前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『鎌倉釣りバカ人生30年/回想動画録』⑯『2011/03/30/From Kamakura with love and Fighting Split』と『老人と海』ー東日本大震災の皆さんに愛とエール、オールドパワーを込めて

      2024/12/09

 記事再録

 前坂 俊之(ジャーナリスト)

 『3,11ショックから約20日ー震災の皆さんに愛とエール、オールドパワーを込めて』
 
 
 少し春めいた3月29日(火曜日)朝8時すぎから、川越ちゃんと1ヵ月ぶりにカヌーフィッシングにいつもの鎌倉材木座
からでました。   カヌーをこぎながら東北にむけて黙とう、久しぶりにスカイ―ブルーになった青空の太陽の暖かさが被災地に燦々と届くことを祈る。

この1ヵ月間、寒い日が続いたせいか、

海は海藻が普段の2倍以上に繁茂して、風も波もなく、ガラスのような海に薄茶色の葉を一杯に伸ばしている。
逗子マリーナ沖の海藻はパドルがこげないほどに海面に盛り上がった多さで、岩礁の海底がコバルトブルーに
浮かび上がり、まるで、竜宮城のようにビューティフルワールド。

;

被災地の三陸海岸はもっと美しいことだろうが、これをみていま全国各地の被災所におられる皆さん
の少しでも心の慰めとなればこんなうれしいことはありません。                  

 遠くに見える富士山がかすむほど少し温度が上がり、太陽がいっぱいにさしているので、ターゲットにしたメバル

には全くバッドコンデイション。メバルはどんより曇りぞらのなぎが最高なのだが、これとまるで逆なのです。
竿はピクリともしない。震災のように音信不通。

 これまで、震災、原発ブルーで落ち込んでいた気持が、パドルをこいで体を動かし、太陽を一杯に当たると、徐々
に気分が晴れてきた。ただし、毎回流れてくるサッチモの「ワンダフルワールド」から「悲しみの世界」へ。
「別れの曲」の旋律が心に響いてくる。      ガラスの海で、太陽に顔を向けて目をつぶり「別れの曲」を聞きながら、被災者の悲しみの心に同調する。            

そして、復興へのファイティングスプリットと、福島原発で被爆の危機にさらされながら昼夜を問わず
健闘されている東電、関係者の皆さんへエールを海からおくる。
 
3月は1年中で最も釣れない。2時間経過した時、川越ちゃんが「来たよ」とキューセンベラ25センチを上げる。小坪沖のいつもの場所で、
コマセを撒いてサバをねらうが、これも全く音沙汰なし。本日の3,11アフターの追悼カヌーフィッシング
も午前11時半に終了する。     

 

の直前、微妙な当たりに合わせると、ググッと大物の重量感。「デケーゾーこいつ」竿は弓なり、途中でも激しく突っ込み、こりゃ一体なんぞいな。と、

海中を凝視すると、白い腹が見える。マゴチかー、と胸が高まる。やっと、上がったその顔を見てがっくり。 茶色の魚体のオオフグ。30㎝近くある大物、クサフグですかね、

魚類図鑑を調べてみますよ。残念。リリースする。 しかし、幸福をよんでくるフグなので、これは幸先よしのお告げ。震災復興、原発阻止の成功間違いなしとの海からのハッピーサインと受け取りました。
ありがとう、がんばれニッポン!

 - 人物研究, 健康長寿, 湘南海山ぶらぶら日記

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本メルトダウン脱出法(813)「相場大荒れでまたも大損失!? 公的年金の「運用責任」は誰にあるか」●「2016年のテクノロジートレンドを展望する―人間とモノ、仮想とリアルのボーダレス化が加速する」●「個人の孤独感を助長する、ソーシャルメディアが持つ「矛盾」」

  日本メルトダウン脱出法(813) 相場大荒れでまたも大損失!?公的年金の「運 …

『日米戦争に反対した』反戦の海軍大佐・水野広徳の取材ノート/遺品の数々」★『水野広徳年譜●『国大といえども戦いを好む時は必ず滅び、天下安しといえども戦を忘るる時は必ず危うし』』

米戦争に反対した』反戦の海軍大佐・水野広徳の取材ノート/遺品の数々 前坂 俊之( …

no image
百歳学入門⑧<クイズ>歴代天皇で最長寿は昭和天皇ですが、その長寿脳の秘密は何ですか②・・!?

百歳学入門⑧<クイズ>歴代天皇で最長寿は昭和天皇ですが、 その長寿脳の秘密は ② …

no image
『日本敗戦史』㊲『徳富蘇峰が語る『なぜ日本は敗れたのか』➂ 大正から昭和の日本政治は乱脈、無能、無責任であった。

『ガラパゴス国家・日本敗戦史』㊲   『来年は太平洋戦争敗戦から70年目―『日本 …

『Z世代ための異文化コミュニケーション論の難しさ①』★『日本を開国に向けた生麦事件の発生、その結果起きた薩英戦争を19世紀の「植民地大帝国」の英国議会ではどう論議されたか①ー <英国「タイムズ」文久3年(1863)7月22日の報道、英国民主主義の凄さ>

  2019/11/07  『リーダーシ …

no image
<鎌倉釣りバカ、カヤック日記>『11/6鎌倉カヤック・フィッシング』★『海辺百選ー鎌倉由比が浜は散歩に最高』

<鎌倉釣りバカ、カヤック日記>   『11/6鎌倉釣りバカ・カヤック・ …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(160)記事再録/『世界史の中の日露戦争』㉝『開戦2週間前の「英タイムズ」の報道/★『ロシアが極東全体の侵略を狙っており、一方、日本はロシアの熊をアムール川の向こうの自分のすみかに送り返して,極東の平和と安全を,中国人、朝鮮人,日本人のために望んでいるだけだ』★『1904年1月8日付『ノース・チャイナ・ヘラルド』 『われわれは朝鮮をどうすべきか?日本人からの寄稿』』

『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争カウントダウン』㉝2017/01 …

『ぜひ歩きたい!鎌倉古寺巡礼④』★『外国人観光客への鎌倉古寺ガイドは「妙法寺」★『800年前の鎌倉時代の面影残る奇跡の苔の寺「クール・ジャパン・テンプル」★『鎌倉時代の武士をみたいのなら仁王像の裂ぱくの気魄「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡が残されている」』

前坂 俊之(ジャーナリスト)    約800年前の鎌倉時代の武士をみた …

『Z世代のための歴代宰相の研究③』★『日露戦争を勝利した世界史上空前の宰相・桂太郎の国難突破力③』―「その後,『日英同盟』の破棄と「日独・日中同盟」を孫文と提携した秘密会談の内容』★『孫文の秘書通訳・戴李陶が『日本論』で発表(1928年)した』

  2022/11/29/ 日本リーダーパワー史(1232)記事再録 …

no image
「花子とアン」のもう1人の主人公・柳原白蓮事件(1)その全体的な真実を当時の新聞、資料のままで紹介する。

   「花子とアン」のもう1人の主人公・柳原白蓮事件(1) …