前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

 『オンライン講座/独学/独創力/創造力の研究➅』★『エジソンの発明術を学ぶ』② 』★『発明発見・仕事成功10ヵ条」★『 生涯の発明特許数1000以上。死の前日まで勉強、研究、努力 を続けた』★『人生は短い。やりたいと時に徹底してやる。休むことは錆びることだ』

      2022/02/03

 

 

 2014/07/16  百歳学入門(93) ★「エジソン<天才脳>の作り方」記事転載

①隠居は非健康的である。死ぬまで研究、100歳までは引退しない。

②人生は短い。やりたいと時に徹底してやる。休むことは錆びることだ。

③眠るな、人問の全睡眠時問を減らせば能力は増大する。

④理論よりも実験-数学よりも、徹底した実験を重んじた。データなしには研究できない。すべてデータでやる

 

トーマス・アルパ・エジソン(1847~1931)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%
E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%
E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%B8%
E3%82%BD%E3%83%B3

生涯に1000件以上の発明し「発明王」と呼ばれた。生涯の特許数1000余。死の前日
まで勉強をし続けたエジソンこそ、生涯学習の先駆者といってよい。

 

1931年10月21日午後10時、アメリカ中の灯が消えた。エジソンの死を悼んで、全国民が祈りを捧げた。

 

第一条 隠居は非健康的である。死ぬまで研究、100歳までは引退しない。

①  晩年のこと、彼はある記者からそろそろ隠居の時期にきているのではないかと問われた。それに対して、「私は決して隠居しない。隠居とは、非健康的だと思っているから」と答え「100歳になってから引退しても遅くない」と付け加えた。

 80歳の誕生日を迎えた時、新聞記者に「あなたはいつまで研究を続けられますか?」と質問され、「葬式の前日まで」と答えた。そんな彼の生涯の情熱を支えたものは飽くなき探究心で、「あらゆることに興味がある」と語っている。

第2条 人生は短かい。休むことは錆びることだ。やりたいと時に徹底してやる。

16歳で放浪の旅に出たエジソンは、電信技師の仕事と勉強に夢中だった。その当時にも食事を勧められて、「今は食べない。することが多すぎるし、人生はとても短いんだから」と語った。祖父が103歳まで生きた長寿の家庭に育ちながら、人生は短いと言ったのはなぜか。それは彼のやりたいことが余りにも多かったからである。

 

 彼が、「休むことは錆びることだし「収穫はたまたま実るもので、一生に一度ないかも知れない」と発言。「

彼は昼も夜も研究室で勉強していた。1日の時間とか1週間の曜日など問題にしなかった。疲れ切った時は、発明の仕事のほとんどを夜やったようで、夜中より日中に眠ることのほうが多かった」といわれる。

 

 

第3条 眠るな、人問の全睡眠時問を減らせば能力は増大する。

 

 世の中の多くの人は眠り過ぎると、エジソンは考えていた。

人間の全睡眠時問を減らせば能力は増大する。ナポレオンは3時間しか眠らなかったいうが、エジソンも同様に眠らない人であった。

 「人間の全睡眠時問を減らせば、能力は増大する。人は少しでも眠らなければならないという理由はない。現代人が過去の人より睡眠が少ないのと同様、将来の人は現代人よりずっと眠る時間が少なくなるだろう」

彼の眠りに関するエピソードは多い。一度に15分しか眠らなかったといわれる。15分で飛び起きて、以後120時間もぶっ通しで研究を続けたこともある。

「どうせ人間はいつか長い眠りに落ちなくてはならない。その前にそう長く眠る必要がどこにある。余りたくさん眠るのは、精神的にも肉体的にもよくない。だから人間はできるだけ目を覚ましているべきだ」と部下たちに話していた。

寝たいときに寝る、食べたいときに食べる。思いついた時に行動する、というのがエジソン流の研究の秘訣だったようだ。


第4条―理論よりも実験-数学よりも、徹底した実験を重んじた。データなしには研究できない。すべてデータでやる

 

過去の理論にとらわれることなく、すべて自分の日で確かめ、自分でデータを蓄積し、研究を進めるのが彼のやり方だった。

彼はまた、思いついたことをすぐに書きつけるメモ魔でもあった。84年間の人生に残したノートの数は3400冊に上った。

エジソン研究所の標語は、「10日ごとに小さな発明、6か月ごとに大きな発明」だった。

彼の発明への情熱は「大衆を苦しい労役から解放し、その上で最大限の幸福と繁栄をもたらすために、私は自分の及ぶかぎりのあらゆるこをやってみたい。それが私の熱望である」

その方法論は完璧なデータ主義といえるもので、E・H・ジョンソンは次のように記録に残している。

エジソンが最初の結婚をした当時のことで、自動電信装置と取り組んでいた時のことだ。

「ある晩、私が行ってみるとエジンは化学薬品の山と化学の本の中に埋まっていた。本は床の上に一冊ずつ積み重ねたら5フィートの高さになったろう。彼はこれらの本を、ニューヨーク、パリ、ロンドンに注文した。夜を日についで研究し、そのまま机で食事をし、椅子で眠った。

本は6週間で読破し、一冊ごとに抜き書きをやり、処方に従って2000種の実験を行ない、世界でひとつだけの答を作った」

これが彼のやり方だった。

 

 - 人物研究, 健康長寿, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(42)外国新聞がみた日本のリーダー・若き日の伊藤博文は外国人を好み、やさしく扱う人

外国新聞がみた日本のリーダー・若き日の伊藤博文   前坂 俊之 &nb …

『Z世代のための百歳女性学入門⑦」★『天女・料理研究家/アートフラワー創始者・飯田深雪(103歳)の応援メッセージ』★『百歳名言10ヵ条ー「自分は今、何を果たすべきかを第一に考え実行するとき、不思議に心に充実感と幸福がみなぎります』

飯田深雪 103歳(1903年10月9日~2007年7月4日) 料理研究家・アー …

no image
日本リーダーパワー史(586) 「日本飛行機の父」「殿様飛行士」徳川好敏のパイロット人生

  日本リーダーパワー史(586)  「日本飛行機の父」「殿様飛行士」徳川好敏の …

no image
速報「日本のメルトダウン」(516)2014年、安倍首相の「日本丸」の正念場ー靖国参拝は対立軸を固定化する不毛』

  速報「日本のメルトダウン」(516) 2014年、安倍首 …

百歳学入門(104)「シュバイツァー博士(90歳)の長寿の秘訣」「世界的チェロ奏者のパブロ・カザルス(96歳)」の「仕事が長寿薬」

百歳学入門(104) スーパー老人、天才老人になる方法— 『会社』には定年があっ …

no image
日本リーダーパワー史(463)「西郷隆盛」論④明治維新で戦争なき革命を実現した南洲、海舟のウルトラリーダーシップ

 日本リーダーパワー史(463) 「敬天愛人」民主的革命家としての「西 …

★『明治維新から154年目、日本で最も独創的,戦闘的,国際的な経営者とは一体誰でしょうか(❓) <答え>『出光興産創業者・出光佐三』でしょうね。 かれのインテリジェンス、国難逆転突破力、晩年長寿力 に及ぶ大経営者は他には見当たらない』★『「海賊とよばれた男」出光佐三は石油メジャーと1人で戦った』

    2016/08/20  日本リー …

no image
日本メルトダウン脱出法(782)「日本は蘇るか? 経営者が知っておくべき「経済の新潮流」●「外国人観光客に勧められない!東京「7大ガッカリ」観光地が判明」●「外国人が驚く!ニッポンの「鉄道作法」10選 日本の「常識」は海外からみると「ガラパゴス」

  日本メルトダウン脱出法(782)   日本は蘇るか? 経営者が知っ …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(104)/★『記事再録/<まとめ>日本最強の外交官・金子堅太郎ーハーバード大同窓生ルーズベルト米大統領を説得して、 いかに日露戦争を有利に進めたか、その驚異のディベート・テクニック』★『『ルーズベルト大統領は「旅順陥落」に大喜びー黙っていると”Silence is Consent”。 どしどし反論せよ』⑤』

     2015/01/22の連載記事 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(128)/記事再録★『明治のトップリーダーのインテリジェンスー日露戦争開戦前の大山厳、山本権兵衛の「軍配問答」(出口戦略)にみるリーダーパワー(指導力)』★『アベクロミクス、地球儀外交には出口戦略があるのか!?』★『日韓衝突は近衛外交の「国民政府は相手にせず』の轍を踏んではならない』

 2009/08/21  日本リーダーパワー史 ⑩ …