『鎌倉釣りバカ人生30年/回想動画録』➉『逗子マリーナ沖のカワハギ釣り道ー佐々木小次郎流の居合抜きの要領じゃ』☆『突然、サオの手元にもズシン、ゴンゴン、グイーと強烈な当たり。地球をつったような重量感がつたわってくる。お目め、ぱっちり美人の巨メバルが上がった』
湘南海山ぶらぶら日記 >
前坂 俊之(カヤックフィッシングマン)
12月5日(日)、寒暖が日変わりメニューこの頃、まさに久しぶりの小春日和となった。無風に波穏やか、絶好の釣り日和に午前5時半起床、カヤックでカワハギをねらって鎌倉材木座からいつものようにスタートした。

地球温暖化の影響が激しく、水位が1メートル以上上がり、材木座海岸の逗子側の砂浜は壊滅、出口のコンクリート、石壁にも激しく波が打ち寄せる。和賀江島も水没して、波消しの役割を果たしておらず、大波が直接岸壁に激しく打ち寄せる。
1,2年前には予想も出来なかった急激な温暖化と水位の上昇のスピードは、このままでは5年もたたず、材木座海岸、由比ヶ浜、七ヶ浜海岸の砂浜はほんとんなくなるのではと海岸を散歩する度に思う。心配でたまらんのよ。
カワハギ釣りのポイントは逗子マリーナ沖の2つめの灯台近辺。そこまでカヌーをこぎながら、銀色のメタルのルアーを1本流しながらスズキをねらったが不発、マリーナ沖の藻場でもカヌーを流しながら、ルアーで探ってみるが当たりなし。
今年の夏、午前5時半ごろと思うが、カヌーで材木座海岸から出がけに、陸の砂浜からスズキをねらっていたやつが「こんな浅いとこで・・〈水深も50センチもない、しかも夜ではなく明るいのにつれるはずがないじゃん〉」と思っていると、何と何と、わしの眼の前で突然竿が大きくしなって60センチほどの大物をつったのじゃ。脱帽、最敬礼じゃ。
このイメージが焼きついていたのと、冬場は由比ヶ浜でよくスズキがパドボで釣れているので、流してみたが不発・・
そのうち、第2灯台付近についたので水深10メートルほどに、係留してカワハギをねらう。仕掛けは上州屋で100円の安い5本バリのサビキでよろしい。ハリスは1・5号、30センチクラスはこの時期よく上がるいので、太とめがよい。竿はダイソーで売っている500円のキス用の安ザオでこれまた結構。エサはアサリは高い、それにみもちがわるい。すぐとられる。アオイソでこれまたよろしい。これ以上にいいのが、アオイソを乾燥させたドライというやつ、これだと500円と安いうえに、固いのでハリにしっかりつく。
釣りは道具ではない、腕じゃ。わしの子供の時代には、岡山市内の旭川が『釣り道場」だったが河原にぼうぼうに生えている笹を切って、ナイロン製のテグスなどない時代だったので、母親から縫い糸をかりて、釣ったもんじゃ。川でスズキの子のセイゴ(20㎝)が入れ食いじゃったよ。
最近の道具、服装ばかりに凝る釣り人には困ったのものじゃね。
カワハギを釣るにはエサを小さくすること、
こいつを1センチほどに小さく切ってハリに全部刺すのが、よく釣れる秘訣じゃ。ホント
カワハギつりは海の忍者、餌取名人との異名を持つが、当たりがさっぱりわからん。
底に落ちた瞬間が勝負。糸がたるむとゆっくりリールをまいて全神経をサオ先に集中せよ。
ピリピリ、モゾモゾ、コツコツ、トントン、カツカツ、コンコン、グイー、といろいろ当たりがあるのじゃ。日本釣道はサムライ精神じゃな、佐々木小次郎の居合抜きの心得で、忍者の影を察した瞬間に合わせるのじゃ。0・01秒の早合わせじゃ。

一瞬、サオの手元にもズシン、ゴ ン、グイーと引っかかった重量感がつたわってくる。地球をつったような感覚なら間違いなく大物、30センチ前後はある。手もとまで来て横走りする、はげしく突っ込むーこn抵抗感が、答えられない。カワハギ釣りの最大の魅力なのじゃね。
本日は3時間でおわり。28センチほどが3匹、ほかカワハギ5匹とのびなかったが、富士山をくっきり望み、ぽかぽか陽気の最高のカヤックフィッシングとなったね。、オゾンの深呼吸を百回ほどしたので半年は寿命が延びたね。命の洗濯じゃ。100歳長寿カヌー健康法まちがいない。
料理の仕方。
① カワハギは食べても最高においしい。料理の仕方は皮がザラザラして固いので、出刃包丁でまず尻尾、ヒレを順番におとし、頭をうえから出刃包丁で、キモを傷つけないようにとる。
② 刺身は身についた皮をとり細切りするか、そぎきりにする。これに、肝をつぶして、刺身とまぜて、しょうゆとワサビを混ぜ合わせて、キモあえを作る。これを暖かい白米のご飯の上にのせ、ノリでまいて食べると絶品、失神ものだわ。
③ カワハギの肝はキャビア以上にうまいが、白身の刺身はこりこりして、酒の肴にもってこいので、ぜひこの「肝あえ」の「美味」「珍味」をあじわってもらいたいものじゃ。
④ 来年1月まではまだまだいけるよ。いそげ、カヤックで、モーターはダメだ。自分の手でこいで、自給自足、地産地消にてつするのじゃ。
関連記事
-
-
『鎌倉釣りバカ人生30年/回想動画録』⑪<鎌倉釣りバカ、阿呆日記>『鎌倉カヤックフィッシングー厳冬の鎌倉荒海で大カワハギ(約30㎝)を爆釣する』★『コツコツ、トントン!モゾモゾ!?、瞬間殺法で、竿をグンと合わせると、「ズシン、ドカン!」と地球を釣った感じ。デケーゾ!』
2012/01/07 <鎌倉釣り …
-
-
◎「司法殺人(権力悪)との戦いに生涯をかけた正木ひろし弁護士の超闘伝④」全告白『八海事件の真相』(上)
◎「世界が尊敬した日本人―「司法殺人(権力悪)との戦い に生涯をか …
-
-
オンライン/藤田嗣治講座②』★「最初の結婚は美術教師・鴇田登美子、2度目は「モンパルナスの大姉御」のフェルナンド・バレー、3度目は「ユキ」と名づけた美しく繊細な21歳のリュシー・バドゥ』★『夜は『エ・コールド・パリ』の仲間たちと乱ちきパーティーで「フーフー(お調子者)」といわれたほど奇行乱行をしながら、昼間は、毎日14時間以上もキャンバスと格闘していた
2008年3月15日 「藤田嗣治とパリの女たち」 …
-
-
見切り発車の「出入国管理法改正案」(12/8)ー政府は移民政策ではないと否定し、単純労働を含めた外国人労働者を5年間で34万人受け入れる方針』★『「ドイツは労働力を呼び寄せたが、来たのは人間だった」という教訓から学べ』
見切り発車の「出入国管理法改正案」 明治以来の人口政策の失敗の歴史を再び起こすの …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(65)記事再録/ 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(55)『三国干渉』後に川上操六はスパイ大作戦をどう組み立てたか『日英同盟締結に向けての情報収集にエース福島安正大佐 をアジア、中近東、アフリカに1年半に及ぶ秘密偵察旅行に派遣した』
2016/02/25   …
-
-
百歳学入門(56)小説家・小島政二郎(100歳)の人生訓ー 『いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな運と借金』
百歳学入門(56) 小説家・小島政二郎(100歳)の人生訓 …
-
-
『オンライン60/70歳講座/良寛和尚のすぐ百歳になれる方法とは?』★『ある時、80歳の金持ち老人が「わしは百歳まで何とか生きたい。何かよい方法はないかな」と相談にきた。』★『良寛はニコニコ笑いながら「何かと思えば、たやすい御用じゃ。それくらいのことなら簡単じゃ。○○○○○と答えた』★『 「災難にあう時節には、災難にてあうがよく候。 死ぬる時節には、死ぬがよく候。 是はこれ、災難をのがるる妙法にて候」
『百歳学入門」 「災難にあう時節には、災難にてあうがよく候。 死ぬる時節には、死 …
-
-
『オンライン講座』「延々と続く日中衝突のルーツ➈の研究』★『中国が侵略と言い張る『琉球処分にみる<対立>や台湾出兵について『日本の外交は中国の二枚舌外交とは全く違い、尊敬に値する寛容な国家である』(「ニューヨーク・タイムズ」(1874年(明治7)12月6日付)』
2013年7月20日/日本リーダーパワー史 …
-
-
世界を変えた大谷翔平「三刀流(投打走)物語➅」★『2018年渡米してオープン戦で大スランプに陥った大谷にイチローがアドバイスした言葉とは』★『自分の才能、自分の持っているポテンシャルにもっと自信をもて!』『イチローは現代の「宮本武蔵」なり「鍛錬を怠るな<鍛とは千日、錬とは一万日(30年)の稽古なり>
2021年11月27日、前坂 俊之(ジャーナリスト) …
-
-
日本一の「徳川時代の日本史」授業ー福沢諭吉が語る「中津藩で体験した封建日本の差別構造の実態」(旧藩情)を読み解く①
日本一の「徳川時代の日本史」授業① 「門閥制度は親の …
- PREV
- 『リーダーシップの日本近現代史』(311)★『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』㉞ 『自立』したのは『中国』か、小国「日本」か」<1889(明治22)4月6日の『申報』☆『日本は東洋の一小国で.その大きさは中国の省の1っほど。明治維新以後、過去の政府の腐敗を正し.西洋と通商し.西洋の制度で衣服から制度に至るまですべてを西洋化した。この日本のやり方を,笑う者はいても気にかける者はいなかった』
- NEXT
- 『リーダーシップの日本近現代史』(312)★『コロナパニック/国難リテラシーの養い方③』★『約百年前の関東大震災で示した<大日立>の創業者・小平浪平のリーダーシップ』★『他人の不幸による漁夫の利をしめるな』★『発明は技術者の命である』
