『オンライン/明治史/読書講座』★『150年間の日中韓友好・対立・戦争史のルーツを知るための絶好の書といえる。森部真由美さんら同顕彰会著「「威風凛々(りんりん)烈士鐘崎三郎」(花乱社、(A5判/並製本/414ぺージ)』
日本リーダ―パワー史(977)
今、米中覇権争いで、台湾や尖閣諸島、南シナ海をめぐる米・中・日3国の対立がエスカレートし軍事的緊張が高まっている。本書はこの150年間の日中韓友好・対立・戦争史のルーツを知るための絶好の書といえる。森部真由美さんら同顕彰会著「「威風凛々(りんりん) 烈士鐘崎三郎」(花乱社、(A5判/並製本/414ぺージ/本体3000円+税)
http://karansha.com/
が5月3日に出版された。
内容は1891年(明治24),運命に抗うように上海に渡り,時代に翻弄され,26歳で落命する鐘崎三郎の人物像と,彼を見守った多彩な人士たちの記録です。
明治の近代精神に燃えて大陸に渡った若き鐘崎三郎(福岡県出身,1869-94)。日清貿易研究所で学び,商店経営を実践,各地を旅して経済交流の最前線に立つも,1894年,日清戦争が勃発。陸軍に通訳官として派遣されて捕縛,刑場に散った鐘崎三郎の生涯を子孫の森部真由美さん(67)=福岡市=らが自費出版したもの。
鐘崎の足跡を丹念に追跡し、明治に自由民権運動としてスタートした「玄洋社」(ブラックドラゴン)は昭和戦後(1945年)にGHQによって「超国家主義」のレッテルを張られて歴史から抹殺されたが、その玄洋社の人脈や、大陸を志向した九州人たちの人脈を地道にたどっている歴史ドキュメントになっている。
同時に、『烈士の面影』(大正13年刊)・『烈士 鐘崎三郎』(昭和12年刊)の両書は現代人、地元の子供たちにも読みやすい現代文に改め、その後の記録を加え増補再刊している。
さらには、同書に登場する明治維新からのそうそう人物や玄洋社の面々の人物史約50人のメモも別冊子でつくり、各図書館に配布。
地元の抹殺された歴史、人物を掘り起こして歴史認識をバージョンアップしており、大変丁寧な本づくりであるのにも感心しました。(文・前坂俊之)
日本リーダーパワー史(150)空前絶後の名将・川上操六(24)ーインテリジェンスの父・川上の決断力のすごさ、鐘崎の大殊勲で明治天皇に拝謁す。
https://www.maesaka-toshiyuki.com/person/3160.html
関連記事
-
-
『リモート京都観光動画』/心にしみる京都古寺百景ー足利尊氏の菩提寺『等持院」(右京区)の全記録
心にしみる京都古寺百景ー足利尊氏の菩提寺『 …
-
-
『オンライン講座・昭和戦後の奇跡の経済発展史』★『テレビ時代の幕開けとなった1953年(昭和28)』★『NHKテレビ本放送開始』★『民放テレビ放送局の開局と街頭テレビ』★『家電元年「三種の神器」 「テレビ」「電気洗濯機」 「電気冷蔵庫」』
前坂 俊之(ジャーナリスト) 第五章 テレビ時代の幕開けとなった二十八年 …
-
-
百歳学入門(25)『日本の女性百寿者(センテナリアン)リスト①』加藤シヅエ、木村霊山尼、嘉納愛子、蔦清小松朝じら
百歳学入門(25) 『日本の女性長寿者(センテナリアン)・リスト① …
-
-
<F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(210)> 『クルド人の独立、9月住民投票の動き、大きな火種になる可能性 ?』★『 クルド人は世界中で2800万人を抱えており、新たな中東の火薬庫?の可能性大では。 イスラエルとパレスチナ問題の比ではありません。 』
<F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(210)> クルド人の独立、 …
-
-
『地球環境大異変の時代④』/『日本災害列島から地球全体に例外なく気象大変動が毎年襲ってくる「世界大災害時代」へ』★『 「ハリケーン・フローレンス」米ノースカロライナ州に上陸』
『地球環境大異変の時代へ④』 先週、日本は国家的危機(カントリーリ …
-
-
「世界最先端技術<見える化>チャンネル」『TSMC関連最新動画ニュース』★『半導体受託生産の世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)はソニーグループの半導体製造小会社の横の熊本県菊池郡菊陽町に建設予定。熊本空港、熊本市、阿蘇山との地理的関係などを現地レポートする。
「世界最先端技術<見える化>チャンネル」 工場建設のための造成工事 …
-
-
百歳学入門(87)稀書紹介『百歳突破作戦』(高田義一郎著 (1942年刊)昭和13年当時の100歳以上の健康法など紹介
<百歳学入門(87)> 稀書紹介―『百歳突 …
-
-
『Z世代への昭和史・国難突破力講座㉑』★『昭和経済大国』を築いた男・松下幸之助(94歳)の「健康長寿経営法」★『病弱だったことが成功の最大の要因。健康だったら、 仕事も自分でやろうとして、そこそこの成功で終わっていたかもしれない』
2015/11/12/知的巨人たちの百歳学(140)記事再録・再編集 松下電器 …
-
-
『ジョーク日本史・禅語の笑いはお腹のジョギング』★ 『一休さんは頓知の名人で不老長寿『一笑一若・一怒一老』
ジョーク日本史・禅語の笑いはお腹のジョギング 一休さんは頓知の名人で不老長寿 …
-
-
★『オンライン講座・吉田茂の国難突破力③』★『吉田茂と憲法誕生秘話ー『東西冷戦の産物 として生まれた現行憲法』★『GHQ(連合軍総司令部)がわずか1週間で憲法草案をつくった』★『なぜ、マッカーサーは憲法制定を急いだか』★
★『スターリンは北海道を真っ二つにして、ソ連に北半分を分割統治を米国に強く迫まり …
- PREV
- ★『オンライン天才養成講座/エジソンの発明術を学ぶ』② 』★『発明発見・仕事成功10ヵ条」★『 生涯の発明特許数1000以上。死の前日まで勉強、研究、努力 を続けた』★『人生は短い。やりたいと時に徹底してやる。休むことは錆びることだ』
- NEXT
- 『オンライン/明治外交軍事史/読書講座』★『森部真由美・同顕彰会著「威風凛々(りんりん)烈士鐘崎三郎」(花乱社』 を読む②』 ★『川上操六陸軍参謀次長と荒尾精はなぜ日清貿易研究所を設立したのか』★『鐘崎三郎は荒尾精に懇願して日清貿易研究所に入ったが、その「日清貿易研究所」の設立趣旨は欧米の侵攻を防ぐためには「日中友好により清国経済の発展しかない」という理由だった』

