『鎌倉釣りバカ人生30年/回想写真録』㉑★『『コロナパニックなど吹き飛ばせ』★『10年前の鎌倉沖は豊饒の海だった』★『珍味ホラ貝を食べたよ、本当のホラ日記』ー鎌倉材木座沖でとれたホラガイを食す。アワビにおとらず旨
2010-09-16 、記事再録『これが本当のホラ日記」
テーマ:鎌倉海山ぶらぶら日記
「今はもう秋、誰もいない海」―とはまだいかぬ。少し涼しくなるとサーファーが今度は出てくるからね。ただし夏の日と違って、普段の日はいたって静かになってきましたよ。早朝に材木座、由比ヶ浜の海岸を散歩するのが楽しくなってくるしね。
8月14日(水曜日)朝、シラスを買いにぶらぶら鎌倉材木座の『もんざ丸』に立ち寄って、『シラス』(550円)を買って、何気なくその下をみると、25センチ以上もある大きな巻貝がバケツに入っているではないか。
『これ何?』『ホラガイだよ』『ヘー、食べれるの』『食べれるよ、アワビほどうまくないけどね』
『いくら』『百円よ』『エーそんな安いの、買った!』―ずっしり身の詰まった『ホラガイ』をビニール袋にいれてもらい、
『どうして食べればうまいの』と聞くと、店にいたお客が横で『フクロの部分はたべずに、身は酢味噌でたべりゃ旨いよ』とおしえてくれたのじゃ。
喜び勇んで持ち帰る。
アワビ、サザエ、トコブシなどはこの辺の海でもたくさんとれるし、たくさん食べたが、ホラガイを食べるのは生れて初めてじゃ。ワクワク!
『今晩はホラガイの珍味をごちそうするよ!』と早速、大声で家族に宣言。

実測すると長さ22センチ、幅は8センチの結構良い型だ。鎌倉湾はきれいで豊かな海なんですね。
30年もの間、ワシはカヌーフィッシングで年中ウオッチングしてきたので<鎌倉シーの変化>はよくわかっている。
確かに魚、海藻、魚介類、海生生物などは目に見えて減ってはいるものの、その生物多様性は豊穣そのもの。
ホラガイもシラスの網で、水深10mほどのところで引っかかったものというから、豊かな海の証明よ。
ちなみに『日本貝類辞典』などで、調べてみると、
『ホラガイ』とは…
フジツガイ科の巻貝。紀伊半島以南のインド洋、太平洋に広く分布する。
日本では最大の巻貝で、殻高は約40センチ、殻幅は約20センチに達する。
紡錘形で、螺塔は高く10層ほどになり、殻頂部は赤みを帯びる。螺層の表面は光沢をもち、黄褐色の地に多数の暗褐色の半月紋がある。
殻口は大きく卵形で、内側は紅橙色。潮間帯下より水深二〇メートルまでの岩礁底に生息する。ウニ、ヒトデなどを食べる。
『和漢三才図会』には「味はもうひとつで食べられない」とある。
▼殻は古来、吹奏用として仏法や戦陣に利用された。その昔は獅子吼(釈迦の説法にたとえられ、山伏の修験道には欠かすことのできない法具である。
▼ホラガイの音が大きいことから、大げさに言ったり、虚言をはくことを「法螺を吹く」という。
ホラガイを食す
早速、沸騰させた大ナベで20分ほど煮る。身を取りだすと、サザエ以上に大きな身と、ハラワタは小さいが、こぶしを3分の2ほどしたものがポロリと出てきた。薄くいそぎ切りにして、食べてみる。
アワビよりも少し固く、コリコリしてやや苦味がある。イカの燻製の感じ。サザエの身より色は少し茶色っぽいがなかなかいけるじゃないか。
アワビ、サザエと比較すると、白い柔らかい身の繊細な淡白さの点では少し劣るが、そうかと言って『味はもう1つで食べられない』というほどの大きな差にも思えなかった。
たくさんとれるものではないので、味のほどはよく知られていないのであろう。大味だが、ホラガイの名前の通り豪快さを感じたのじゃ。
身を抜いた後は殻頂部は赤みがあり、内側の表面はキラキラした光沢があり、鎌倉海からの珍しいプレゼントとして、庭にかざっておいたのよ。
関連記事
-
-
日本リーダーパワー史(376)名将・川上操六(48)『日清戦争でロシアの干渉にビクつく幕僚たちを一喝!』
日本リーダーパワー史(376) 空前絶後の名将・川上操六(48) 北朝鮮の …
-
-
日本リーダーパワー史(77) 『超高齢社会日本』のシンボル・107歳平櫛田中翁に学べー<その気魄と禅語>
日本リーダーパワー史(77) 『超高齢社会日本』のシンボル・107歳平櫛田中翁に …
-
-
鎌倉『梅前線』チャンネル①◎「鎌倉随-の『梅の寺』/「瑞泉寺」は白梅、紅梅がいまが盛り(3/6)
KAMAKURA鎌倉『梅前線』チャンネル① ◎「鎌倉随一の『梅の寺』の「瑞泉寺」 …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ ウオッチ(232)』-『3/30午後、東京を代表する目黒川周辺の桜並木は満開の<春爛漫>、ビユーティフル・ワンダーランド』
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ ウオッチ(231)』- 3/30 午後 …
-
-
★『お笑い、そして悲しき日本文学史』③「歌人・若山牧水」『生来、旅と酒と寂を愛し、自ら三癖と称せしが命迫るや、 静かに酒を呑みつつ44歳の生涯を閉じたり・』●「人の世に楽しみ多し然れ共 酒なしにして何の楽しみ」●「幾山河越えざりゆかば寂しさの はてなむ国ぞけふも旅ゆく」
★『お笑い、そして悲しき日本文学史』③ 「歌人・若山牧水」 『生来、旅と酒と寂を …
-
-
日本リーダーパワー史(684) まとめ『日本最初の民主主義者・中江兆民』 『東洋のルソー』『自由民権運動の元祖』の奇行とそのハチャメチャ人生』ー
日本リーダーパワー史(684) まとめ『日本最初の民主主義者・中江兆民』 『東洋 …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史]』(26)-記事再録/トラン大統領は全く知らない/『世界の人になぜ日中韓/北朝鮮は150年前から戦争、対立の歴史を繰り返しているかの連載⑶』ー(まとめ記事再録)日中韓異文化理解の歴史学(3)『日中韓150年戦争史の原因を読み解く』 (連載70回中、37-50回まで)
日中韓異文化理解の歴史学(3) 『日中韓150年戦争史の原因を読み解く』 (連載 …
-
-
日本の最先端技術「見える化』チャンネル>『ITproEXPO2017』ー「Panasonicの『実践!働き方改革、見える化ステージ」のプレゼン』★『ユニアデックスの「IT基盤の壁を取っ払え」のプレゼン』
日本の最先端技術「見える化』チャンネル ITproEXPO201 …
-
-
世界/日本リーダーパワー史(966)ー『トランプ大統領弾劾問題と米中テクノナショナリズムの対立(上)』★『トランプとロシアとマフィアの三角関係』★『政治ショウ化した弾劾裁判のむつかしさ』
世界/日本リーダーパワー史(966) トランプ大統領弾劾問題と米中テクノナショナ …





