前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(50)『日本のメルトダウン』ー原発メディアリテラシー・何よりダメな日本の新聞の社説

   

速報(50)『日本のメルトダウン』
原発メディアリテラシー・何よりダメな日本の新聞の社説
 
前坂 俊之(ジャーナリスト)
 
<朝日新聞、社説2011年5月18日(水)付>
 
 
 
コメント『こういう社説を書いて、虚しい気持ちにならないとしたら如何いう頭脳構造をしているのか、呆れます。ペンの力でメルトダウンを抑止出来たかも知れないのに。(笑)
 
NRC
のヤッコ委員長の福一に関する常套句、staticだけどnot stable だという指摘の様な状勢が取り敢えず確保されているから、斯様な教養講座的な作文を書くことが出来る
という事を筆者はどれだけ意識しているのでしょうか。
 
社説というのは、NYTW.J BROAD記者の様な、原子炉内核反応の進行形の現場に肉薄し、危機を少しでも回避するペンの威力を見せつける場ではないでしょうか?
 
社会の各セクターの緊急事態に、適切なタイミングでスピーデイに介入し実力行使が出来るには、日頃から独自チャネルをどれだけ確保しているか、直感的に核心に迫れる日常の知見、知識の涵養がどれだけ出来ているか等などとにかく猛勉強が不可欠です。
 
彼は社会各所との議論の場にいるのでは無く、いつも仲間のサロンにいるジャーナリスト村の典型の一人では?今日の文章良く書けていたね、と仲間内で褒めあって終わり、というような。ここでも村社会、タコツボ現象です。』―
 
『誠に痛い言葉ですが、図星ですね。社説など、読者にとっても、旧聞社内でも誰も読まない代物なのです。
日本の政治、官僚制度、組織、全体のシステムが一向に自己改革、革新できず、10年―50年と1日のごとく旧来のやり方を続けて<死ステム>と化しいるように、新聞も全く同じです。
『自ら勝ちとったものではない、与えられた言論の自由』の安全席にいて(今回も原発の何十キロか外側の放射線量の安全な場所で原稿を書いている)
毒にも薬にもならない文章を書いているのです

 
 
 
原発大国フランスのメディアは政治家のセクハラはニュースではな
同じく、原発反対もニュースバリューは小さい、小さい>
 
メディアリテラシーメディアはいつも権力者のペット、知っていても「カバー」
(隠す)するのが「報道(ニュース)」の本質です。
 
[FT]IMF専務理事、暴かれた公然の秘密『日経』
<英ファイナンシャルタイムズ 2011年5月17日付>
 
「いやはや、フランス、表限の自由を謳歌している様に見えるところでも、斯様な恥部が放置され、無言の圧力の中、長い間押し黙っているとは吃驚ですね。本人はシャーシャーと犯行を重ねている訳です。
 
有無を言わさずという所は、イタリアのベルルスコーニより数段悪質です。幾ら政治的に有用でも、もっと早く監獄にぶち込むべきでした」サルコジが手を叩いて喜んでいるそうです?
 

 - 現代史研究 , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
片野勧の衝撃レポート(65)戦後70年-原発と国家<1955~56> 封印された核の真実「平和利用で世論を変えよ」(下)

片野勧の衝撃レポート(65) 戦後70年-原発と国家<1955~56> 封印され …

no image
世界が尊敬した日本人● 『東西思想の「架け橋」となった 鈴木大拙(95)』〔禅の本質の究明し、知の世界を飛び回る〕

 世界が尊敬した日本人     東西思想の「架け橋」となった …

日中北朝鮮150年戦争史(6) 日清戦争の発端ー陸奥宗光『蹇々録』の証言②『頑迷愚昧の一大保守国』(清国)対『軽佻躁進(軽佻浮薄)の1小島夷(1小国の野蛮人)』(日本)と互いに嘲笑し、相互の感情は氷炭相容れず(パーセプションギャップ拡大)が戦争へとエスカレートした。

日中北朝鮮150年戦争史(6)  日清戦争の発端ー陸奥宗光の『蹇々録』で読む。 …

no image
『オンライン日本の戦争講座①/<日本はなぜ無謀な戦争を選んだのか、500年間の世界戦争史の中から考える>➀『大英帝国の植民地主義への道』★『ロシアの大膨張主義が日露戦争の原因』

2015年7月24日世田谷市民大学・戦後70年の夏・今を考える講義『太平洋戦争と …

no image
日本リーダーパワー史(808)『明治裏面史』 ★『「日清、日露戦争に勝利』した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、 インテリジェンス㉓『「日清・日露戦争の勝利の方程式を解いた 川上操六(陸軍参謀総長、日本インテリジェンスの父)』★『 『川上が田村怡与造を抜擢、田村と森鴎外にクラウゼヴィッツ兵書の研究を命じたことが日露戦争勝利の秘訣』

 日本リーダーパワー史(808)『明治裏面史』 ★『「日清、日露戦争に勝利』した …

no image
日本敗戦史(43)「終戦」という名の『無条件降伏(全面敗戦)』の内幕<ガラパゴス日本『死に至る病』②

  日本敗戦史(43) 「終戦」という名の『無条件降伏(全面敗戦)』の …

no image
記事再録/歴代最高の経済人とは誰か②ー『欲望資本主義を超克し、21世紀の公益経済学を先取りしたメッセの巨人』~大原孫三郎の生涯①ー『単に金もうけだけの経済人はゴマンとおり、少しも偉くない。本当に偉いのは儲けた金をいかに遣ったかである。儲けた金のすべてを社会に還元するといって数百億円以上を社会貢献に使いきったクラレ創業者・大原孫三郎こそ日本一の企業家

歴代最高の経済人は誰か②ー『大原孫三郎の生涯①   2019 …

no image
日本リーダーパワー史(76)辛亥革命百年(14)中国革命の生みの親・孫文を純粋に助けたのは宮崎滔天

             日本リーダーパワー史(76)   辛亥革命百年(14) …

no image
速報(263)『米国を真似て財政破綻したがる日本』(田中 宇)●『製造業:安い中国の終焉』(英エコノミスト誌』

速報(263)『日本のメルトダウン』   ◎『米国を真似て財政破綻した …

『オンライン講座/ウクライナ戦争と日露戦争を比較する①』★『本史最大の国難・日露戦争で自ら地位を2階級(大臣→ 参謀次長)降下して、 陸軍を全指揮した最強トップ リーダー・児玉源太郎がいなければ、日露戦争の勝利はなかったのだ。 ーいまの政治家にその叡智・胆識・決断力・国難突破力の持ち主がいるのか?』

    2021/08/31『オンライン講座/日本 …