前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『2014世界各国/サプライズ、面白ニュース④』ブラジルー「サッカー王国」の秘密」「アマゾンの肉牛のゲップが地球を滅す」

   

2014世界各国/サプライズ、面白ニュース④』

 

サッカーWカップのブラジル―2大ミステリーとは?

◎「ブラジル「サッカー王国」の秘密

★「アマゾンの牧場の肉牛のゲップが地球を滅ぼす?

 

前坂 俊之(ジャーナリスト)

 

ブラジル「サッカー王国」の秘密

 

サッカーW杯612から7月13日までブラジルで開催される。

 

ブラジルはなぜ『サッカー王国』なのか

 

W杯を最多の5回も獲得しており、フィファのランキングでも常に上位をキープしてきた。その強さの秘密は選手の運動能力の高さにある。世界でアフリカを除いて黒人の人口が多い国はアメリカとブラジルだが、米国がバスケット大国であり、ブラジルがサッカー大国なのはそのためだ。

 

サッカーによる国づくりも大変進んでおり、プロチームの数は800、登録されているプロ選手は1万8千人にのぼる。ヨーロッパで活躍しているブラジル人選手の数は100人以上。

 

トッププレイヤーをキラ星のごとく輩出しており、「サッカーの神様」のベレ(3度のW杯優勝を経験した史上唯一の選手)や、日本代表監督を務めたジーコ、ロナウジージョやロナウド、ドゥンガ、カフー、カカなど数えきれない。彼らの移籍金の総額は440億ドルで、ブラジルの農産物のバナナ、リンゴ、ブドウの輸出額に総額に匹敵するというからすごい。

男の子の夢はサッカー選手になること。親が子供に最初にプレゼントするのは、サッカーボールという。貧しい子供たちはシューズを買う金がないので裸足で、サッカーに興じているが、それが足の絶妙のボールコントロールを可能にする要因。このため、指導者たちが、10才が過ぎるまで子供たちにサッカーシューズの使用を許可しない指導を行っているという。

 

この金のタマゴ専用のスカウト業が職業として成立するほどの「サッカー王国」

なのである。

 

 

アマゾンの牧場の肉牛のゲップが地球を滅ぼす?

 

「アマゾンの熱帯雨林を伐採後の大牧場で飼育されているハンバーガー用の肉牛のゲップが地球を滅ぼす!?」―ホンマかいな、この話。本当なのです。二酸化炭素の約20倍の温室効果のメタンガスのゲップを出すからです。

 

アマゾン熱帯雨林はブラジルなど7ヵ国を流れるアマゾン川流域の世界最大面積の熱帯雨林。面積は550万平方kmで地球全体の熱帯雨林の半分を占める

。その熱帯雨林がCO2の吸収し、酸素を出すので地球の肺」「地球の酸素の1/3を供給する」とも言われ動植物、生物の数は1000万種にものぼる「地球の生命の源・宝庫」なのである。

ところが、熱帯雨林が次々に破壊によって1967年ごろに比べて20%も消失、2006年の調査では森林伐採の70%が肉牛生産の放牧場に変っているという。

BSEの影響によってヨーロッパ諸国のブラジル牛肉の輸入が急増したためで、その背後にはヨーロッパのスーパーマーケットに関連した「ハンバーガー・コネコネクション」があるいう。

これに米国・カナダのBSE、アジアの鳥インフルエンザによる需要増が重なり、もう1つの大きな要因は、ブラジル通貨レアルの平価切り下げ(3倍)によって、牛肉価格の倍増、牧場拡大へとつながった。

このため、肉牛飼育は1990年には2600万頭(ブラジル全体の18%)だったのが、2002年には5700万頭(同、約3分の1)に倍増、新しい牛の圧倒的多数は、森林破壊が進むアマゾン地域に集中している。

世界自然保護基金(WWF)によると、2030年までに、最大でアマゾン熱帯雨林の60%が破壊され、二酸化炭素の排出量は555億トンから969億トンに増える可能性があり、「増えすぎた牛のゲップ」が原因の1つなのである。

 

結局、悪いのは肉牛のせいではなく、肉食の増加による人類の飽くなき胃袋の満腹によるゲップこそが犯人であり、まわりまわってそのツケが自らにはね返ってくる。

 

 

 - 現代史研究 , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『Z世代のための日中韓外交史講座』 ㉘」『1874(明治7)年5月23日付 フランス紙『ル・タン』報道の「日本便り」(上)』★『150年前の日本人分析<日本の政治、教育の欠陥をこれほど見事に分析した記事はない>』★『現在も延々と続く政治の混乱と教育貧困の日本の<死に至る病>は今も続く(上)』

『①論理的な学問なし②記憶力、詰め込むだけの教育③理性的学問では小学生レベルの無 …

no image
速報(296) ●『大統領選 フランス新大統領を待ち受ける二重苦』●『アジアの経済力ランキング:次々抜かれる日本』

速報(296)『日本のメルトダウン』   ●『大統領選 フランス新大統 …

no image
★<人気リクエスト記事再録 2009/02/10>昭和戦後最大の冤罪事件の真犯人が語る『全告白・八海事件-これが真相だ(中)』(サンデー毎日1977年9月11日掲載>

2009/02/10   <サンデー毎日1977年9月11日掲載> 八海事件の真 …

no image
『日米戦争の敗北を予言した反軍大佐/水野広徳の思想的大転換➀』-『第1次世界大戦でフランス・連合軍とドイツ軍が対峠,70万人以上の戦死者を出した西部戦線随一の激戦地ベルダンを訪れた』

 日米戦争の敗北を予言した反軍大佐、ジャーナリスト・水野広徳 &nbs …

no image
 片野 勧の衝撃レポート④「戦争と平和」の戦後史(1945~1946)④『占領下の言論弾圧』⓶『マッカーサーの新聞検閲』 ■6000人の被爆者の臨床データも消された ■没収された原爆放射線被害の情報

  「戦争と平和」の戦後史(1945~1946)④ 片野 勧(フリージ …

『リーダーシップの日本近現代史』(187)記事再録/作家・宇野千代(98歳)『明治の女性ながら、何ものにもとらわれず、自主独立の精神で、いつまでも美しく自由奔放に恋愛に仕事に精一杯生きた華麗なる作家人生』『可愛らしく生きぬいた私・長寿10訓』★『 何歳になってもヨーイドン。私はヨーイドン教の教祖なのよ』★『 人間同士のつき合いは、心の伝染、心の反射が全部である』★『 私は書ける、書けると思って、強い信念をもって書いてみよう』★『 健康法らしいものといえば、一つは毎日一万歩くらい歩く。気が向いたとき、書斎部屋(20畳)のまわりをぐるぐる歩くんです』

2012/11/22  百歳学入門(55)記事再録 作家・宇 …

『Z世代への昭和史・国難突破力講座⑬』★『昭和戦後の日本が敗戦(1945)のどん底から立ち上がり復活を遂げたのは松永安左エ門(95歳)が産業基盤の電力増産(水力発電ダム)を建設し、9電力体制を実現して高度経済成長の大波にのったことだ①』

  2024/05/21  「電力の鬼」 …

Z世代のための日本戦争史講座』★『東京裁判で検事側証人に立った陸軍の反逆児・田中隆吉の証言①』★『1941年12月8日、真珠湾攻撃前後の陸軍内、東条内閣の動向を克明に証言している』 

  2015/05/17    …

no image
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉖「開戦2ゕ月前の「英タイムズ」の報道』ー『極東情勢が改善されていないことは憂慮に耐えない』●『ロシアは中国に対し.いまだにあらゆる手段を用いて,ロシアの満州占領に関し協定を結ぶように仕向けようとしている。』★『日本が満州でロシアに自由裁量権を認めれば,ロシアは朝鮮で日本に自由裁量権を認めるだろうとの印象を抱いている。』

  『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉖ 1903(明治36)年 …

no image
日本リーダーパワー史(147)国難リテラシー・『大日本帝国最期の日』(敗戦の日) 海軍省・軍令部はどう行動したのか⑤

 日本リーダーパワー史(147)   国難リテラシー・『大日本帝国最期 …