争へ発展させるな!>
★日本の「憲政の父」・尾崎咢堂のデジタル本
↓『敗戦の反省』(1946年)を読む↓
http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=102
http://book.maesaka-toshiyuki.com/book/detail?book_id=102
著者:尾崎行雄述 | 発行年月:1946年02月
大東亜戦争(アジア太平洋戦争)がどうして起こり、1945年8月に日本は敗戦、亡国したのかー最長の国会議員の立場から、体験、関与した事項を列挙して国民の悔悟、反省を求める―としている。 「大正の末年以来、わが国官民が明治の成功に心酔助長して、犯した誤りは内政に外交にすこぶる多い」と具体的な事件をあげて述べている。「憲政の神様」-尾崎咢堂翁の遺言ともいうべきもので、政治家だけではなく、国民必読の『アジア太平洋戦争』論である。
日本リーダーパワー史(82) 尾崎行雄の遺言「日本はなぜ
敗れたかー原因は封建思想の奴隷根性」
http://www.toshiyukimaesaka.com/wordpress/?p=2744
(以下は4年前に執筆した文章です。大きく変わる世界、大して変われない日本の落差を感じます)
来年(2011年)は清朝が倒れ、中華民国が作られた辛亥革命(1911)からちょうど100年、真珠湾攻撃(1941)から70年目になります。日米中の関係を考えると、ひとつの節目の年ですよね。徳川幕府を明治の志士たちは倒して、明治維新を実現しこの国のかたちを変えた。そして軍人が宰相、リーダーたちが明治の発展の礎を築いた。ところが彼らの息子の世代が太平洋戦争で日本を潰し、明治の遺産を台無しにする。その後、なんとか立ち上がって経済復興を遂げますが、今度は太平洋戦争世代の息子たちが、平成不況で公的債務が約1000兆円という借金大国に膨らみ、いまは幕府崩壊、太平洋戦争敗戦に続く第3の国家破産を迎えつつあるのです。
この原因を考えてみますと、私は日本は「オウンゴール国家」(自滅国家)、近代的な民主主義国家ではなく、封建的官僚支配リーダー不在国家とおもいます。その底には克服できていない日本病がほぼ60年ごとに再発する、国家戦略の不在の日本とブレーキのきかない国家体制と思想のない日本人の複合脱線、沈没の感じがします。
憲政の神様・尾崎行雄は第一回総選挙から60年間、議員生活を続け一貫して日本の軍国・膨張主義に反対して、憲政擁護を高く掲げて、亡国に突き進む日本に警告を発し続けてきました。
太平洋戦争の敗戦後、1947年(昭和22)に尾崎は『民主政治読本』日本評論社 1947年刊)を出版して、「なぜ、日本は敗れたのか」を分析して、日本病を指摘しています。
① 政治の貧困。日本人が、立憲政治の運用をまちがへたことである。
② 日清・日露の両戦争に勝って、急に世界の1等国の仲間入りをすることができたので、すっかり有頂天にのぼせ上り、
日本人ほどえらい人間はないと過信した。
③ 日本人の心のそこに、今なは根づよく、こびりついている封建思想と奴隷根性
いま第3の国家破産に直面した原因を考えてみると、この尾崎の指摘した日本病が再び蔓延してきてやられてしまったという気がする。いまこそ、成長戦略や興亡学、失敗学の研究以上に危機突破学、破綻食い止めの戦略こそ真剣に考えるべき時である。以下の尾崎の日本敗戦学は大いに参考になる。
関連記事
-
-
日本リーダーパワー史(134) 空前絶後の名将・川上操六(23)日本のトップリーダー養成はなぜ失敗したか
日本リーダーパワー史(134) 空前絶後の名将・川上操六(23) …
-
-
『ガラパゴス国家・日本敗戦史』⑫「森正蔵日記と毎日の竹ヤリ事件⑤まきぞえをくった二百五十名は硫黄島 で全員玉砕した
長期連載中『ガラパゴス国家・日本敗戦史』⑫   …
-
-
日本風狂人列伝(31) 日本奇人100選②大町桂月、岩元禎、松崎天民、佐々木蒙古王、田淵豊吉、伊藤晴雨・・・・
日本風狂人列伝(31) 日本奇人100選②大町桂月、岩元禎、松崎天民、 佐々木蒙 …
-
-
『 地球の未来/世界の明日はどうなるー『2018年、米朝戦争はあるのか』③『歴代米大統領がこれまで米朝戦争に手を出さなかった理由』★『「選択肢は予防戦争しかない」―米外交誌「ナショナル・インタレスト」の衝撃レポート』★『ジョセフ・ナイ教授は「キンドルバーガーの罠」について警告』
『2018年、米朝戦争はあるのか』③ 『アメリカ国内の米朝戦争への危機感は日本よ …
-
-
<まとめ>勝海舟ー日本史上最大の巨人・西郷隆盛と並び徳川幕府の最期を見事に幕引きした勝海舟はスゴイ!
<まとめ>勝海舟について 日本史上最大の巨人・西郷隆盛と並び徳川幕 …
-
-
「Z世代のための日本最強リーダーパワーの勝海舟(75)の研究③』★『勝海舟の西郷隆盛バカ話はメチャおもしろい』★『ガザ戦争(死者3万5千人)フランス革命(約2百万人)、米南北戦争(61万人)と比べて、最も少ない明治維新(約7千人)の立役者は西郷隆盛と敗軍の将・勝海舟』★『明治維新は世界にも例のないほどの「話し合いによる民主的、平和革命」だった』
現在進行形のイスラエル対ハマスの「ガザ戦争」の死傷者数は5月13日 …
-
-
日本リーダーパワー史(373)ダルビッシュの活躍と松井秀喜の国民栄誉賞の受賞> ヤンキース松井秀喜の<勝負脳>に学べ
日本リーダーパワー史(373) <ダルビッシュの活躍と松 …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(96)』「引退した日本の零戦パイロットは、昔経験した戦争の危険が今差し迫っていと感じる)」(ニューヨークタイムズ」(4/3)
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(96)』 「引退した日本の零 …
-
-
日本リーダーパワー史(161)『3・11<第3の敗戦>からの復活は可能か?②歴代総理ランキングは賢相、悪相、凡相、愚相、病相、劣相・・』
日本リーダーパワー史(161) 『3・11<第3の敗戦>からの復活は可能か?② …
