前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

日本リーダーパワー史(333)オウンゴール日本の悲劇!●「日本失敗の原因」はスポーツ人と政治家の違い。

   

日本リーダーパワー史(333

<オウンゴール日本の悲劇!>
 
●「日本失敗の原因はスポーツ人と政治家の違い。
結果がすべて実力のみのスポーツ人に対
して、結果責任を問われない政治家、官僚
の“無責任天国”なのが大問題!」。

『新聞スポーツ面は人間の達成した偉大な記録
がのり、政治面は人間の失敗の記録である』

 
            前坂 俊之(ジャーナリスト)
 
この夏、8月はロンドンオリッピックに国民の目は連日くぎ付けになった。私も新聞を熱読した。『新聞のスポーツ面は人間の達成した偉大な記録がのり、政治面は人間の失敗の記録である』ともいわれる。
 
正にその通りである。連日のオリンピック報道では世界中の選手たちの勝った、負けた、金だ,銀だと大騒ぎしたが、結果がすぐ出るので、スポーツはスピーディでクリ―ンな世界である。これとは対照的に、消費税法案可決をめぐり、与野党の泥仕合。
野田総理のリーダーシップの欠如で、混乱が延々と続き、これに独島の領有権をめぐる韓国大統領の強硬姿勢など外交対立もかさなり、政治の世界の「スローモ―で、決められない、決まらない失敗政治」に国民の不満は頂点に達した。この「スポーツと政治」にみる決定的な落差が若者たちの未来への不安を増幅して、「政治とリーダー―シップ」の論議がこれほど高まったことはない。
 
 
オリンピックで日本が獲得したメダル総数は(11位、金7、合計38)で史上最高の健闘ぶりを示した。国別メダル数は米国が1位、2位が中国(金38、合計87)、5位が韓国(金13、合計28個)、北朝鮮(金④、合計6)などである。メタル数はその国の国力、経済力にある程度、比例するといわれが、日本の結果はあきらかに国力、競争力の低下を反映している。最近の世界情勢は先進各国の衰退と中国の超大国化、新興各国の躍進の逆転現象が起こっていることだがまた、中国、韓国、北朝鮮、中央アジアの国々の強さと比べて、日本の弱さが目立った。
 
8月の竹島をめぐる日韓の外交衝突、男子サッカーの3位決定戦では韓国に2-0で敗れた日韓競争力の格差は金メダルの数に表れている。

リーダーシップと決断力(決められない政治とシュートを打たない、守りの日本サッカー)、日本政治の問題先送りとパス回し(それも後ろパスが多く、即座に攻めのぼっていかない、その間にゆるいパスをカットされて、失点するケースが目立った)でも韓国が政治、外交、スポーツでも一枚上手で攻撃的であり、守り一方で得点力のない日本とは違う。韓国サムスンの大躍進とシャープ、パナソニック、ソニーのかってのブランドはいずれも競争に敗れて赤字大転落という日韓逆転現象にもつながっている。

 
日本人の国際会議でのスローモー(何事も遅い)、サイレンス(発言せず沈黙)、スマイル(てれ笑い)スリープ(居眠り)の4Sno行動パターンが世界から一時、もの笑いの対象となったことがあった。
今はもっと「おとなしい物言わぬ日本人」が増えており、韓国人、中国人の大声でケンカ腰で喋りまくるアグレッシブな国民性は外見的には同じアジア黄色人種、文化的には同根同種ではあっても大違いなのだ。
これはサッカーを見ていて常に感じることだが、男ここ一番で自分でシュートを打って何が何でも決めてやるぞという気迫、攻撃性が肝心のフォワードに欠けており、今回も3位決定戦で韓国に屈した。

この何が何でも勝つ、きめてやるという決定力、リーダーシップこそ、日本人に今一番欠けているものと思う。
(8月15日までの原稿執筆)

 
 
●『黒田がNYで一番エラい!最多16勝黒田がNYで一番エラい!最多16勝』
●『忍者イチロー ミラクルっとホームイン』http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/p-bb-tp2-20121010-1030519.ht
 
●『イチロー、「準備」生きた好守=打撃も先導、3安打−米大リーグ』 
ジラルディ監督も「よく捕った。すごいプレーだ」とたたえた。
 「迷ったときには前に出る」(イチロー)という好判断と、日頃の準備から生まれた好守と言える。試合前の練習では球拾いの際、体の後ろで捕球する背面キャッチなども行う。「(球から)目を離しても捕れるような準備」と言う。だからこそ、球際での粘りを発揮できる。「(背面キャッチは)遊んでいるわけではないので」。その言葉には説得力がある。
 
●『尖閣衝突 どこでボタンを掛け違えたのか 日中交渉の舞台裏
【前篇】
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2262
 
●『尖閣衝突 どこでボタンを掛け違えたのか 日中交渉の舞台裏
【後篇】
2012年10月06日(Sat) 
 
●『日中韓の領土紛争が経済に影響する恐れも』http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_526928?mod=Right_pickfree
 

 - 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『リーダーシップの世界日本近現代史』(291)/『陸奥外交について『強引、恫喝』『帝国主義的外交、植民地外交』として一部の歴史家からの批判があるが、現在の一国平和主義、『話し合い・仲よし外交』感覚で百二十年前の砲艦外交全盛時代を判断すると歴史認識を誤る。

    2016/07/07 日中北朝鮮 …

no image
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉑『開戦3ゕ月前の「英ノース・チャイナ・ヘラルド」の報道』★『ロシアは詐欺の常習犯だと思われていても,それを少しも恥じる様子はない。』●『日本は,ロシアの侵略の犠牲者はほかにもたくさんいるのに,なぜ自分だけがロシアの侵略を食い止めるために孤立無援で戦わなければならないのか.と時おり疑問に思うことだろう。』

 『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉑ 『開戦3ゕ月前の「英ノー …

「Z世代のための、約120年前に生成AI(人工頭脳)などはるかに超えた『世界の知の極限値』ー『森こそ生命多様性の根源』エコロジーの世界の先駆者、南方熊楠の方法論を学ぼう』★『「 鎖につながれた知の巨人」熊楠の全貌がやっと明らかに(3)。』

2009/10/04  日本リーダーパワー史 (24)記事再録 前坂  …

★10・世界一人気の世界文化遺産『マチュピチュ』旅行記(2015 /10/10-18>「神秘に包まれた『マチュピチュ』の全記録、一挙公開!」陸野国男(カメラマン)③

◎< 世界一人気の世界文化遺産『マチュピチュ』旅行記 (2015 /10/10- …

『オンライン講座/明治維新は誰が起こしたか』★『高杉晋作の国難突破力②』★『明治維新は吉田松陰の開国思想と、その実行部隊長の「高杉奇兵隊」(伊藤博文、山県有朋も部下)によって、倒幕の第一弾が実現した」★『英外交官パークスに自分のフンドシをプレゼントした高杉晋作の剛胆・機略縦横!、②』

  2012/10/29  リーダーパワー史(33 …

no image
★『リーダーシップの日本近現代史』(320 )★「日英同盟(1902年(明治35年)1月締結)の影響」★『 1902年3月26日『ノース・チヤイナ・ヘラルド』 『朝鮮と日英同盟』ー『1000年の長い眠りをむさぼった朝鮮』★『北朝鮮の行動形式を100年前にズバリと指摘している』

     2016/11/20 /「日本の歴史をか …

no image
速報(95)『日本のメルトダウン』●(小出裕章動画情報4本)『南相馬の牛肉から6倍の放射性セシウム検出について』など

速報(95)『日本のメルトダウン』   ●(小出裕章動画情報4本)『7 …

no image
日本メルダウン脱出は不可能か(654)「未曽有の人口急減により、誰もいなくなる日本、幽霊都市へ、経済、年金、財政、インフラ全面破たん か?

 日本メルダウン脱出は不可能か!(654)   ◎「未曽有の人口急減により、誰も …

no image
日本リーダーパワー史(880)-『明治裏面史』★『幕末から明治の日露戦争勝利までの約50年間は「西郷隆盛・従道兄弟政権時代」であり、日本大発展の『坂の上の雲」を築いた。

  日本リーダーパワー史⑤ 明治以来、最高のリーダーは誰だ!?西郷従道 …

no image
トラン大統領は全く知らない/『世界の人になぜ日中韓/北朝鮮は150年前から戦争、対立の歴史を繰り返しているかがよくわかる連載⑴』ー(まとめ記事再録)『日中韓150年戦争史の連載70回中、第1回-20回までを再掲載)

  日中韓異文化理解の歴史学(1) 『中国紙「申報」』の論説から 日中韓150年 …