前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(237)-『カショギ氏殺害事件とムハンマド皇太子の命運!』★『サウジ記者殺害、CIAがムハンマド皇太子の命令と断定』★『サルマン国王、トランプ大統領をますます窮地に追いやっている』

   

 

 カショギ氏殺害事件とムハンマド皇太子の命運について、

●<F国際ビジネスマンのコメント>

   11/18  現在、CIAはムハンマド皇太子が直接殺害指示を行なっていた、と断定しました。サルマン国王、トランプ大統領をますます窮地に追いやっています。

『サウジ記者殺害、CIAがムハンマド皇太子の命令と断定』

https://www.cnn.co.jp/world/35128814.html

CIAの分析対象となった情報には、ムハンマド皇太子の弟、ハリド王子からカショギ氏にかけた電話が含まれている。ポスト紙によると、カショギ氏に対し総領事館に書類を取りに行くよう促す内容で、ムハンマド皇太子の指示でかけたものだという。

CIAはまた、トルコから提供されたサウジ総領事館内の音声記録と、カショギ氏殺害後に総領事館内からかけられた電話の記録も調査。電話は暗殺チームのメンバーだったとされるマヘル・ムトレブ氏が皇太子の最側近にかけたもので、作戦完了を報告しているという。

 

Khashoggi murder: Is Saudi Crown Prince Mohammed finished?
https://www.bbc.com/news/world-middle-east-46078961

BBC  安全保障担当通信員  フランク・ガードナー

2018/11/2

“ 彼はもう終わりだ”。” 彼は有害だ ”。” 彼は私のヒーローだ ”。”我々は彼を愛する”。 彼らがMBSと呼ぶ、サウジ の今、物議をかもしているムハンマド・ビン・サルマン皇太子 に関しては明らかに意見が分かれている。

皇太子自身は今回の殺害とは無関係であり、王室の内々の サークルで生まれたローカルな企みに過ぎないと言うサウジ政府の否定は、強い疑念を持たれている。

・ サウジのムハンマド皇太子とは誰なのか?

上からの承認が無ければ殆ど何事も前に進まない世界で一部の悪党の仕業であると言う今のサウジの解説では とても納得できるものではない。

サウジの検察からの最新の発表では、この殺人は実際に慎重に計画されたものである、と言う。 ジャマル・カショギ氏の殺人の事後処理も殺害行為同様、不器用でぎこちない ものであった。

もしムハンマド皇太子が、高給を払っているメディア・アドバイザーからの適切な進言に耳を傾けていたならば、彼はこの事態を起こすことは無かった、と誰もが考える。

「 重大な分岐点そして転換点 」

国際世論の被告席の中で MBSを見放す全ての人々、多くの 西側の政府そして多国籍企業は サウジとの関係を欲していない。

1932年正式に統一された国家、サウジアラビアにとって、 今回の事件は国家の重大な分岐点を意味する。

彼等王子達は、 MBSに名目的な昇格を与えて意味のない閑職に付け、完全にその地位を剥奪するか?

或いは、1ヶ月前にこの事件のストーリーが失敗に終わった後、彼等がやった様に嵐を乗り切ろうとするか?

「明白な挑戦者が居ないこと」

それでは、ムハンマド皇太子の将来がどうなるか?に関しては、現在考慮される要因は何か?

まず第一に、彼には明白な競争相手が居ない、暫く前にラ イバルを蹴落としている。

彼が丁度33才の時、その権力奪取は流星の様に華やかであっ た。昨年6月に皇太子に就任して以来、年老いた賢明なしかし鈍感なムハンマド・ビン・ナーイフに代わり、MBSは 成功裡に全ての権力の手綱を手中に収めている。

彼は、内務省(恐怖の秘密警察マバーヒスを含む)、国家 警備隊(王族とその財産を守る大規模な近衛部隊)を管轄、 そして国防大臣として国軍を統括している。

MBSは王室を率い、経済政策を決めている ー 病気療養 中の父親が国王であるが ー 実際に国を運営しているの はMBSである。

国王の父親から最高に信頼され、自分のやりたい様にやって良いと言う幸運に恵まれ、MBSはサウジアラビアと同盟国を2015年にイエーメンで、犠牲の多い勝てそうには見えない戦争に引きづりこんでいる。

それから西側の主な同盟国である隣接のカタールとは現在 も係争中である。

バーレーンのマナマで先週末、米国のマチス国防長官は、 カタールの17カ国が共同利用する重要な空軍基地に触れ、 米国はこの紛争の早期終結を期待していると、強調した。

暫く前から、MBSは民主主義者ではないことがはっきりし ている ー 彼と取引したことがある人は、彼の事を無謀で向こう見ずな、制御不能なチンピラと語っている ー  しかし今までは殆どのサウジの人達は、彼のやり過ぎを大 目に見る積りでいた。

 ハイテクの未来の希望 」

何百万のサウジの若者にとって、ムハンマドは未だに未来の希望であり続けている、 大胆でカリスマ的なリーダー、 そして保守的な聖職者の権力を縮小させるヴィジョンある

改革者である、女性に自動車を運転する権利を与え、サウ ジ王国の無味乾燥な社会生活にエンターテイメントを再導 入するなど。

MBSのヴィジョン2030計画の中に具体的に表現されているが、石油を基礎とする経済を改革する彼の計画は、全ての人に有意義な仕事を齎すハイテクの輝かしい未来をサウ ジ国民に与えている。

ムハンマドはもうこのまま終わってしまうのか? 現時点 でこの質問に応えるのは難しい。

2011年半ば迄、数ヶ月間はアラブの春の一斉蜂起があり、 殆ど全ての人は、シリア大統領バッシャール・アル・アサドはクリスマスまでにはその職を辞するものと決め込んで いた。7年経った今も、彼はまだ権力の座に居る

 - IT・マスコミ論, 人物研究, 戦争報道, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

  関連記事

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ(71)』「「日本サッカーの国際競争力は?、世界レベルに引き上げるにはどうする」

    『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ …

no image
速報(300))『北朝鮮の最新動向、金正恩体制はどうなる①』●『韓国北朝鮮の半世紀の政治経済の真実②』

  速報(300)『日本のメルトダウン』 ―国際ジャーナリスト・前田康 …

no image
 日本リーダーパワー史(752)–『プーチンにやられた12・15 安倍「北方領土交渉」無残な結末 「2島返還+α」から「0島返還」へ』★『 プーチン来日でも進展困難な「北方領土問題」 経済協力活動は主権がどちらかでもめる』●『北方領土返還やっぱりプーチンに騙された“お坊ちゃま首相”』★『トランプ政権誕生で潮目の変わった北方領土 様子見を決め込むプーチン、安倍首相へのお土産あるか』●『CIA調査「トランプ氏勝利のため露が大統領選に干渉」、米紙報道』★『プーチン氏はアスペルガー症候群、米国防総省が研究報告』●『日露開戦までのいきさつーロシアは再三再四の遅延、引き延ばし、恫喝外交を展開、 日本側は妥協し、忍耐して交渉を続けるが、ロシア軍が侵攻した時点で堪忍袋の緒をきって開戦に踏み切る』』

 日本リーダーパワー史(752)– 「日露外交交渉で安倍首相はオウン …

no image
グローバルメディアとしてのアラブ衛星放送の影響―アルジャジーラを中心にー

1 グローバルメディアとしてのアラブ衛星放送の影響―アルジャジーラを中心にー 2 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(49)記事再録/『明治天皇のリーダーシップ』(2) 大津事件で対ロシアとの重大危機・国難(日露戦争)を未然に防いだ 明治天皇のスピーディーな決断、実行力に学ぶ(下)

    2011/10/05 /日本リーダーパワー …

no image
<裁判員研修ノート②>全告白『八海事件の真相(中)』<昭和戦後最大の死刑冤罪事件はこうして生まれた>②

全告白『八海事件の真相』(中)   <死刑冤罪事件はこうして生まれた> …

no image
『「申報」や「外紙」からみた「日中韓150年戦争史」(62)『(日清戦争開戦50日後)-『日清戦争―中国の敗北』(ドイツ紙)

       『「申報」や「外紙」からみ …

no image
新刊「日本史有名人の晩年」新人物往来社編 新人物文庫(667円)を出版しました。

新刊「日本史有名人の晩年」新人物往来社編 新人物文庫(667円)を出版しました。 …

no image
速報(161)『★<小出裕章情報>●『除染必要地域は日本の3%』★『除染基本方針案骨子は本当ふざけた国」』など

速報(161)『日本のメルトダウン』 ★<小出裕章情報>   ●『東京 …

no image
日本リーダーパワー史(413)『中国の沙漠を甦らせた奇跡の男・遠山正瑛』<歴史読本(2009年3月号)

  日本リーダーパワー史(413) 『中国の沙漠を甦らせた奇 …