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『世界一の女性長寿者はフランス人のジャンヌ・カルマン(122歳)』★『スポーツマンで、「勇気があるから、どんなことも恐れないわ」★『その食事は野菜が嫌いで「赤ワイン」と「チョコレート(1週間1㎏)が大好き』★『愛煙家で20代から117歳までタバコを吸っていた、というから驚く』

   

   

ジャンヌ・カルマン(1875年2月21日ー1997年8月4日、122歳)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3

ギネスブックが確認し記録がしっかり残っている世界最長寿はフランス人女性のカルマンさんですね。彼女は1875年2月21日に南フランスのアルル生まれで、1997年8月4日に122歳の人類史上最長の生涯を閉じています。

ゴッホがちょうどアルルに滞在して絵を描いていた時、13歳だった彼女は伯父さんの画材ショップで働いていて、ゴッホにあっており、「服装がだらしなく、「汚くて、不快な人」と記憶しているんですね。
大変活発で賢い女性で、晩年までスポーツをやり体をしっかり動かしていたといいます。85歳でフェンシングを始め、100歳の時に、まだ自転車に乗っていた。115歳で自転車で転倒したために、両足の大腿骨を骨折し、車椅子の生活となった。
最晩年は、視力、聴力が衰えたものの、頭脳ははっきりしていて、121歳の誕生日には回顧談を収録したCDを出していますた。120歳の誕生日に将来のことを聞かれ、「私は最近、神に見捨てられてしまったのよ」
 
「私って、普通の御婦人でしょ」「勇気があるから、どんなことも恐れないわ」
「うまく行ったときはうれしかった。これまでに、しっかり正しいことのために行動したことに後悔はない。私は本当に幸運だった」など大変、ウイットに富んだコメントを残している。〔以上はは白澤卓二「老化時計」中公新書2002年7月〕
 
 カルマンさんは110歳を過ぎて骨粗老症、白内障、聴力障害などの避けがたい老人病にはなっていたものの、肝心の脳はまったく衰えずしっかりしており、ボケの兆候はみられなかったと、白澤氏はみており、人間は 120 歳までは元気に活動できるように設計されていると見ています。
カルメンさんは、その生涯を通じて健康を保ち、1997年に故郷アルルで亡くなるまで、はっきりとした頭を保ち続けました。
 
長寿の秘訣は、オリーブオイルだと生前に話していた彼女。健康的な食事にたっぷりオリーブオイルを使い、肌にも塗っていました。ですが時にはチョコレートを楽しみ、21歳から117歳まで喫煙もしていました。
 
 彼女は「料理にうるさかった」というが、いわゆる健康オタクではなかった。喫煙者の上、自分の好きなものしか食べなかった。野菜が嫌いで、好きな食べ物は「赤ワイン」と「チョコレート」。この2つを生涯欠かすことがなかった。1週間に1㎏近いチョコレートを食べていた、というから驚く。
注目したいのはチョコレートや赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用。アンチエイジングに抗酸化物質が重要な役割を果たすことは最近、特に注目されている。
「チョコレートは脂肪が多いので、動脈が詰まるのでは?と心配する向きも多いが、
その答えはイエスでありノーだ。
確かにチョコレートの3分の1は脂肪だが、ココアバターは飽和脂肪でありながらコレステロール値を上げないことがわかってきた。むしろ含まれている抗酸化物質が悪玉コレステロールの酸化を防ぐともいわれている。
 また歳をとれば消化器官に負担をかけないよう、少量で効率よく栄養素を摂取することが重要になってくる。チョコレートはその点でも優れた食べ物です。
 
ところが、彼女は愛煙家で20代から117歳までタバコを吸っていたという。
https://www.news-postseven.com/archives/20140429_253921.html?DETAIL
 
 
●老化と死の生物学的基盤を理解する研究は科学者の最も熱いテーマ
 
であり、過去10年間で老化に関する科学論文が30万以上発表され、700以上の長寿命スタートアップ企業が誕生し、数十億ドルが投資されている。ノーベル賞を受賞した生物学者のヴェンキ・ラマクリシュナンは「今わかってきたことは、これらの研究が進むつれに、適度に食べ、健康的な食事をし、十分な睡眠と運動をすることが老化を遅らせる上で有効であるということ。これらは市場に出ているどんな薬よりも効果があり、副作用がなく、無料である。」

 - 人物研究, 健康長寿

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