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★「ストップ・ザ温暖化で地球を救え、人類を救え!」ー国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPPC)は「温室効果ガス増加による人類の未来は今後数年の対応によって決まる」と声明』★『海が想定の1.6倍も熱を吸収していたことが判明、地球温暖化への取り組みの見直し』

      2018/11/06

 

国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPPC)は「温室効果ガスの排出ペースが現状のままならば、人類の明日はない今後数年がサバイバル人類史において最も重要になる」との議長声明を出した。

                  前坂 俊之(ジャーナリスト)

今年の夏は異常だった。6月から連日30度を超える猛暑が2ヵ月以上も続いた。9月末に関西に上陸し日本列島をくし刺しにしたスーパー台風24号(9/30―10/1)は全国的に大きな被害を出した。人的被害は死者4、重軽症者205、住宅の全半壊229と多くないように見えるが、関西国際空港を始め、インフラ、交通機関、観光客の減少など経済、社会、生活全般への被害は甚大で1兆円を超えると思われる。

神奈川県逗子のわが陋屋も少なからず被害を被った。道路側のブロック塀(高さ1,8m長さ20m)の壁1面を覆っていたツタが塩害により葉っぱの全面が茶色に変色し一か月も早く枯死した。枇杷(びわ)やミカンの緑の葉も同じく枯れてしまった。近所では屋根瓦や壁が吹き飛ばされたり、庭の樹木や菜園の野菜などの塩害被害が続出した。30年来初めてのことだ。

我が家は海からは約1キロ以上離れてた山の住宅地で、塩害の被害はこれまであまりなかったが、今回は逗子、鎌倉市内など海から遠く離れた地域でも大きな被害を出している。

台風24号による全国的な塩害による農作物、漁業、林業への被害をネットで検索してみたが、関東周辺6県で約73億と試算されている。全国的には九州、四国、東北、北海道など中心に果樹も含めて500億以上にのぼるとみられる。

こうした植物への被害がよくわからないのと同じく、小動物、鳥類、魚類、昆虫その他の生物の生息、消滅状況は観調査で統計データーはないが、被害は決して少なくないと思われる。

そういえば、今年は庭に生息するゼミのふ化数も、鳴くセミの数も例年より少なかった。ウグイスも減ったのかその美声も聞こえず、ガビチョウ(特定外来生物)のけたたましい鳴き声に悩まされた。

30年以上も続けている鎌倉、逗子沖の海釣りもこれまでの四季折々の魚は姿を消して、つれない日々が続いた。

地球温暖化、気象異変によって身近な海山、自然、動物も植物も昆虫も激変したことを痛感したこの夏であった。

 

スーパ台風も25,26号が続々、誕生しているが、メキシコ湾でも10月10日に過去100年で最悪というハリケーン「マイケル」がフロリダ州に上陸、地獄のような最大瞬間風速70mを記録、37万人が避難して甚大な被害をだした。

また、10月にハワイ諸島から約800キロ東にある希少動物の棲み家のイーストアイランドが大型ハリケーンの襲来で、たった1日で島は消えた。この島は絶滅危惧種のアオウミガメが96%が生息、また希少種のハワイアンモンクアザラシの繁殖地だが、いずれも島もろとも消滅したとみられる。このように海水面の上昇でゼロメートル地帯の沈没、消滅ははますます加速する。

 

一方、温暖化によって陸地では地面温度の上昇、乾燥化、砂漠化は同時進行する。

熱中症の危険度を示す数値に「湿球温度」があるが、この湿球温度は、気温と湿度とそれに応じた冷却能力を組み合わせた指数で、人間が生存可能な湿球温度の限界値は35度という。

米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームはこのほど「南アジアは2100年には「生存不可能レベル」の猛暑になり 15億人に影響を及ぼす」との研究論文を公表した。

それによると、気候変動を食い止めるための措置を講じない場合には、インド、パキスタン、バングラディッシュの人口15億人が密集するインダス、ガンジス川のデルタの肥沃な農業地帯では湿球温度35度を突破し熱中症でなくなる人が続出して生存不可能地域になるという。逆にここでクーラーなどを導入し生活者の湿球温度を下げることができればこの危機は避けられるという。

また、同論文はこれ以上にひどい状況になるのは「中国・華北平原で、気候変動と集中灌漑によって2070年以降、熱波で居住できなくなる」と警告を発した。華北平原は北は北京、東は青島で、山東半島の山々と接する地味豊かで温暖な中国で最も広大大な平野。面積は日本のの5分の4ほどの31万平方㎞、人口は約4億人で人口密度が高く、灌漑農業が盛んな地域である。

この集中灌漑は、温度と湿度を上昇させ、温暖化対策を十分取らなければ湿球温度35度を突破、厳しい熱中症をもたらすという。

以上の深刻な温暖化状況を踏まえて国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPPC)」は10月8日、温室効果ガスの排出ペースが現状のままなら早ければ2030年、遅くとも2050年までに地球の平均気温は産業革命前と比べて1.5度以上も上昇する可能性が高いとの報告書をまとめた。

2015年に採択された「パリ協定」では、気温上昇を2度までに抑えれば気候変動の影響から世界を守れるとの楽観的な予測を出していた、ところが、今回は、温暖化の影響が予測より早く顕在化し、予想以上に大きな被害をもたらしていると、一段厳しい認識を示し、IPCC議長は「恐らく、今後数年が人類史において最も重要になる」と強く警告した。

今や地球環境異変が人類の死滅に通じること一層が明白となった。

「ストップ・ザ温暖化で地球を救え、人類を救え!」である。

海が想定の1.6倍も熱を吸収していたことが判明、地球温暖化への取り組みの見直しが叫ばれる

https://gigazine.net/news/20181106-ocean-heat-uptake/

 

イタリア 悪天候で被害拡大 豪雨や強風で29人死亡http://news.livedoor.com/article/detail/15547855/

 

ベネチア観光名所も冠水、イタリア全土で死者や孤立の被害続出

https://www.cnn.co.jp/world/35127957.html

 

国連 過去20年の大規模自然災害による死者は100万人以上https://jp.sputniknews.com/world/201810125452342/

 

 

                  

 - 健康長寿, 現代史研究

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