前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『Z世代のための米大統領選挙連続講座⑨』★『 ハリス氏対トランプ氏のスピーチバトルはヒートアップするばかり』

      2024/08/11

英BBC(8月1日配信)は「ハリス氏はインド人か? 黒人か?」 トランプ前大統領が人種に基づく攻撃』によると、7月31日、トランプ前大統領は全米黒人ジャーナリスト協会に出席し、黒人差別発言を繰り返したという。
① トランプ氏は「何年か前まで、ハリス氏が黒人だとは知らなかった。彼女はなぜか黒人になって、そして今、黒人として知られたいと思っている。彼女はインド人なのか? それとも黒人なのか?」無知と差別意識丸出しのトランプ節を繰り返した。
②ハリス氏の経歴は、インド出身の母親とジャマイカ出身の父親の間に生まれた。インドの伝統に触れながら成長し、当時住んでいたカリフォルニア州オークランドの黒人文化に浸った。黒人の学生が多いハワード大学に入学し、黒人が多数を占める女性学生団体「アルファ・カッパ・アルファ」に所属。連邦議会では、上院議員となった2017年に黒人の議員団「ブラック・コーカス」に加入していた。
 トランプ氏の発言に対してハリス氏は「分断と(中略)無礼」という「昔ながらのショー」だと述べた。ヒューストンで黒人学生団体の会合に参加していたハリス氏は、「人々の相違が分断を促すものではなく、強さの本質的な源なのだと、そう理解しているリーダーこそ、私たちにふさわしい」と反論した。

「ハリス氏は1回目の司法試験に落ちた?」(虚偽発言)

会議の司会を務めたABCニュースのレイチェル・スコット記者は、トランプ氏の過去の虚偽の黒人差別を挙げて質問。白熱したやりとりを交わしたが、彼の言動、性格を知るうえで大変参考になるケースである。

トランプ氏の過去の虚偽の黒人差別発言はーーーー

① アメリカ初の黒人大統領のバラク・オバマ氏(民主党)については、アメリカ生まれではないという虚偽の批判。
② 共和党のニッキー・ヘイリー元国連大使についても、ヘイリー氏が生まれた時に両親がアメリカ市民ではなかった点を取り上げ、大統領になる資格がないと間違った発言。
③ 共和党は、ハリス氏がその人種ゆえに選ばれたのだと批判。
④ 「ハリス氏は司法試験に合格しなかったし、合格するとは思っていなかった。その後のことは知らない。もしかしたら、合格していたかもしれない」。
⑤ この点について、ハリス氏は1989年にカリフォルニア大学ヘイスティングス校の法科大学院を修了。米紙ニューヨーク・タイムズによると、ハリス氏は1度目の受験で不合格になり、2度目で合格している。
  • 全米黒人ジャーナリスト協会の討論は、スコット記者がはじめに、前大統領が過去に黒人を批判していたことについて尋ねると、前大統領は「非常に失礼な紹介」だと非難した。
  • トランプ氏は過去に黒人ジャーナリストからの質問を「ばからしくて人種差別的だ」と呼んだことなどを質問すると、「私はこの国の黒人を愛している。この国の黒人たちのためにたくさんのことをしてきた」と答えた。
  •  
  • 大会終了後、トランプ氏は自身のソーシャルメディアでスコット記者との会話を批判。「質問は無礼で意地悪で、しばしば意見表明という形だったが、我々はそれを打ち砕いた!」と投稿した。

 

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本経営巨人伝⑥・広瀬宰平 – 明治初期の住友財閥の『中興の祖』広瀬宰平

日本経営巨人伝⑥・広瀬宰平 明治初期の住友財閥の『中興の祖』広瀬宰平 <『宰平遺 …

no image
 日本戦争外交史の研究』/ 『世界史の中の日露戦争カウントダウン㊳/『開戦2週間前の『英ノース・チャイナ・ヘラルド』の報道『日本が決意しているのは,中国と朝鮮との 独立と保全の維持なのだ。この点で,日本は英米の支持を 受けている』★『外交面で,日本はロシアを完全に負かしてきた。合衆国の40年にわたるロシアへの友情は.全く消えうせてしまった』

    日本戦争外交史の研究』/ 『世界史の中の日露戦争カウントダウン㊳』/『開 …

no image
『オンライン/百歳学入門講座』★『日本超高齢社会の過去と現在ー(1)<70年前の昭和20年代【1945-55年)までは人生わずか50年だった日本(1)』

   『日本超高齢社会の過去と現在ー(1)      前坂俊之(ジャーナリスト) …

no image
日本メルダウン脱出法(660)「中国の習近平氏「独裁」阻む3つの壁」「もうどの国にも止められない中国の人工島建設」など8本

    日本メルダウン脱出法(660) 「中国の習近平氏「独裁」阻む3つの壁」 …

『Z世代のための日本金融史講座①』★『総理大臣と日銀総裁の決断突破力の研究』★『アベクロミクスの責任論と<男子の本懐>と叫んだ浜口雄幸首相は「財政再建、デフレ政策を推進して命が助かった者はいない。自分は死を覚悟してやるので、一緒に死んでくれないか」と井上準之助蔵相を説得した』

「逗子なぎさ橋通信、24/06/20/am800] 2019/10/23 &nb …

no image
★(まとめ記事再録)『現代史の復習問題』★『ガラパゴス国家・日本敗戦史③』150回連載の31回~40回まで』●『『アジア・太平洋戦争全面敗北に至る終戦時の決定力、決断力ゼロは「最高戦争指導会議」「大本営」の機能不全、無責任体制にあるー現在も「この統治システム不全は引き続いている』★『『日本近代最大の知識人・徳富蘇峰(「百敗院泡沫頑蘇居士」)が語る『なぜ日本は敗れたのか・その原因』

★(まとめ記事再録)『現代史の復習問題』★ 『ガラパゴス国家・日本敗戦史③ 』1 …

no image
日本メルトダウン脱出法(739)「日中首脳の対立は似た者同士だから? 根っからの反日ではない習近平、日中関係の新常態は築けるか」●「長期展望、日経平均長期上昇シナリオは終わったのか?」

 日本メルトダウン脱出法(739) 日中首脳の対立は似た者同士だから? 根っから …

no image
日本メルトダウン脱出法(559)『世界を駆け回る安倍首相、中国と影響力の奪い合い』(英FT紙)◎『中国に期待してはいけない人権意識』

      日本メルトダウン脱 …

no image
日本リーダーパワー史(413)『中国の沙漠を甦らせた奇跡の男・遠山正瑛』<歴史読本(2009年3月号)

  日本リーダーパワー史(413) 『中国の沙漠を甦らせた奇 …

no image
日本リーダーパワー史(321)若者よ世界へ『日本だけでもてはやされる人間』より『世界が尊敬する日本人』めざそう③

日本リーダーパワー史(321)   日本・世界・地球を救うためにー『日 …