『リーダーシップの世界日本近現代史』(101)記事再録/アメリカの石油王・ジョン・ロックフェラー(97歳)「私の健康長寿の8ヵ条」★「 経営の秘訣は数学 ・数学・数学・すべて数学が第一だ。いかなる場合でも』
2015/09/10/知的巨人たちの百歳学(120)再録
アメリカの石油王・ジョン・ロックフェラー(97歳)
「平凡な私の8ヵ条」
私の九十余歳の健康長寿は、青年時代からの勤労と信仰と平安によってもたらされたものであるが、つねに日常生活の細末に心をくばって、決して怠ることのなかったことがもっとも幸いしてくれたように思う。
私が平素心して忘れなかった点は、次の八ヵ条である。
一 少量の食事を規則正しくとること。
二、適当な運動をおこたらぬこと。
三、じゆうぶんの睡眠をとること。
四、不快の念や心配をさけること。
五、日光にしたしむこと。
六、牛乳をたくさん飲むこと。
七、健康時でも健康診断をうけること。
八、生活の一切を規律正しくすること。
すべては平々凡々なことで、何一つとして、これはむずかしいということがない。この平凡なことを、平凡に行ないつづければ、だれしも健康長寿はその人のものとして約束されよう。
「経営の根本は数学、数学、数学こそすべて」
私は毎日、自分の経営状態(営業成績)を数字で図表にかき入れた。それは、どんなことがあっても怠らなかった。私はビジネスのほかに、科学の知識の必要を認めなかったし、また、かつて感じたこともない。
ビジネスで成功しようと思う青年にとっては、物理や化学や、その他のすべては必要でない。彼はいつでも科学者を雇うことができる。彼は数字を勉強すべきである。
数字、数字、数字、数学―それこそビジネスに応用すべきである。彼の売ろうとする物は何か。その商品を買おうとするものは何人か。彼はまず紙と鉛筆とをとって、自己の市場とその可能性を研究すべきである。
数字が第一だ。いかなる場合でも。
関連記事
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(6)記事再録/日本国難史にみる『戦略思考の欠落』⑥ 『1888年(明治21)、優勝劣敗の世界に立って、 外交をどう展開すべきか』末広鉄腸の『インテリジェンス』② <西洋への開化主義、『鹿鳴館」の猿まね外交で、同文同種の中国 を排斥し、日中外交に障害を及ぼすのは外交戦略の失敗である>
日本リーダーパワー史(611) ロシアの「 …
-
-
★『世界漫遊・街並みぶらり散歩』★『ハンガリー/ブタペスト点描』★『世界遺産としてのブタペストの街はリスボン、パリ、プラハ、ワルシャワの美質を集約した深い憂愁さが漂う』
2017/08/26 『F国際ビジネスマンの …
-
-
新刊『日本の華族―その栄光と挫折の一部始終』(共著) 新人物文庫 667円
新刊「日本の華族―その栄光と挫折の一部始終」(共著)新人物文庫667円 &nbs …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(307)★『国難リテラシーの養い方③/ 辛亥革命百年⑬/『インド独立運動革命家の中村屋・ボースをわしが牢獄に入っても匿うといった頭山満』★『ラス・ビバリ・ポースの頭山満論』
2010/07/16&nbs …
-
-
速報(15)『日本のメルトダウン』を食い止める!「誠に残念ですが、日本は貧しい国になるでしょう」(サマーズ発言)
速報(15)『日本のメルトダウン』を食い止める! 「誠に残念ですが、日本は貧しい …
-
-
日本風狂人伝(27) ウナギ狂で老らくの恋におぼれた斎藤茂吉
日本風狂人伝(27) ウナギ狂で老らくの恋におぼれた斎藤茂吉 …
-
-
『Z世代のための日中韓外交史講座』⑰』★『憲政の神様・尾崎咢堂の語る「対中国・韓国論』★『尾崎行雄の「支那(中国)滅亡論(下)」(1901年(明治34)11月「中央公論」掲載)『清国に政治的能力なし。なぜ税関の役人はすべて外国人なのか、日本人なのか?中国人はいない不思議の国?』
2013/07/12 日本リーダーパワー史( …
-
-
『オンライン/百歳学入門(130 )『百里を行くものは、九十里を半ばにす』 ●『心は常に楽しむべし、苦しむべからず、身はつねに労すべし、 やすめ過すべからず』貝原益軒) 』●『老いておこたれば、則ち名なし』●『功のなるは、成るの日に、成るにあらず』●『 咋日の非を悔ゆるものこれあり、今日の過を改むるものすくなし」(佐藤一斎 )
百歳学入門(149)記事再録 『百里を行 …
-
-
日本メルトダウンの脱出法(552)ー W杯サッカーの完敗はー「死に至る日本病」(ガラパゴス・ジャパンシステム)である
日本メルトダウンの脱出法(552) &n …
-
-
⭐︎『湘南海山ぶらぶら日記・「地球環境異変はますます深刻化」⭐︎『豊穣の鎌倉海も海生物が激減』●『米離脱後のパリ会議の行方ははどうなる』
湘南海山ぶらぶら日記 「地球環境異変はますます深刻化」 ―米離脱後のパリ会議 …
- PREV
- 『リーダーシップの日本近現代史』(100)記事再録/「脱亜論」でアジア侵略主義者のレッテルを張られた福沢諭吉の「日清戦争開戦論」の社説を読む」④『道理あるものとは交わり、道理なきものは打ち払わん』★『現在の日中韓の対立、紛争は125年前の日清戦争当時と全く同じもの』
- NEXT
- 『リーダーシップの日本近現代史』(102)記事再録/『明治以降、日中韓(北朝鮮)の150年にわたる対立、紛争、戦争のルーツは『朝鮮を属国化した中国」対「朝鮮を独立国と待遇した日本(当時の西欧各国)」とのパーセプション、コミュニケーションギャップの衝突である』★『 明治9年の森有礼と李鴻章の『朝鮮属国論』の外交交渉の見事なすれ違いにルーツがある』