世界メルトダウン(1023)ー「トランプ大統領40日の暴走/暴言運転で『2017年、世界は大波乱となるのか」③『トランプ大統領対オバマ氏の怨念の非難合戦は一段とエスカレートしてきた。』★「悪役プロレスラーのパフォーマンスを政治ショー化して成功、『チャブ台』返し」
世界メルトダウン(1023)ー
「トランプ大統領40日の暴走/暴言運転で『2017年、世界は
大波乱となるのか」③
トランプ大統領対オバマ氏の怨念の非難合戦は一段とエスカレート』
『3月4日、トランプ大統領対オバマ氏の非難合戦は一段とエスカレートしてきた。トランプはフロリダ州の別荘からのツイートでオバマ氏が選挙直前、トランプタワーを盗聴していたとして、「悪いむかつくヤツ」と罵倒した。
この根拠の提示なく主張したツイッターについて、(FBI)のジェイムズ・コーミー長官は司法省に対して、大統領のこの主張を否定するよう要請した、という。』
オバマ氏を「むかつくヤツ」と罵倒、根底にロシア疑惑拡散の恨み
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9043
トランプ米大統領、オバマ政権が自分を盗聴と FBI長官は否定
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9047
米大統領報道官、説明を拒否-オバマ氏が「盗聴」とのトランプ氏主張
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-03-07/OMF1KK6JTSEG01
「確かに、クレイジーだね。トランプ政権はアメリカ大統領史上、最も異例の政権だよ。
トランプ自身が「不道徳」「犯罪者」「暴君」「独裁者」マスコミからレッテルをされている。反知性主義の代表で、閣僚に博士号取得者がゼロ、オバマ、クリントンの内閣では約半分はドクターがいた。
しかも閣僚はいずれも大富豪のぞろい。就任時に国民の支持が最も少ない大統領。行政、政治経験のない極右の素人集団の集まりと異例尽くしだしね」
『あのすぐカッとなってツイッターで攻撃、怒鳴り散らす激情、劇場型の性格について米国の心理学者ジョン・ガートナー氏は、トランプ氏の行動を分析し、「加虐性、偏執性なども含まれる悪性ナルシシズムを持つ初の米国大統嶺で、極めて危険だ」と述べているね。『専門家を対象に大統領の交代を求める署名活動を始めたところ、2週間で2万人以上が署名した』、とも報じられていたよ」。
「オバマ対トランプの選挙前からの『仁義なき戦い』はトランプ大統領対メディア、
トランプ大統領対各国との『世界・仁義なき戦い』へとエスカレートする予感だね」
『まるで、大統領就任スタートからB級、C級西部劇さながらの銃撃戦だよ。「デマ新聞のニューヨークタイムズはつぶれろ、廃刊にしろ」とトランプがほえれば、メディアは「難民らの入国禁じる大統領令サインこそ国際ホロコースト記念日」と一斉に批判する。ホワイトハウスの記者会見もトランプそっくりのスパイサー首席報道官がと記者との間で激しい応酬、罵倒、非難合戦が連日繰り広げているね。アメリカの分裂、亀裂、末期症状がよくわかる」
『あの世界一の投資家のジョージ・ソロスもヒラリーが選挙で勝つと予想して10兆円もの損をしたらしいが、トランプを「ペテン師」と非難し「トランプ政権は必ず失敗する、英国メイ首相の政権も短期におわり、EUも分裂、ロシアがよみがえり、世界経済は崩壊する」と、予言しているよ』
『3月4日のオバマを「むかつくヤツ」と罵倒したのは、因縁のバトルで、大統領選挙前から、オバマにさんざんからからかわれたのが、恨み骨髄となったと復讐戦だね』
バラク・オバマの国籍陰謀論
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9E%E3%81%AE%E5%9B%BD%E7%B1%8D%E9%99%B0%E8%AC%80%E8%AB%96
『トランプは今年のホワイトハウス記者クラブ主催の晩餐会には欠席を宣言したが、これには、因縁の理由がある。
2011年のこの夕食会ではオバマは2カ月前にトランプ氏から「オバマ氏はアメリカ生まれでなく大統領になる資格がない」と言われたことに反発して、20分のスピーチ中10分以上わたってトランプ氏への批判、攻撃を続け、会場は嘲笑に包まれた。
出席していたトランプ氏はポーカーフェースで批判を我慢しながら聞いていたが、内心煮えくり返っていたのだろう。この対決がトランプを大統領選への出馬のきっかけとなったといわれる。
記者クラブ夕食会とトランプ氏の因縁=政治アナリスト・横江公美
http://mainichi.jp/articles/20170302/ddm/008/070/048000c
悪役プロレスラーのパフォーマンスを政治ショー化して成功、『チャブ台』返し
「トランプの粗暴な性格、行動パターンについて、面白い分析をしていた友人がいるよ。
トランプは不動産業などで4回倒産して、1時、ニューヨークでプロレスの興行師をやったこともある。ここで成功した。アメリカプロレスの何でもありの格闘技、肉弾戦で悪役をぶちのめす、
正義派レスラーより悪役レスラーの人気が高く、デストロイヤーのように凶器、かみつき、反則攻撃、場外乱闘、ルール変更、何でもありで、最後はマイクパフォーマンスで相手を悪口雑言、毒舌で罵倒して、場内を興奮のるつぼに化す。
この『デストロイヤー・プロレスショーマンシップ』がテレビショウでも司会役となり、ここでもタブーの放送禁止用語の悪口雑言で怒鳴りまくり圧倒的な人気を博した。
これを選挙ショ―、政治ショーに応用したわけだよ。テレビでの決め台詞は「お前はクビだ」だよ。つまり、反エリート層、白人下流労働者層の人気をつかむ大衆扇動方法,デマゴログをマスターしたわけだ。大統領になっても、SNS,ツイッターを使ってこの『トランプマジックショウ』を演じているわけよ」
『なるほど、面白いたとえだね、よくわかるよ』
「例えば日本の厳冬期に青森などは「なまはげ」で驚かし、びっくり、笑わせるおまつり、大衆演劇と同じで、北半球の北ドイツ、スイス、北欧などの冬場にある伝統的な魔女、魔王、お化け、ドラキュラ―などの昔から伝統的な祭りがあるようで、このパフォーマンスをパクった。タブー視された体制、制度の『チャブ台』返しで、びっくり脅かして、矛盾の本質をあからさまにするにはショック療法の意味はあるんじゃないか」
『たしかに、面白い話だが、これを世界の覇権国アメリカの「核のボタンをもった」大統領になって、三流プロレスドタバタコメディーをやってもらうと、世界は不幸のドン底におちてしまうよ。」
「トランプ大統領の『メキシコ国境に壁をつくる』大統領令は反グローバリズムの「新たなベルリンの壁」、『万里の長城』建設に等しい、時代に逆行するアナクロニズム(時代錯誤)だね。これも歴史因縁話になるが、トランプの当選日の昨年11月9日はちょうど27年前の1989年11月9日の「ベルリンの壁が崩壊した日』と同じなんだね。何とも歴史の皮肉を感じるよ。
ブッシュパパ大統領がベルリンの壁を崩して、世界はグローバルで、ボーダレスな平和な時代に入った。その後、ブッシュ2世のイラク戦争開始とその混乱でアメリカの没落が進み、約27年間後の今回のトランプの登場で、グローバリズムの終焉、ブロック経済化、再び「戦争の時代」へ逆回転をはじめといえるだろう」。
つづく
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