「6年前の鎌倉カヤック釣りバカ動画日記」再録-『地球環境異変はますます深刻化」★『豊穣の鎌倉海も海生物が激減、魚クンたちは逃げ出してしまったよ』●『米離脱後のパリ会議の行方はどうなる』
2023/05/16
湘南海山ぶらぶら日記」記事再録
「目に青葉、山ほととぎす、初鰹(はつがつお)」―
松尾芭蕉と親交があった江戸の俳人・山口素堂(1642(寛永19)年~1716)が初夏に鎌倉海を眺めながら詠んだ一句。素堂は同海を一望する小高い丘で、これを詠んだという。
ガキの頃から釣りキチだった老生は、この吟詠場所あたりの逗子市小坪に移り住んではや35年年余。鎌倉海はまさしく夢のような「豊饒の海」だった。
ところが、今や海一面の海藻の大繁茂は影も形の消え失せてほぼ全滅、海の砂漠化が進み、岩礁、海藻の繁茂した魚クンの住み家、寝床、産卵場所は亡くなった。難民ならぬ「難魚」となって、魚クンたちは「流民」ならぬ「流魚」となって、太平洋から世界の海を放浪中だ、遠からず陸上の生物だけでなく、海の生物も絶滅していくだろう。今回の新型コロナウイルスもこのCO2の排出問題、地球環境異変、海水温の上昇の一環であることは間違いない。
リール竿2本を投入すると、すぐにガタガタ竿を揺らしてさかな君から魚信が来る。タイ、ヒラメ、タコなど多種類の魚が次々に遊びに来る。
わが子の通う幼稚園の夏の恒例行事の『地引網』(1980年代)にはボラ、スズキ、いわしなどで大漁だ。
古希を過ぎた今でも釣り,磯遊び、海水浴、砂浜散歩で筋トレ、ストレス発散を続けている。
この「生命(いのち)に満ちた海」は35年ですっかり変わり果てた。30年前、いや20年前までは干あがった砂浜にはヤドカリ、カニ、ウミウシなど海生物が無数に生息していた。
にげまわるカニ。踏んずけないように注意しながら歩いたほど生命に満ちていた。それが今や貝類、ヤドカリやカニ、フナムシまで一斉に姿を消してしまった。
海面上昇で広大な材木座、由比ガ浜の砂浜も3分の1は水没した。海藻類の死滅が拡大し、和賀江島、逗子マリーナ沖合の海藻群落はほぼ90%なくなった。この魚の産卵場所の喪失が根魚の減少につながった。
海面上昇は地球温暖化と連動している。パリ協定(気候変動抑制に関する多国間の国際的協定)では産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑えるため、今世紀後半に世界全体で排出を実質ゼロにすることを目標として、CO2の排出削減に取り組んでいる。
海面上昇の原因は、海水の温度上昇による膨張と氷河や氷床の融解による。パリ協定資料によると、1901-2010年の約100年の間に19cm海面が上昇し、21世紀中に最大82cm上昇すると予測される。
すでに、フィジー諸島、ツバル、マーシャル諸島共和国など海抜の低い多くの島国では潮が満ちると海で住宅や道路が浸水、「環境難民」がニュージーランに移民している。
日本でも、1m海面が上昇すると、全国の砂浜の9割以上が消滅する。大阪では、北西部から堺市にかけて海岸線は水没。東京でも、江東区、墨田区、江戸川区、葛飾区のほぼ全域が影響を受ける、という。(以上同協定付随資料)
「ナショナルジオグラフィック日本版」(二〇一七年七月二日)によると、西南極の氷(面積はフランスの国土2倍、厚さは三千m)が溶けだしており、これがすべて海に流出すれば、世界の海水面は平均三、三m上昇すると警告している。
地球はこれまで人類が経験したことのない「未知の領域」に入った。温暖化、CO2による気温上昇は、異常気象による巨大台風、洪水、干ばつを引き起こし、食糧危機、社会的な緊張と対立を増幅し、環境戦争を誘発し、経済危機へと跳ね返る。
二〇一七年十一月六~十七日まで第二三回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP23)がドイツ、ボンで開催された。米トランプ政権の協定離脱後、初の会合であり、この米国ショックからか、各国はパリ協定の問題点から目をそらし取り組むべき課題を先送りした感じの結果に終わった。
気温上昇を2度未満に抑えるためにはCO2の排出を制限するだけでは達成できない。再生エネルギー(太陽光発電、風力発電、バイオマスなど)を普及して、化石燃料の使用を減らすと同時に、現在大気中に蓄積された温暖化ガス(CO2)を大幅に回収しなければならない。ところが、CO2を地中に埋める技術や、植林の面積拡大などで温暖化ガスを減らす技術はいまだに開発されていないので前途多難である。
さらに、世界のCO2排出量(2010年時点)第三位の13.8%のアメリカが、今回パリ協定から離脱し、代わりにCO2排出量22.2%で世界一の中国がEUと組んで、パリ協定実施の先導役を務めることになった。
しかし、これまでとかく誇大宣伝、有言不実行、国際非協調主義の中国の行動スタイルがどこまで本気で実行するか注意する必要がある。
関連記事
-
-
日本リーダーパワー史(201)『辛亥革命100年』今後の日中関係を考えるヒント①日本唯一の革命家・宮崎滔天とは何者か?
日本リーダーパワー史(201) 『辛亥革命100年』・今後の日中関係を考えるヒン …
-
-
「Z世代のためのウクライナ戦争講座」★「ウクライナ戦争は120年前の日露戦争と全く同じというニュース⑨」「開戦1ゕ月前の『米ニューヨーク・タイムズ』の報道」』★『日本はいずれ国運をかけてロシアと戦わなければならず,シベリア鉄道がまだ十分に開発されていない現在が,勝てる可能性が高いと見ている』
2017/08/19『日本戦争 …
-
-
日本リーダーパワー史(203)『辛亥革命100年』・今後の日中関係のヒント②日本最大の革命家・宮崎兄弟はスゴイ!
『辛亥革命100年』・今後の日中関係を考えるヒント② …
-
-
★『明治裏面史』 -『日清、日露戦争に勝利した明治人のリーダーパワー,リスク管理 ,インテリジェンス㊽★青木宣純大佐編成の『特別任務班(鉄道破壊工作)の編成』★『出陣式で「諸君の生命はたしかにもらいうけた。今日をもって諸君の命日とする」』
★『明治裏面史』-『日清、日露戦争に勝利 した明治人のリーダーパワー,リスク管理 …
-
-
『 地球の未来/世界の明日はどうなるー 『2018年、米朝戦争はあるのか』②『米朝戦争勃発の確率は20―25%!』★『予防戦争と偶発戦争の可能性は・!』★『トランプの「なんで今回も迎撃しないんだ。サムライの国だろ?」、安倍首相は「集団的自衛権の範囲内でやれることをやる」』
米朝戦争勃発の可能性はあるのか、その確率は?! 最新の情報(1月18日)では、ト …
-
-
★『オンライン講座』★『192,30年代に芸術の都・パリで世界一の『プレーボーイ』は誰だ?』★『滞仏三十年、使った金は約500億、花の都パリで豪遊したバロン-サツマこと薩摩治郎八です」
2009/12/29 「 世界 …
-
-
『6月から海シーズン。早朝は材木座沖でカヤックフィッシング、午後は鎌倉古寺をぶらぶら散歩、これ至上の快楽なり』
<『いよいよ夏、鎌倉の海と山』スペシャル!(5・31)>   …
-
-
日本リーダーパワー史(94)日本政治史分岐点・5・15事件で犬養毅、菊竹六鼓から学ぶ①<言わなければならぬことをいえ>
日本リーダーパワー史(94) 日本政治史分岐点・5・15事件で犬養毅、菊竹六鼓か …
-
-
★<人気リクエスト記事再録 2009/02/10>昭和戦後最大の冤罪事件の真犯人が語る『全告白・八海事件-これが真相だ(中)』(サンデー毎日1977年9月11日掲載>
2009/02/10 <サンデー毎日1977年9月11日掲載> 八海事件の真 …

