前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『池田知隆の原発事故ウオッチ⑨』ー 『最悪のシナリオから考えるー福島原発暴走阻止行動プロジェクト結成へ』

   

池田知隆の原発事故ウオッチ⑨』
 
『最悪のシナリオから考えるー福島原発暴走阻止行動プロジェクト結成へ
 
池田知隆(ジャーナリスト)
 
 
こんな動きがでてきました!
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「福島原発 暴発阻止行動 プロジェクト」結成へむけて
                        http://park10.wakwak.com/~bouhatsusoshi/
 
  
福島第一原子力発電所の現状についてはいまさら説明するまでもありません。しかし確認しておかなければならないことは、
次の事実です。
 
1)暴発を防ぐためには、ホースによる散水のような一時的な処置ではなく、10年の単位の時間安定して作動する冷却設備を設置
               し、これを故障することなく保守・運転し続けなければならない。
2)この冷却設備の建設・保守・運転は、すでに高度に放射能汚染された環境下で行わざるを得ない。
 
3)もし、安定した冷却設備を建設・保守・運転できなければ、3000万人もの人口を抱える首都圏をも含めた広範な汚染が発生する
         可能性がある。
 
このような最悪のシナリオを避けるためには、どのような設備を作ることが必要か、放射能汚染を減らすためにどうしたらよいか、などなど、数多くの技術的課題があることはもちろんです。この点についても日本の最高の頭脳を結集した体制ができていないことは大きな問題です。
 
さらにもう一方では、最終的に汚染された環境下での設備建設・保守・運転のためには、数千人の訓練された有能な作業者を用意することが必要です。現在のような下請け・孫請けによる場当たり的な作業員集めで、数分間の仕事をして戻ってくるというようなことでできる仕事ではありません。
 
身体の面でも生活の面でも最も放射能被曝の害が少なくて済み、しかもこれまで現場での作業や技術の能力を蓄積してきた退役者たちが力を振り絞って、次の世代に負の遺産を残さないために働くことができるのではないでしょうか。
 
まず、私たち自身がこの仕事を担当する意志のあることを表明し、長期にわたる国の体制として退役した元技能者・技術者のボランティアによる行動隊を作ることを提案し要求していきたいと思います。
 
当面次のことを提案します。
 
1. この行動隊に参加していただける方を募集します。
原則として60歳以上、現場作業に耐える体力・経験を有すること
 
2. この行動隊を作ることに賛同し、応援していただける方を募集します。
これらの方々は、以下の内容をご記入いただきE-mail、FAXあるいは郵便でお送りください。
なお、このプロジェクトは直接的には国会や政府に対する働きかけと、広く人々にこの行動隊が必要であることを訴えることを活動の
         中心とします。状況が流動的なこともあり、進展に応じて様々な面への活動を広げていくこともありうると考えます。
 
また、この提案文を多くの方に転送していただくことをお願いします。
 
2011年4月
 
山田恭暉
134-0083 東京都江戸川区中葛西5-11-25-707
電話&FAX 03-5659-3063       携帯電話 090-3210-9056
メール   bouhatsusoshi@aj.wakwak.com
 
 
□福島原発暴発阻止行動隊に参加します
□福島原発暴発阻止行動隊に賛同し応援します
ご氏名
ご住所 〒
 
お電話
FAX
携帯電話
メールアドレス
 
————————————————–
 
[お知らせ]
・週刊金曜日に暴発阻止行動隊の記事が掲載されました
 
————————————————–
山田 恭暉 (やまだ やすてる)
1939年3月4日生まれ
1957年
東京大学理科I類入学
60年安保当時、社会主義学生同盟副委員長
1962年
東京大学工学部冶金学科卒業
住友金属工業(株)入社
鋼管製造所(製鋼)、中央技術研究所(環境、廃棄物処理)、
和歌山製鉄所(プラント建設)、大阪本社(廃棄物処理)、
東京本社(プラント・エンジニアリング、新事業開発)などを担当
1989年
住友金属工業(株)退社
1990年
プリントショップフランチャイズ主宰
2002年
小企業の業務改善コンサルタント
2006年
NGOにて海外支援ボランティア活動
2008年
近隣にてボランティア活動。超小型水力発電設備建設
©2011 Fukushima nuclea power plant accidental discharge obstruction action project
 
瓢漫亭通信(池田知隆ブログ)

 - 現代史研究 , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『リーダーシップの日本近現代史』(310)★『明治維新の元勲・大久保利通の性格は典型的な武士気質の「寡黙不言・決断・断固実行型」―

     2014/10/01 /日本リ …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(96)記事再録/『日本国難史に見る『戦略思考の欠落』(30) 『川上参謀総長のインテリジェンスと人事抜擢の要諦』日露戦争前、田中義一(後に首相)をロシアに派遣,徹底調査を命じた(1)

     2016/01/14日本リーダ …

『オンライン講座/日本興亡史の研究 ㉑』★『日本の政治家で最も少ないグローバルな戦略をもった経済政治家の先駆者(三井物産中興の祖・同上海支店長)―山本条太郎①』『三井物産上海支店長時代でロシア情報を収集し、日本海海戦でバルチック艦隊を偵察・発見させた。その後、政治家となった山本条太郎の活躍がなければ日本海海戦の勝利はなかった』

2011/12/14 日本リーダーパワー史(223)記事再録  前坂俊之(ジャー …

no image
速報(451)『言論の自由後進国の韓国―呉善花さん、 韓国入国拒否され「人権問題」『自民改憲主流派の危険な憲法観』

 速報(451)『日本のメルトダウン』   ●『人権低国、言 …

『Z世代のための日中韓外交史講座』 ㉘」『1874(明治7)年5月23日付 フランス紙『ル・タン』報道の「日本便り」(上)』★『150年前の日本人分析<日本の政治、教育の欠陥をこれほど見事に分析した記事はない>』★『現在も延々と続く政治の混乱と教育貧困の日本の<死に至る病>は今も続く(上)』

『①論理的な学問なし②記憶力、詰め込むだけの教育③理性的学問では小学生レベルの無 …

no image
日本のメルトダウン(535)オバマ大統領来日、「2泊3日」の裏にある外交駆け引き」「中国が13年の貿易額が世界一に423兆円、米国を抜き

 日本のメルトダウン(535)   【永田町・霞が関インサイ …

『オンライン講座/ウクライナ戦争と日露戦争の共通性の研究 ⑧』★『日露戦争勝利と「ポーツマス講和会議」の外交決戦①』★『その国の外交インテリジェンスが試される講和談判』

  前坂 俊之(ジャーナリスト) 日露戦争は日本軍の連戦連勝のほぼ完勝 …

no image
日本リーダーパワー史(353)野田総理のリーダーシップ>『石原氏の尖閣発言なぜ首相は止めぬ』『日本は15年はかかる』(キッシンジャー)

  日本リーダーパワー史(353)              …

no image
 日本メルトダウン(992)-『トランプ氏、キューバ国交再断絶を示唆 「より良い取引」要求』●『イラク派遣隊員29人が自殺 帰還隊員らが語ったPTSDの恐怖』★『“トランプ人事”で地金が見える? 躍起の各国と喜色満面・安倍首相が得た「果実」』●『焦点:債券から株への「大転換」、今回は本物の可能』◎『GPIFに現れた予期せぬ助っ人、収益増へ力強いレバレッジ効果』◎『ゆがむ韓国経済、財閥偏重の「疑似資本主義」が迎えた限界』●『東芝がまた不正会計、ついに「監理銘柄」入りか』

 日本メルトダウン(992) トランプ氏、キューバ国交再断絶を示唆 「より良い取 …

no image
日本リーダーパワー史(359)1週間でGHQが作った憲法草案『憲法9条(戦争・戦力放棄)の最初の発案者は誰なのか⑥』

日本リーダーパワー史(359)             <『わずか1週 …