<裁判員研修ノート④>『明日はわが身か、冤罪事件』ー取調べの可視化(取調べの全過程録画)はなぜ必要か
2015/01/02
前坂 俊之(毎日新聞記者)
冤罪を再生産する『取調室のブラックボックス化』を可視化すること以外に冤罪を根絶することはできません。その意味であえて、古い原稿を、そのまま載せることにしました。
「今日か」「明日か」―死刑執行の悪夢に毎日のようにおびえていた免田さんは三四年ぶりにやっと、″死の恐怖から解放された。
同じような死刑確定囚の再審事件である財田川事件、松山事件、島田事件などがあとに続いている。
一連の公安事件でも無罪判決が相次いだ。まさしく、〝冤罪、再審の年〃なのである。
事態であろう。人権を保護し、正義を具現すべき法の下でこうした恐るべき誤りが起きることは、民主主義の根幹に
かかわるゆゆしい問題といえる。
一転無罪になったケースが計六件あることをみればわかる。
しかも、別件逮捕の身柄拘束時間が切れた後の二四時間も不法に拘禁されていた。
免田さんは意識がもうろうとして、自白へと追い込まれた、という。冤罪の典型的なパターンである。
ズサンで未熟だったことも確かである。
と事あるごとに弁明している。
したのだろうか。
大筋は今でも変わらず行なわれているのである。自白偏重の体質はさほど変わっていない。
に隠し持っていた録音テープに取調べの生々しい模様がおさめられ、これが無罪の証拠の一つになったことなどである。
東京・狛江市内から世田谷区上馬までの道路を集団暴走し、通行中の草を妨害した、というもの。この中でA少年は
スペクターのリーダー格であり、他の少年の自白で逮捕された。A少年は当初、この集団暴走には加わっていないと否認し続けていたが、逮捕され、五十六年十月、東京家裁八王子支部で非行を認められ(有罪)、中等少年院に送られた。
①暴走したという当日はA少年は自宅に居り、母親もそれを確認していた
②暴走したというオートバイは両親が処分するために、犯行当日もオートバイ販売店に保管されていた
③暴走に加わった三人の少年はAがいなかったことを供述した
④警察の暴行、脅迫、自白強要などでウソの自白をしたことなどがわかり、改めて「無罪に相当する
保護処分の取消し「非行事実なし」の決定が下った。
なかなかわかりにくい。「拷問された」「やっていない」などいつも水掛論になってしまう。
少年はAで取調官は交通機動隊の捜査員である。A少年が事件に関係ないと主張した時のやりとりである。
少年「でも僕は知りません」
ないんだよ。理詰で言ってるんだよ、あてずっぽうで、おまえが居たとかなんとか」
あんまり(大声で怒鳴る)」
ウソを言っていると決めっけて対応している様子がよくわかるであろぅ。こうしたやりとりが延々と続き、警察を恐れ、脅しや誘導に乗って、自白へと追い込まれる。
時間も正座させられた。そこで、おでこを突いてあおむけに倒されたり、竹刀で身体を殴られた。
クをやっている奴も多いんだ」と大声でどなって脅し、否認を続けると、「道場へいこうか。道場へ」といって連れていって暴行し
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