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『Z世代のためのオープン講座』★『ウクライナ戦争と「アルマゲドン(最終戦争)」の冬の陣へ(上)』★『WHOが「コロナの終焉近い」』★『クリミア橋爆破事件の衝撃』★『悪名高い「アルマゲドン将軍」の異名を持つスロヴィキン将軍を総司令官に抜擢』★『EUはロシアの「最も野蛮で凶悪な戦争犯罪」と非難』(10月15日までの情報)

      2022/12/23

 
 前坂俊之(ジャーナリスト)

 

ウクライナ戦争はクリミヤ橋の爆破によって、激怒したプーチン大統領の無差別殺戮の報復攻撃が1段とエスカレート、「戦術核使用」を再度におわせた。これに対して、バイデン米大統領が「アルマゲドン」(世界終末戦争)を口にするなど第3次世界大戦の懸念が高まってきた。同時に、ドル高、円安150円に急騰、世界は大不況インフレ時代がに突入している。(10月15日までの情報分析です)

 

「それでは恒例の世界各国・地域の新型コロナ感染者数(死者数)から入りましょうか。米ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめでは、9月30日現在の数字は以下の通りです。
世界全体の累計感染者は約6億1726万(死者数約654万人)です。

 

・米国      9635万(106万)
・インド     4459万(52万9千)
・フランス    3556万(15万6千)
・ブラジル     3465万(68万6千)
・ドイツ     3331万(14万9千)
・韓国      2477万(2万8千)
・英国      2390万(20万7千)
・イタリア    2243万(17万7千)
・日本      2115万人(4万4千)
・ロシア     2065 万(37万9千)
・トルコ     1687万(10万1千)
・スペイン    1341万(11万4千)

 

●WHOが「コロナの終焉近い」

「世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は10月14日の記者会見で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)について「終わりが視野に入っている」と述べた。 WHOによると、11日までの1週間で、新型コロナの死者は世界で約1万900人で、コロナ発生時の2020年3月以降で最も少なかったと指摘し、「パンデミックを終わらせるのにこれほど良い状況はない」と指摘した」

 

「日本でも新型コロナウイルスの水際対策が11日から大幅に緩和された。1日あたり5万人としていた入国者制限を撤廃し、個人の外国人旅行客も入国を解禁し、米英韓国など、68の国や地域から観光客の短期ビザを免除する措置も再開した。すべての入国者に対し、発熱など感染が疑われる症状がなければ入国時の検査は行わず、制限はコロナ禍前の状態に戻ったね、しかし、政府・新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は「第8波は第7波以上の高い波になる、早急に対策を検討すべき」と警告しているがね・・・」

●クリミア橋爆破事件の衝撃

「では急展開しているウクライナ戦争に入りましょうか。ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島とロシア本土をつなぐ唯一の「クリミア大橋」(鉄道道路併用橋、全長18キロ)で10月9日,車道でトラックが爆発、クリミア方面へ向かう車線の一部が崩落し、鉄道橋部分を通過中の列車の燃料タンクに引火、爆発して、3人が死亡しました。
同橋はロシアのクリミア支配を象徴するプーチン氏のレガシー的な建造物で、2019年に開通。ロシア軍の軍事物資の補給運搬輸送の大動脈です。破壊の程度を見ると復旧には相当の時間を要すると見込まれています」

 

「70歳の誕生日に合わせての、ウクライナ側(?)からの爆破プレゼントにプーチン大統領はメンツをつぶされて怒りを爆発させた。10日即座に「国家存立危機事態法」よる国防会議を開催、ウクライナの「特殊部隊」がロシア領内で実行した「テロ行為」と断定、今年2月のウクライナ侵攻以来、最大となるミサイル攻撃による報復を行った。ウクライナの首都キーウ(キエフ)をはじめ全土の20都市以上に、巡航ミサイル84発、攻撃用ドローン(無人機)24機によって、原発、発電所、エネルギー関係施設、大学、医療施設、住宅民間施設などに無差別攻撃を加えた。
ウクライナ当局の発表では、これらの攻撃兵器のうち巡航ミサイル43発とドローン13機を破壊
迎撃、したが、19人が死亡、105人が負傷し、各地で停電、断水、火災などの被害が相次いだといいます」

 

「ロシア軍の攻撃は13日も続いた。ウクライナの発電所などエネルギー施設が集中的に攻撃され、電力インフラの約3割が標的になった。このためウクライナ政府を欧州への電力輸出を停止し、国民に節電と防寒具などの備えを呼びかけた。戦局、劣勢の挽回を計っているロシア軍は冬将軍を前に電力供給を遮断し、ウクライナ国民を停電と凍死の危機に追い込む作戦ですね。しかし、この報復ミサイル攻撃も3日目以降は先細りした。ロシア軍のミサイル在庫が尽きかけているという情報も流れている」

 

「ウクライナ橋が爆破された直後、プーチン大統領は分身の悪名高い「アルマゲドン(最終戦争)将軍」の異名を持つセルゲイ・スロヴィキン将軍(55)を総司令官に抜擢、任命した。その彼の初仕事が、ウクライナ全土への都市爆撃、焦土作戦、民間人も無差別のミサイル攻撃です。
1994年12月にプーチンの命令でスロヴィキン指揮のロシア軍が全面侵攻した第一次チェチェン戦争(-1996)、第2次同戦争で約20万人にのぼる住民の死者、行方不明者を出した。都市を完全封鎖して1軒1軒捜索して皆殺しにする「ジェノサイト」戦争を行ったのです。このため人口100万人のチェチェン共和国は約5分の1の民間人が犠牲になったといわれる」

 

「この時、プーチン氏の盟友でチェチェン共和国トップのラムザン・カディロフ氏や、ロシアの雇い兵組織「ワグネル」創設者エフゲニー・プリゴジン氏も共闘した。2015年のロシアがアサド政権側に付いて介入したシリア内戦でもスロヴィキン将軍が指揮し、無制限の空爆と民間人への攻撃を繰り返した。化学兵器禁止条約に違反して神経剤サリンと塩素ガスを使用したともいわれている。その「残忍無比な同将軍をプーチン氏は2017年、シリアでの任務を称賛し、ロシア最高の栄誉「ロシアの英雄」の称号を授与しているのです」
 

●ロシアの「最も野蛮で凶悪な戦争犯罪」

 

「今回のロシア軍の民間人を含めた無差別攻撃を欧州連合(EU)は「最も野蛮で凶悪な戦争犯罪」として厳しく非難した。
ゼレンスキー大統領は報復攻撃開始直後の声明で、①2014年のクリミア併合時にロシアに奪われた全領土の武力奪還を目指す②ロシアとの交渉を拒否する立場に変わりがないと強調。
G7(先進7か国)も10月11日、プーチン政権に対して厳しい姿勢をとり、ウクライナへの軍事支援をさらに強める立を打ち出した。バイデン政権はホワイトハウス防衛にも使われている高性能地対空ミサイルシステム「NASAMS」を供与、ドイツも、防空システム「IRIS-T」4基を供与、フランスも防空ミサイルシステムの短距離対空ミサイル「クロタル」を供与すると発表。プーチンはますます窮地に追い込まれている」

 

「結局、プ―チン氏(自称ロシア皇帝)の下でスロヴィキン将軍はその殺戮実行隊長を果たしたというわけですね。プーチン氏はFSB(ロシア連邦情報庁・旧KGB)や「プ―チンのシェフ」との異名を持つプリゴジン創設の民間軍事会社「ワグネル」を使って時代遅れの旧ソ連の大型戦車や武器でやりたい放題の殺戮をくりかえし小国を生贄にしてきた。
ところ今回は愛国心に燃えるウクライナ軍とNATO、米国、G7のバックについた超大国相手の21世紀のサイバ戦争です。軍事的、経済的にも10分の1以下のロシアが勝てるわけがない。そのために核攻撃を前面に出して「やるぞ、殺すぞ」と悲鳴を上げながら脅迫している構図ですね」

 

「追い詰められたネズミは最後に牙をむいて飛びっかかってきたプーチン氏の貧しい少年時代の恐怖の思い出がトラウマとなってよみがえってくるのかもしれない。自国領内(クリミア)への攻撃は戦術核の使用も辞さないと再三言明しているのです。」

 

「このため、筑波大学名誉教授の中村逸郎氏は「プーチンが核兵器を使用するのは既定路線」だといいい、ロシアが開発中の原子力核魚雷 『ポセイドン』(終末兵器)を上げた。『ポセイドン』は海中で爆発すると放射性物質を含む高さ500mもの巨大津波を発生させ、ロンドンなどはヒト飲みする破壊力がある。また、ロシアは黒海で核実験が計画しているとか核脅威報道が欧米メディアで相次いぎ人々はパニックを起こしているといいます」

 

「しかね。CNN(10月15日)によると、「ロシアのアンドレイ・コズイレフ元外相はプーチン氏に唯一残る手段は「恐怖心植えつけだけだ。自らの連続的失敗で絶望的な局面に遭遇しており、脅しというなじみのある手法に戻っている。彼は人間だ。戦略的な核兵器を使っての自殺はしたくないだろう」とも述べている」。
つづく

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究, IT・マスコミ論

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